~チャリに芝居さ人生ゆるよろと~

2014年夏の北海道一周チャリ旅を機に始めたブログ。目標の自転車細切れ日本一周や訳詞、芝居などを記事にします。

今年も折り返し、近況あれこれ(039)

2015-07-01 21:52:35 | 自転車、芝居、平和
いやあ、お久しぶりです。前回の記事から3週間。
約束破って週一更新はあえなく頓挫。
それでもやっぱり続けましょう。

前回更新から芝居を4本観ました。


平田オリザの青年団は、再演の「冒険王」と「新冒険王」。
前者は16歳の時の世界一周自転車旅で訪れたイスタンブールの安宿での日本人旅行者部屋の日常を、後者は同じイスタンブールの2002年、日本人と韓国人の同居部屋の日常を、流れる他愛のない会話を組立て、時代を生きる人々の生き方や問題意識、社会状況を織り込んだ秀作。後者は更に逐一進展する日韓ワールドカップ、韓国/イタリア戦の戦況と同じ時間軸で、日韓の似て非なる人間模様を描いた興味深い物語でした。日本語、韓国語、英語が飛び交う、観てる側の頭の回転を試されるような楽しい芝居でした。
平田オリザは、「静かな演劇」というジャンルの先駆者と言われてるけど、何が「静か」なのかよく分らなかった。確かに決して劇的に叫ぶようなことはなかったけど、台詞はよく聞こえ、メリハリもあって、静かで飽きちゃうなんてことはありませんでした。

次に観たのはニール・サイモンの「おかしな二人」の女性版。出演の芝居仲間に誘われた。
翻訳劇の日本語にはある種独特の「洋もの」感があるけど、スペイン人に扮した男性二人の演技は、それを超越した楽しさに溢れていて小気味よかった。キャラを立てることの重要性を教えられました。

最後は僕が昨年芝居デビューした、「45歳からのアクターズスタジオ」の7期生の卒業公演。
今回は人数が少なかったけど、後半のどんでん返しに溢れた台本は相変わらず冴え、役者が躍動していて見応えがあった。松本陽一作・演出の「異議あり!?」でした。

他のイベントとしては、戦争法案反対国会前集会、ブラック企業・バイトについての首都圏青年ユニオン、神部委員長の講演、中学教科書学習会、シニア劇団「かんじゅく座」主宰の鯨エマさんの戦争を考えるミニ集会などに出向きました。



6月24日の戦争法案反対集会には3万人が国会を包囲し、明らかに憲法違反の法案廃棄をアピールした。
政権は今なぜ戦争法の成立を急ぐのか。国民や国会を軽視して、訪米して先に戦争法成立を約束してしまう米国従属の政権の姿勢を断じて認めるわけには行きません。



ポスターの向こうに見える国会で法案成立を企んでいる与党の面々は、決して戦争に行くことはなく、行かされるのはまずは自衛隊員。足りなくなれば、ブラック企業やブラックバイトで働く若者がリクルートのターゲットになるのでしょう。多くの若者の働く環境は一時代前から見ると凄まじく劣悪化しており、そこからの脱却のために軍隊に向かう若者を敢えて養成しているかのようです。

上記神部委員長の話す事例はいずれもこの世のこととは思えないような厳しいものでした。特に、外食産業やコンビニの事例が多く、安く便利なことを単純に喜んではいけないことを示しています。百円ショップなどの低価格の仕組みも同様の労働力の搾取が支えているのでしょう。ついつい走りがちの、「安ければよい」の風潮を考え直さないといけません。

明日は、8月に出演が決まった芝居の初顔合わせがある。
本読み開始で公演まで没入することになりそう。
詳細は次回に改めましょう。

では、ごきげんよう。









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