「国内のインフレが加速しており、日銀が金融緩和政策を修正するとの観測が再燃しているから・・日本国債が売られている」(日経)
「11月の東京都区部の消費者物価指数(CPI、除く生鮮食品)は前年同月比3.6%上昇した。市場予想を上回り、40年7カ月ぶりの伸び」
「JPモルガンはさらに早い23年3月に、日銀が10年債利回りの許容上限を0.25%から0.5%に引き上げると予想」
で、円高、早めの日本国債売り、となっているようだ。
今日の日本国債10年もの金利は0.25%オーバーだ。
がしかし、先日の
22年3月末:4兆3734億円の含み益
新発10年物国債利回りは3月末時点で0.21%
22年9月末:8749億円の含み損
9月末には日銀が上限とする0.25%近くまで上昇
が示すのは、
6ヶ月間で、0.21%から0.25%までで0.04ポイントの上昇で
含み益4兆3734億円が8749億円の含み損となったわけだから、
計5兆2483億円のマイナスとなったわけだ。
とすると、さらに0.5%までつまり0.25ポイント上昇すると単純計算では、
32兆8000億円の含み損となる、ということになる・・債務超過となる--計算すれば簡単に分かることなので、誰が新総裁になってもやりそうもないなぁ・・
海外の投資家はこれが読めていないのだろうか・・
来年になって、これらが認識された後に、日本売りが始まる、という可能性が高いのでは・・・