深山霧島

2013年06月08日 | 
九州ではひと足遅い、春を告げる山躑躅(ヤマツツジ)の群生が高原を覆い尽くすらしい。
その光景を観る為に梅雨入り前の阿蘇にやって来た。

阿蘇と言えば活火山と世界最大級のカルデラ。


初夏の新緑がまぶしく萌える。長閑な風景が広がる。


阿蘇の外輪山内に水の道があり、湧き水の都。日本の名水百選、白川水源。口にするとやわらかくてまろやかな水。


熊本と言ったら馬肉。ということで珍しい馬のモツ鍋。味噌仕立てのピリ辛鍋。


温泉も満喫。200年以上の歴史ある湯治場、地獄温泉。



その花は勢いよく咲き誇っていた。

深山霧島(ミヤマキリシマ)というその花は九州固有の植物種。
活発だった火山地帯に、この花は噴火や溶岩流によって新たに露出した土地を好んで生育した。

火山特有の荒々しい稜線にその光景は広がっていた。


動植物もまだ生息しない荒れた土地を先駆的に開拓したたくましさがある反面、環境がより豊かに遷移し、
植物が繁茂して少しでも日当たりが悪くなると上手く育つことができず、周囲の環境に対して敏感な一面をもつ。
今では絶滅の恐れがある個体に指定されている。



念願の光景を観た後は大分九重まで足をのばす。日本一の大吊橋。風邪が強いとちょっと怖い。


帰りの時間まで時間潰しに釣り堀へ。「入り口は船の看板が目印です!」と探してみたらこれだった。
オーナーさんのシュールな遊び心ということで理解する。

釣った山女魚は料理してもらい美味しくいだだきました。

ブログランキング・にほんブログ村へ
click!!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。