見かけなくなって何年経ったかなーと思う位、古いキット。ではあるが、きっとデカールを今のグレードにすれば、値段2、3倍にしても売れそうな気がする。ちなみに、箱にある定価は¥800だった。
Å-4は1/72でも1/48でも、インテイクの赤塗りとか、つい壊してしまうスラットトラックとか丸見えのアレスティングフックの塗り分け等、作るのが面倒な飛行機だと思う。
インテイクの塗りは内側は先に塗って、マスキングしておく位しか手は無さそう。スラットトラックは、何やかやで6機目なので、気を付けていたのに4本折ってしまい、真鍮帯板と切り取ったトラックで作り直した。真ん中のトラックで支え,位置決めして両脇は飾りのつもりでやるのがお勧め。もっとも、こいつら、無事生き延びても、ちょっと長いので調整は必要。胴体と一体モールドのアレスティングフックは見た目は素晴らしいのだが、やはり壊しやすいので切り取ってやったが、この時折れてしまった。仕方がないのでプラ棒で再生。
昔のキットなのでゲートは太目。そのくせ、細かな部品が多く切り出し、ゲート処理は気を使う。20mmの銃身を折ってしまったのでパイプと真鍮線で作り直し。こう書くと、極悪キットみたいだが、作っていて嫌にはならなかった。そうそう、開閉両方のキャノピーが付いているのは偉い。
さすがに、デカールはペケ。中身も多分当時話題になったトップガン1作目に乗ったのか、アグレッサーばかりで使う気にならなかった。(一応VC1は付いている。)
で、デカールはフジミのこれが出たときに買っておいたマイクロが有ったので、お祈りをしながら魔法の液(リキッドフィルム)で補強して使った。毎度のセリフ、「貼れて良かった」。ちなみに、昨今、この手の古い機体のデカールはほとんど売っていない。
馬子にも衣裳、きれいなデカール七難隠す。繰り返しになるがこのキット、デカールを何とかすれば売れそうに思うのだが。どうせ、値段は跳ね上がるから、アレスティングフックを別部品、スラットトラックはスラット側に付けられるようにしてくれれば「花丸」。えっ、A-4が好きなだけでしょう?そうかもしれない。