先日、報道で、角川文庫の一冊(谷津矢車「からくり同心 景」本年9月発売)が
絶版・発売停止・回収になったと聞いた。
さて、そうなると欲しくなるのが人のサガである。
この際内容は問わない。
12月25日は早朝から駆け回ることとなった。
①地下鉄主要駅に直結するA書店: 8:30開店と同時に飛び込む。
角川文庫コーナーに直行、ありました。1冊ゲット。
②次いで隣のターミナル駅に。既に開いている中規模書店が3軒。
B書店: 谷津さんの本自体置いてない。
C書店: 同様。
D書店: 「十兵衛」のみ在庫。
この辺はそもそも対象物がなかったと思われる。
もともと初版1万部なのだから、全店にいきわたるわけもないか。
③さて10時が近づく。大書店オープンの時間だ。
本日本命のジュンク堂へ。やられた、明らかに2冊分抜かれた跡が。
私が行列の先頭だったのだから、他人に買われた可能性はゼロ。
やはり店側が出版社からのFAXで返品したとみるべきだろう。
④一応近所のブックオフも確認したが、谷津本自体見当たらず。
⑤10:30になったが、別の全国チェーンE書店へ。
あっさり1冊ゲット。
レジのおねえさんは全く関心を示さない。ま、それが普通だろう。
いちいちネットのニュースなど見ちゃいないから。
⑥最後はビルの上階にある別の全国チェーンF書店。
なんと2冊もある。勇んでレジに持ち込むと
「同じの2冊ですけどいいんですか?」
「いいんです」
確かにこんな買い方あまりしないよな。これで4冊、目的は達した。
問題の発端は、担当者による大幅な改竄(かいざん)に著者がブチギレ
したのだろうが、私的には普通のことだったので、ちょっと驚かされた。
編集者ってバンバン原稿に赤入れるでしょ。
ま、勝手にはしないけどね。
直すよう著者に指示するだけ。
力関係を詠み損なって、いつもの調子で事務的に片づけたら、
いつのまにか著者がエラクなっていて、担当者を追放しちゃったって図かな。
今回わかったこと。
ジュンク堂の在庫管理は完璧だ。
こりゃ次回は期待できない。
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