動物園を出て、私たちは「昇仙峡」へ向かいました。
主人も私も行ったことはあるのですが、紅葉が見たくて、行くことにしました。
曲がりくねった「昇仙峡グリーンライン」を上っていき、車で「昇仙峡」へ行こうとしたところ、「昇仙峡」入口手前で、男性に車を止められました。
ここから先へは車で行けないし、他の駐車場もいっぱいということで、男性のお店の駐車場に止めさせてもらえることに。
その代わり、そのお店で昼食をとることになりました。
時間的に、どこかで食事をと思っていたので、ちょうどよかったです。
お店の名は、めん処「樹光庵」。
入り口に向かうと、向かって右手にある、ゴジラの置き物が目に入ります。
室内と外で食事ができ、どちらにも、大きな壺や鳥獣の置き物、水晶などが、雑多に並べられています。
私の大好きなトラの置き物もありました。本物に近い質感で、思わず手が…。
メニューは、「鉄鍋ほうとう」などの麺類や、「岩魚の塩焼き」「もつ煮」などのほか、デザートがあります。
「キンカン入り甲府鳥もつ煮」は、2010年「B-1グランプリ」で優勝したとのこと。
外のテーブルに案内されると、ちょっとテンションが上がりました。
テーブルのそばの手すりから下を見ると、渓流が…。癒されます。
私たちは、二人とも「岩魚の塩焼き定食」を注文しました。
魚が大好きなので、岩魚の塩焼きを丸ごと食べられてよかった
メチャメチャおいしかったです。
これで1,500円は安い。
外が寒かったので、おでんとソバがもう少し温かかったら、言うことなしだったのですが…。
腹ごしらえも済んだので、いよいよ昇仙峡へ。
時期的に、紅葉が見られるか心配していたのですが…
色の饗宴です。きれいでした
そして、昇仙峡の象徴です。
◀覚円峰
僧侶・覚円が、数畳の畳ほどの広さの頂上で修業したと伝えられています。
約180メートルの高さがあり、ほぼ直立。威厳があります。
巨大な花崗岩でできた、自然の成せる技。
二つの巨大な岩は、くっついているように見えて、先端がわずかに離れています。
通り抜けるときは、崩れ落ちないかドキドキ。
忘れてはならない、昇仙峡の名物、巨大な石たちです。
石や岩には、名前がついているものもあるようです。
(私にはわからないので、見たままの感想です)
▲右上の巨石は、カバの顔? いちばん手前の小さな石は、カメ?
▲手前の巨石は、ワニ?
▲小さめの石に混じって、突然、巨大な石があるのはなんとも不思議。
▲手前の横長の石は、オタマジャクシ? それともヘビ?
ほかにも、変わった形の石や、丸くて大きな石などいろいろあって、見ていて飽きません。
また、「樹光庵」を出てすぐの辺りでは、様々な、大きい天然石を陳列している所や、展示しているお店がありました。
天然の石たちのパワーが、体の中に宿りそうです。
今回は、残念ながら「仙娥滝」まで行かずに引き返してしまいました。
いつか機会があったら、ぜひ見たいです。
昇仙峡をあとにし、自宅へと車を走らせている途中の景色です。
「昇仙峡グリーンライン」を下る途中の「見晴らし台」からカシャッ。
町が山に囲まれているのが、よくわかります。
中央自動車道を走る車の中から、揺れに負けず撮りました。
季節が移り変わっていく“時”を感じます。
信玄公にパワーをもらい、自然の造形美をたっぷり堪能した旅となりました。