「小瀬スポーツ公園」で紅葉を堪能したあとは、今夜の宿、笛吹川温泉「坐忘」へ。
狭くて、舗装されていない道に揺られながら、どうにかたどり着いた宿は、標高780メートル、山の中にありました。
玄関の自動扉が開くと、大きな玄関マットが目に飛び込んできます。
フロントで受付を済ませると、中居さんがお茶とお菓子を持ってきてくれました。
信玄餅と黒豆茶です。
案内された部屋に入ると、小さめの、かわいいこたつがありました。
掘りごたつです。
この部屋のほかに、ベッドルームがあり、ゆったり過ごせる感じです。
私たちは知らなかったのですが、夕食の時間が決められていたようで、少し慌ただしくお風呂に入ることになってしまいました。
乳ガンで右乳房を切除している私は、やはり大浴場には入れないので、部屋風呂に入りました。
でも、貸切露天風呂があり、10時50分からと時間は遅いのですが、予約できたので、あとでのお楽しみとすることに…。
夕食は、食事処でいただきました。
まずは、生ビールで乾杯! 地ビールも飲みました。
微妙に、味が違います。
お料理は、「翠楼とうふ懐石」をいただきました。
▲口取五種(八幡芋、干柿、人参葉、山ごぼう、柚子寿司)
▲春菊の含め煮 ▲甲斐サーモン蒸し
▲大岩魚 胡桃みるく ▲国産牛 味噌柚庵焼き
◀翠楼とうふ
▲寺菜(地菜)飯 鼈甲餡、糠漬け
◀デザート(蕪ムース、善哉)
「翠楼とうふ」の「翠楼」は、“翡翠色の土鍋を楼に見立てる”ということ。
この土鍋には、「だし」と合わせた豆乳スープと、「とうふ」が入っています。
「とうふ」は、厳選された国産大豆、清らかな水を使って作った、上質な「とうふ」だそうです。
初めは、豆乳スープをそのまま味わい、続いて、とうふを、塩を振って味わいます。
今までにない食べ方で、新鮮でした。
とってもおいしかったです。
量的には、やや物足りない感じで、ご飯のお代わりをしました。
夕食後は、やっぱり卓球です。
広めのスペースに1台置かれており、二人で1時間、遊びました。
けっこうビールを飲んだので、ちょっと酔いの回りが心配でしたが、まぁ、なんとか…。
腹ごなしにはなりました。
部屋に帰ると、主人はすぐにスヤスヤ。
私は、貸切露天風呂の予約時間に遅れないよう、目覚ましをセットして、仮眠しました。
そして…、遅れず、無事に露天風呂に入ることができました。
遠くに見える竹のライトアップがきれいです。
けっこう広い露天風呂で、誰の目も気にせず、ゆったりと入浴できました。
やっぱり、温泉は気持ちいい
体が温まり、部屋に戻ってベッドへ。
ふだん、ベッドは使わないので、寝付けるかどうか心配でしたが、熟睡できました。