岩槻だいすき!

生まれ育った岩槻に恩返し。
年中まちを飛び歩いているお元気主婦の活動日記
岩槻大好きな人この指とまれ~

2千円札★秋にぴったり

2009-09-27 10:44:49 | 公共
久々に見ました 2千円札

2千円札の裏側をよくよく見てみると、紫式部となにやら文字が書かれています

一体なんて書いてるのか調べてみました。

【以下http://structure.cande.iwate-u.ac.jp/miyamoto/suzumushi.htmより抜粋させて頂きました】

印刷されている詞書は、下記のような文面のようです。
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すゝむし

十五夜のゆふ
に宮おはしては
たまひつゝ念珠
あまきみたち二
つるとてならす
のけはひなとき
いとなみにいそき
るにれいのわ
いとしけく

でも下半分が切れているらしいです。本当は以下のように続くみたいです。

すゝむし

十五夜のゆふくれに仏のおまへ
に宮おはしてはしちかくなかめ
たまひつゝ念珠そたまふわかき
あまきみたち二三人はなたてま
つるとてならすあかつきのおとみつ
のけはひなときこゆさまかはりたる
いとなみにいそきあへるいとあはれな
るにれいのわたりたまいてむしのね
いとしけく(みたるるゆふへかなと
てわれもしのひやかに念珠したまふ)
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この、「鈴虫巻」冒頭の文章が書かれているようです。※(カッコ)書きは、その続きの部分です。補いつつ訳してみますと、
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「十五夜の夕暮れ時、仏前に女三宮がいらっしゃって、
 端近にて物思いなさりつつ、経文を読まれていた。
 若い尼君たち二三人が、仏に花を奉ろうとして、
 鳴らす閼伽杯の音、水の気配などが聞こえている。
 出家したため、それまでとは様変わりした仏事の営みに
 せわしないのも趣き深い。
 そこへ、源氏がいつものようにお渡りになって、
  『虫の声が、たいそう多く(乱れる夕べですね』
 と仰って、自らもそっと念仏を唱えなさる。」)
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2千円札は秋にぴったりのお札だということがわかりました。