またまた、宇都宮動物園に行ってきました。
お目当ては、もちろん、ジャンプの名手、アムールトラの「チグ」ちゃん。
そして、もう1頭。新しく住人?になった、同じくアムールトラの「アズサ」ちゃん。
10月下旬に、長野県の茶臼山動物園からやってきた、1才8か月になる女の子です。
今回も、猛獣のエサやりチケットをゲットするため、朝早く出発しました。
到着したのは9時開園の少し前。
ゴジラ君が、サンタの装いで出迎えてくれました。
一番乗りだったため、無事にチケットを入手でき、ひと安心。
アズサちゃん&チグちゃんを目がけて、いざ園内へ。
だったのですが、檻の中に、動物が一頭もいません。
まだ、準備ができていなかったようで、少ししてから、順番に、檻の奥にある扉が開いて、動物たちが出てきました。
(アズサちゃんとチグちゃんの檻は別々で、隣り合わせです)
“大きいー!!”
すんなりとは出てこなかったアズサちゃんですが、一度、出てきて檻の中をひと回りした時、その大きさに驚きました。
まだ、2才になっていないのに、5才5か月のチグちゃんより大きいかなと思うくらい、立派な体格でした。
アズサちゃんはその後、すぐに開けっぱなしの扉の所に戻り、座ったまま動かず、檻に出てきてもまた扉の奥に入ってしまったりです。
少し時間がたって、やっと、私たちのすぐ目の前を元気よく行ったり来たり、時には走ったりするようになりました。
▲隣のチグちゃんをのぞき込む。根性ーっ
アズサちゃんは、ここに来たとき、なかなか環境に慣れなくて、部屋にこもった日が続いたようです。
そのことを知っていたので、動き回っているアズサちゃんを見て、本当にホッとしました。
この動物園に、少しずつ馴じんできたんだね。アズサちゃん
さて、美トラのチグちゃんは…、なかなか出てきません。
普段もそういうことがよくあるようです。
でも、アズサちゃんを見に行っている間に、チグちゃんが檻に出てきてくれていました。
▲隣のアズサちゃんを気にして、アズサちゃん側の壁の辺りをグルグル
▲お気に入りの場所で、お決まりのポーズ
▲憂いを帯びた瞳(眠いだけかも)、愛らしい口元。たまりません
大好きなトラを2頭も間近で見れるなんて、最高
もう、興奮しながら、チグちゃんとアズサちゃんを交互に見ていました。
少し、他の動物を見て、昼食をとり、待ちに待った“エサやりタイム”。
エサやりは、チグちゃんだけ。アズサちゃんは様子をみてとのこと。
チグちゃんのジャンプが見たい私は、この日も、高い位置にお肉をスタンバイ。
期待をこめて待ちます。
チグちゃんの目がお肉を見上げ、身構えます。
そして…、ジャンプ!! 期待どおりです。
10月上旬に見たときと変わらないチグちゃんでしたが、アズサちゃんが来たときは、神経質になっていたようです。
檻から自分の部屋に入ると、飼育員さんに敵意を見せたり、いつもする場所で排便をせず、そこら中にしてしまったり。
人間大好きで、天真爛漫のチグちゃんからは想像できません。
今は、落ち着いたようで、本当によかったです。
この度、アズサちゃんが来たのは、繁殖が目的とのこと。
えっ!? でもチグちゃんがいるのに?
飼育員さんに聞いてみました。
チグちゃんはアムールトラの中では朝鮮系のトラで、朝鮮系のトラは、繁殖はしない決まりになっているとか。
「アムールトラ」といっても、チョーセントラ、シベリアトラなど、生息地がさまざま、あるのだそうです。
“メスのトラがいるのに、どうしてメスのトラが来たんだろう? 繁殖目的なら、来るのはオスでしょ。”
そう思っていたので、飼育員さんから聞いてナットク。
今後は、アズサちゃんに繁殖の期待がかかります。
とはいえ、お婿さんになるトラ選びは難しいようです。
動物園で飼育されているトラは、純粋な血統を守るため、「国際血統登録」がされているとのこと。
トラ同士の相性を考えるとき、「血統」を無視できないので、どの動物園のトラでもいいというわけにはいかないそうです。
アズサちゃんに、どうかいいお婿さんが見つかりますように
でも…、アズサちゃんにお婿さんが来たら、チグちゃんはどうなるのでしょうか?
今後も、2頭の行く末を見守っていきたいと思います。
もう一頭、忘れてはならない、ホワイトタイガーの「アース」君。
のんびり、ゆったりしています。
ホワイトタイガーは、ベンガルトラの白変種だそう。
アース君は、毛づくろいを念入りにするので、毛の色や毛並みがとてもきれいです。
“ホワイト”といえば、こちらは貴重な鳥、「白孔雀」です。
羽根を広げたところを見たことはありませんが、姿を見るだけでもと、必ず見に行きます。
白い羽を広げた美しい姿を、いつか見れるといいな…。
この日は、とてもよく晴れて寒かったのですが、来てよかったです。
“トラ三昧”の超ハッピーな一日でした