たとえば模型道楽

タミヤ 1/35 Sdkfz232(8rad)  8輪装甲車

8輪装甲車は好きな車両で、昔タミヤから出た時すぐに作った記憶がある。しばらくして、同じ8輪でも砲塔のない無線車が有るのを知り、更に異形でいいなと思っていた。その後、確かピットロードからレジン改造キットが発売されたものの時は既にミリタリーモデル戦国時代、あんな古いキットを今さらという感が強く見送っていた。見送って良かったと思ったのはAFVクラブから8輪無線指揮型が発売された時で、即購入したが今回のお題はこれではない。

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あんな古いキットと言った割りに何故か棚にはタミヤ再販の8輪装甲車が有って、無線指揮型新製品が来た時、つい比べてしまったのが運のつき。なんだ、結構よく出来ていたんだなー、から始まり,こっちが先に出来てしまった。というか、作りやすさも品質だから、これは良いキットなのだろう。なにしろ、この複雑な足回りがあっと言う間に形になるしちゃんタイヤが接地するのだ、素晴らしい。

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前に付く装甲板は出来の良いAFVクラブから頂いたが、基本的にタミヤ(含む別売ジェリ缶等のアクセサリー類)の箱からそのまま。ショウモデリングのPEセットがちゃんと買ってあったが排気管カバー(これだけ薄い)と眺弾板位しか使えない厚さと硬さであった。このセットはお勧めしない。

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古さゆえの厚い、太い、丸くない等は適宜修正、自作で折り合いをつけたがかなりの割合でオリジナル部品が使えたのは意外であった。ドイツ装甲車の特徴である車幅指示棒は太い、丸くない部品の際たるものなので真鍮線・パイプで作り替えるがいつもの悩みは先のぼんぼり。グリーンランドさんは速硬化エポキシを適量付けて固まるまで回していると完璧な球になると書いているが、老い先短い上こらえ性のない私には向いていない技法だ。そこで、完璧でなくてもいいからと瞬間でやってみたが結構いける。プライマーと瞬間をプラ板など出しておいて真鍮線の先に交互にちょこちょこ付けてやると丸く固まる。気に入らなくてやり直しても瞬間的に出来るからお気楽でよろしい。車長はトライスターのアフリカ軍団セットの運転手をトレード。このメーカーのフィギュアーは塗り易いし顔つき、スタイルも良いと思う。

ラッカー系缶を吹いてからハンブロールを吹いて、完全に硬化する前にペトロールで溶かすという古臭い方法で塗った。硬化させすぎると、溶けずに塗膜がはがれるので頃合が難しいが、何事も慣れている方がやさしく感じるものだ。

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まとめて作ってしまった人達が出演。人が並ぶと何かしたくなるのが人情のようで、昔作ったICMのワーゲンまで出てきてしまった。とは言え、きちんと絵になるように配置するのは、やはり大変難しい。人塗り追記。サフェ、ラッカー系での下塗りはしておいた方が何かと楽が出来る。ハンブロールは2、3日置いておくと上塗りしても溶けない。油絵の具も同様、薄め油はペトロールが扱い易いようだ。水性塗料はブレンド的な使い方、要は適当に境目をぼかす事、が難しく感じる。薄めて重ねるとなると乾くの待つのがもどかしいしね。

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