紅梅の木が・・

ちょっと忙しい日が続いていて、ふと気付いたら・・
いつもの通り道にある、梅の木がいつのまにかチラホラと咲いていました
けっこう寒いし、雨っぽい日が続いてたのにな。
自然って、不思議ですよね～暖冬だの、異常気象だの、と人間が騒いでるのに、
ちゃんと、季節を覚えていて、花を咲かせたり、実を育んだり・・
今日は、朝から小雨が降ってます
満開になるのは、何時かな・・

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「ずっと、お前だけが好きだったんだよ！」
立ち去ろうとした私の腕を、彼がいきなりつかんで、少し掠れた声でそう言った。
まだ、春浅い少し冷たい風の吹く午後・・・
公園の古いパンダの乗り物の横にある、１本の梅の木の下だった。

『・・・もっと、雰囲気のある所で言ったらどうなのよ』
ずっと待っていた言葉に、胸にこみ上げる嬉しさを紛らわせるかのように、
心の中で、そんな悪態をつきながら、捕まれた腕にそっと自分の手を添えながら、
私は、笑顔で振り向いた。