完成させて、その1でちょっと褒めすぎたかなと思う。もっとも、リバーサーのバッケットはしっかり部品化してあるし、特徴的なボギーの主脚は細かく再現してあるしで、他のスぺホキットとは一線を画す出来ではあった。
とは言えタミガワ製のキットのようには行かない訳で、Fトイ風の表現が所々に有って「うーむ」になるし、当然段差、隙間はそこここに有る。特に感じたのは前翼の基部で大変丈夫そうに見えてしまう所。ジェット機らしく見えるように少し削ってやった。とは言え、やっぱり、悪くないキットだな、ちゃんと作れる。
デカールはカルトグラフの特上品。良いデカールが入っているキットは良いね。
大きな飛行機だ。DC-8と同系統のエンジンを積んでいて、スラストリバーサーまで付いている。形も大変ユニークで模型映えする。斜め上からみるとドラケンのダブルデルタが透けて見えて、サーブの趣味と言うか個性が伺えて面白かった。
並べると、大きさの違いが良く判る。ドラケン量産型引き渡し1961年、ビゲン量産型引き渡し1971年。世代の差は歴然だ。世代の差を感じなかったのはキットの出来。古いハセガワのドラケンの方がジェット機らしく見える。さすが、だね。細部の再現だけが能じゃないのだな。
尚、F-4ファントムの部隊配備が1963年。F-14が1973年。関係ないか。どちらも今や歴史上の機体になってしまった。年取ったなー。