STOP!辺野古新基地建設!大阪アクション

沖縄辺野古の新基地建設を止めるための、大阪からのアクションを呼びかけています!よろしくお願いします!

5月13日 5・15平和行進と作業台船の撤退!

2016-05-14 01:06:42 | 日記
辺野古ぶるーに参加する神戸行動の仲間からの現地報告です。
平和行進の出発式の日に思いがけず始まった作業台船の撤退。
少しずつ事態は前へと進んでいます。




沖縄の本土復帰44年になる15日に那覇市のゴールを目指す、第39回5・15平和行進は、県内3コースの出発式が今日行われた。
その東コースのスタート地点がキャンプ・シュワブのゲート前だ。夏を思わせる日差しの中、県内外から700人以上の人が集まり、ゲート前は熱気に包まれた。


ゲート前は平和行進に向けて活気づいていた。


他府県からの参加グループのノボリも多数見られた。

辺野古ぶるーも海上行動の出発準備途中でパドルを持ってゲート前へ移動し、出発式に参加。連帯の気持ちをあらわした。


平和行進の出発式に海上行動のメンバーも参加。


今日のヒロジさんは、本人曰く「勝負ピンク」でキメていた(笑)


平和行進参加者に配られたハチマキを腰に巻いたカヌーメンバー。


平和行進スタート!

平和行進を見送り、いつもより少し遅くカヌー11艇で松田ぬ浜から海へ出た。


最近カヌーに乗り始めた抗議船の船長J君。頼もしい若手メンバーだ。


今日はJ君とバディを組んだ。カヌーメンバーは必ず2,3人でバディを組んで互いをフォローし合って行動する。助け合うことで信頼も深まる。

今日は海の色が澄みきったグリーンで、特に美しかった。


今日の海は本当にエメラルドのようなグリーンの色だった。

昨日はシアターの工事が行われていなかったそうだが、今日も作業員の姿は見えなかった。シアター前には警備員や軍警が待ち構えていたが、作業が行われていなければ浜に近づく理由は無い。カヌーはそこでとどまることなく、素通りした。


ついにアジサシにここまで接近して撮影できた。小さく素早い鳥なので至近距離で姿を撮るのは難しい。

辺野古崎から長島間のフロートへ辿り着く前に、汀間漁港から出た抗議船からの無線で、大浦湾に残されていたガイドパイプが撤去されているという情報を得た。このガイドパイプは、最後の一カ所と言われたボーリング調査の場所で海底に突き刺さったまま二ヶ月も放置されていたもので、それは「和解」による工事中止が終われば、またすぐにでも工事を再開させるという国の意思を示す存在でもあった。

3重フロートの前では今日も船長とカヌーメンバーによる呼びかけがなされた。この数日新聞で書かれているマリンセキュリティーの残業代未払いなどについて、同じ労働者として共感を示すメッセージや、生命の尊さを説くメッセージが続いた。


この海が今まだ自然のままあるのは、基地建設に長く抵抗してきた人たちが行動を続けてきた成果だと、マイクで語りかけたカヌーメンバー。


この時点ではまだ大浦湾の中ほどにとどまっていた作業台船だが…。

テント2に戻って昼食後、浜のテントで過ごしていると、3時頃にふと海を見たヘリ基地反対協の共同代表・安次富さんが「台船が動いている!」と声をあげた。
見てみると、ボーリング調査用として使われていた緑の作業台船が平島と長島の間に小さく見えた。大浦湾の航路を出て外洋へ向かうようだ。
その後、青いクレーン台船、コンクリートブロックを積んだ台船も続けて、同じ様に大浦湾を去っていった。

これらの台船が、台風の時の様に羽地内海などに一時的に移動したのか、それとも本土に戻るのかはまだ分からない。出来れば後者であって欲しい。
これで大浦湾にはフロート、オイルフェンス、ブイといった浮具類とそれを固定する海中のコンクリートブロックが残されるだけとなった。
台船の撤退は嬉しい反面、このコンクリートブロックを撤去するには、クレーン台船が必要なので、クレーン台船は大きな忘れ物をしていったとも言える。


大浦湾から去っていく台船。「おーい!忘れ物があるぞ!コンクリートブロックも一緒に持って帰れ〜!」と言いに追いかけたかった。

遅過ぎるとはいえ、少しずつ不要なものの撤去が進み、大浦湾が元の状態に戻されるまではあと少し!
浮具類とコンクリートブロックの撤去を一日も早く実現させるように、今後も抗議の声を届けていきたい。

5月11日 雨にもかかわらず、多くの人が辺野古へ集まってくる

2016-05-14 00:35:42 | 日記
辺野古ぶるーに参加する神戸行動の仲間からの現地報告です。
天候が厳しい時にも現場に駆けつける人々から感じ取った思いとは?



朝から雨だった。
それでもテント2へ行ってみると、30人程の人が海上行動へ出る準備をして集まっていた。
話し合いの結果、天候不良を理由に海上行動は中止になった。
浜のテントに行くと、入れ替わり立ち替わり人の出入りがある。
その後で、短い時間だがシュワブのゲート前にも行った。ここでも100名近くの人が集まって集会が行われていた。


[キャンプ・シュワブ ゲート前テント。雨にもかかわらず、多くの人が集い、熱心に話し手の言葉に耳を傾けていた。]


[ヘリ基地反対協 安次富共同代表からはマリンセキュリティの賃金未払いについて、同じ市民の目線から労働者を擁護する言葉が述べられた。また、最近増えているヘリやオスプレイによるより実践的な訓練は厳しく批判した。]

雨にもかかわらず、多くの人が辺野古へ集まってくる。
それも、毎日。
誰もが自分の時間を少しずつやりくりして、身銭をきって。
なぜなら、本気で辺野古の基地建設を止めようと思うからだ。
誰かの指示や命令で動いたり、賃金や報酬のために行動するのではない。
この人々は自らの意思で行動する。
求めているのは、戦争のない平和な未来、生命の尊厳が守られる平等な社会、自由、といった崇高なものだ。
これらは決して諦めるわけにはいかないもの。
人類の歴史において民衆が常に求め続けてきたものだ。
これは苦難の道ではなく、前へ進めば進むだけ、喜びが増す希望の道だ。
それらを実現するための方法は無数にある。
その時、その場所で、自分に出来ることを、小さな斧を振り続けるように多くの人がやり続ければ、やがて大木が倒せるように、崇高な望みも叶うだろう。


[大浦湾の方から見た作業用のクレーン付台船。とどまる必要の無いこれらの船には早々に撤退してもらいたい。]

雨の日に集まった人々の顔を見て、この闘いは負けることがないと僕は思った。


[帰りは、わんさか大浦パークに寄ってみた。今度は地元で採れた野菜を買いに来よう。]