唐突ではあるが、エデュアルドのウイークエンドシリーズからフォッカーDr1。あまり、製作途中の事は書かないのは単に面倒だからなのだが、これは面白いので。
以前から手を出しては張り線と塗装でめげている複葉機だが,タイガーモスとウェッデルレーサーでちょっと張り線に希望が見えたのであれこれ再開してはみた。とは言え贔屓の英国機はどれもこれも嫌と言うほど張り線だらけなのでやはりなかなか進められない。そもそも張り線以外でも複葉機はスピットと同じ作法では作れない訳で、ここはもう少し基本に戻らねばと思い張り線のほとんど無い機体を、と探したらまだ売っていました。
有名機であるが何故か持っている資料をじっくり読むのは初めてだったりして結構楽しい。実はフォッカー独特のかすれ塗装が出来そうになったのもこれを始めたきっかけで、友人がAFV向けのエナメル系汚し塗料を塗っては拭き取って器用に古びた感じに仕上げているのを見て、拭き取らなければいいんでないかいと閃いたのだ、今更か。
ウイークエンドシリーズは何機か持ってるが無理やりプロフィ版を買うより良いものが多い。これも大変良く出来た製品で名前に恥じず、届いた翌日にはここまで出来てしまった。翼が3枚も有るから胴体も含め別々に塗って組み立てる方が楽だし、それが出来る品質なのだ。かすれ塗装はタミヤエナメルをしゃぶしゃぶに薄めて何度も塗り、濃くなり過ぎた所はペトロールで拭うの繰り返し。文字にすると鬱陶しいがやってみると面白いように表情がつく。本物は無塗装仕上げに3インチ平刷毛手塗りとの事。成型色が良い具合にあいまいな色なので下塗り無しでらしくなる。良く乾燥させてからクリアを掛けて残りの塗装・デカール貼りをして組み上げる段取りとなる。尚、胴体国籍マークの所の白帯の塗りつぶしと車輪の間の小翼の塗り、翼と同じ、が組説では抜けている。
ご幼少の頃,レベル28、3羽カラス、スパッド、キャメル、Dr1に憧れたもので、これとモノグラムのSE5、Dr7、キャメル、アルバトロス(これはオーロラだったか?)とくれば、ただの年寄りの思い出話なのだなー。さて、作りかけのDr7も何とかするか。