世紀末

21世紀に破局は来るか?人類の終焉?

21世紀の人類の課題

2010-09-20 19:31:14 | etc
21世紀は人類にとって大きな曲がり角になる、あるいはその存続が問われていると思える。
地球温暖化はいよいよ進行し日本においても猛暑、ゲリラ豪雨・洪水、突風等々誰もが認めざるを得ない事態が起きている。他方では、世界的な経済はかなり危うい状態にあることを知らしめている。EUでは政治と経済との矛盾が弱い環で露呈し、世界経済危機はEUから起きる可能性が高いことを示した。また中国では経済発展の裏ではバブルの芽が急速に大きくなっているとともに貧富の差が激しくなり、今のところ政治が強権的に押さえ込んでいるが、中国が危機の引き金になる可能性もある。
日本における民主党の「分裂的代表戦」は、なんとか菅が勝利したが、菅の無能さと民主党国会議員の大馬鹿さが暴露されたことが成果であろう。

愚かな政治は気にせずとも、進行していく危機の中で、自覚的市民が生きて行く方向はどのようなものであろうか。
一つには「エコライフ」、「田舎暮らし」、「自給自足」とかいわれている田舎での自給自足的な生活・エコ的な生活があることは確かであろう。
資本主義的競争が支配的な社会では、大量生産・大量消費が「美徳」であり、これ無しには企業はやっていけない。エコライフはその対局にあって、できるだけ少量消費、自分で生産、近場で消費、社会全体の消費エネルギーを小さくする。したがって生産も制限される。使い捨ては減り、ものが大切にされ、修理しながら長く使われる。今や自動車はとても基本性能が上がり、10万kmどころか20万kmくらい走るものはざらだ。10年から20年くらい乗れるのだ。結果新車は売れなくなる(日本では現実化しつつある)。修理産業は増えていって良さそうだが、そううまくいかない。なぜなら修理労働は高くつくのである(先進国では)。
すぐに新車に買い換える、「高級車」や大きな車(CO2を大量に排出)に乗る人は古い時代の人間であり、21世紀では軽蔑されるべき人間だといえる。

最近「有名人」でもエコライフを実践している人が増えてきた。中でも分かりやすいのは益戸育江(高木沙耶)だ(オフィシャルHP http://www.saya.jp/)。千葉の田舎で2003年から構想していたエコハウスまで作り(2007年完成)、究極的なエコライフを実験・実践しているかに見える。2008年6月まで1年以上ブログでファンや一般市民とうまく交流していたが、一部の馬鹿者によって仕掛けられたブログ炎上後まともなブログは見当たらない。とても残念だ。エコハウスに行ったことはないが、写真等で見る限り、21世紀の家の典型的な一つの形であることは間違いない。
エコライフというと聞こえはいいが、半自給自足的生活を持続するのは簡単ではない。住・食以外の生活費がけっこうかかるのである。ましてや高木沙耶とスタッフの生活を再生産していくのは大変だろう。現在はTVの仕事で月~金曜日はおもに東京暮らしということだから、「理想」とはかなり離れているのではないだろうか。いつか爆発しなければいいが。とはいえ私も「半自給自足」いや1/4の二重生活を送っている。益戸育江さんには遥かに及ばない畑を始めたところだ。