今日は
ウルトラマン80劇場第六話、
「星から来た少年」をやります。
自宅でテストの採点をする矢的。
「・・・駄目だなあ明男のやつ・・どうしてこんなことが解らないのかなぁ・・
俺の教え方が悪いのかなぁ~?ん!!」
偶然ウルトラマンの感が働き、部屋の窓を開けると
空に謎の飛行物体が横切る・・
ベランダで趣味の天体観測をする明男。
何かを感じたか、空に向かって口笛を吹くと、廻りの植木がざわめき、
先ほどの謎の飛行物体が飛来する・・
明男「あっっ、UFOだ!!」
明男の母がやってくる。
「明男。も~いい加減にしなさい。だからあなた勉強できないのよ。
あなたのお父さんはねぇ、日本でも有数な裁判官なのよ。
兄さんだってロンドンに留学してるし、姉さんだって
天才的バイオリニストって言われてる子なのに・・
どうしてあなただけがそんななの?母さん頭が痛いわよ・・・
さ、早く勉強しなさい。」
無理やり部屋へ引っ張られる明男。
-UGM基地内-
矢的 「見失ったんですか?」
オオヤマ「いや、見失ったんじゃない。UFOの空間移動が我々の
レーダーのキャッチ能力を上回っているんだ・・」
矢的 「そんなに凄いスピードなんですか・・」
城野 「キャップ、三日前スカンジナビア半島に大被害を与えて消えた
UFOの発進したものと同じ電波です・・」
ハラダ「いよいよ現れたか。インベーダーめ!!」
-桜が丘中学-
テスト答案を提出し続々下校する生徒達。
他の生徒に冷やかされながらも一人できず残る明男。
矢的「どうだ・・あせらんでいい。ゆっくり考えろ。」
明男「先生。僕は・・僕はどこの星から来たの?」
矢的「えっ?何だって?」
明男「僕の生まれた星は何処ですか?」
矢的「何を言ってるんだ。地球に決まってるだろ・・」
明男「いいえ違います。僕は地球以外の星から来たんです。
本当のことを教えてください!!僕だって辛いよ・・」
矢的「明男・・」
真剣に悩む明男に困惑する矢的・・・
明男「今朝だってみんなに話しても誰も信じてくれなかったけど、
僕夕べUFOを見たんだ。あれは僕の星から僕を迎えに来たに
違いないんだ!!」
矢的「先生だってみたぞ夕べ。しかしあれはな~何も君を迎えにきたと
言うわけじゃなくて・・」
明男「先生のうそつき!!僕に調子を合わせてUFO見たなんて
言ってくれなくていいんだ!!」
教室を飛び出す明男。追いかける矢的。
矢的「・・ほらカバン。。それからこのテスト、家でやってこい。」
明男「先生、僕は地球じゃあ出来ない能力があるんです。」
矢的「地球人には出来ない能力?」
夕べと同じように口笛を吹く明男。
明男「・・・風よ吹け~!!」
突然風が吹き、あたりの木々がざわめく・・・
明男「・・先生、これでも僕を宇宙人じゃないって言うんですか~?」
-UGM基地内-
続々と送られてくる、謎の飛行物体の各国の被害状況。
どうやら地上、地底、あらゆる場所を瞬時に空間移動できるらしい。。
城野「キャップ、メルボルンからUFOは去ったそうです・・」
そして基地レーダーに・・
矢的「・・西アフリカ上空だ・・あっ。。消えた・・・!?」
UFOのあまりの速さに対策とれないUGM隊員達。。
-塾前の公園-
塾をサボって公園で夜空を眺めている明男。
塾を終えたハカセとファッションが心配して明男のところへ・・
ハカセ「おい、明男くん。高い月謝を出しているお母さんが悲しがるぞ・・」
ファッション(以下ファ)
「英語や数学より、お星様やお月さまの方が好きなんだもんね。
明男くんは・・」
ムッとする明男。
「うるさいな。ほっといてよ!!」
-桜が丘中学・理科の授業-
矢的 「・・次に、今まで述べてきたのとちょっと違う、
生き物の特殊な習性について考えてみよう!」
水槽を用意する矢的。
落語 「あっ。ナマズだ!!」
ファ 「解った。ナマズは地震だ。」
矢的 「そうだ。じゃあこれは?」フリップを出す矢的。
スーパー「ネズミは船の転覆だ!!」
矢的 「そう、その通りだ。このナマズには地震を感じ取る特殊能力が
あるらしい。それからネズミたちは船の転覆とか、洪水とかを
感じ取る特殊な感覚があるようだ・・そういう能力を・・」
ハカセ「予知能力!!」
矢的 「そう、予知能力という。。現代の自然科学では解明されつくして
いないが生き物にはそういったある種の皮膚感覚で予知するという
能力があるんだ・・・ところでこのクラスの中にも口笛を吹いて
風を呼びおこす事が出来る生徒がいるらしいが・・・」
生徒達があたりをキョロキョロしざわめく・・・
「え~っ誰?口笛で風を~??」
ハカセ「明男だ~」
矢的 「・・そうだ。そのタネあかしをすると風が吹いてきそうな時、
空気の温度差を肌で感じ取り口笛を吹くというわけだ・・」
ハカセ「なんだぁ~そうか安心したよ・・・」
矢的 「明男、これが先生の答えだ・・わかってくれたな。」
矢的なりに考えた彼を立てた答えだったが、明男には通じなかった・・・
以下次回へ続く・・・