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日々の記録などを書いています。

老後生活について思うこと

2025-01-20 05:28:01 | 日記
20代の頃、いわゆる”燃え尽き症候群”になり結局退職にはなってしまいましたが、
60歳の定年後にやりたい事をいつも考えていたと思います。

当時は海外旅行に憧れが強く、公民館で市民が将棋や華道などをしている姿が羨ましいと思ってました。
20代、体調不良でも有給を取れる様な世の中の雰囲気でもなく、
サービス残業しないと上司の機嫌が悪く、
旅行なんぞに有給取るなんて”常識知らずの愚か者”としての扱い間違いなし。
会社は上下関係の強い安定したしっかりした組織ではありましたが、
社員旅行や忘年会は去年度で廃止になり、会社の中での楽しみは仕事のスキルアップ位。
海外旅行の会社パンフレットは幻の記念写真。
バブルの話しは沢山聞かされた。
経営が傾いて、福利厚生は廃止し、人件費削減のために人員を減らす取組が入社当時から始まった。

定年後の60歳以降はこれまでのご褒美の様に幸せそうにしていたと思います。
少し痛い所があれば病院に行って、タダで医療が受けれたり、バスなどの交通機関も便利で
ご近所さんとも仲良く井戸端会議、ITなどはなくて、時代に取り残される心配なし。
振込詐欺なんてないから、安心して暮らせる条件がたくさんでした。
選挙ではお年寄りが1票を支えていた時代があり、若者 < お年寄り優遇みたいな時代でも
ありました。

当時の労災病院の先生に「老後が楽しみというのは良いけど、今やりたい事をやるべき」
の退職提案は就職難の中で正社員で働いている私にとって
非常に酷な話しでしたが、
あの頃に描いていた老後のしあわせ感は無く、
心配が増える世の中です。
今の高齢者は70歳でも働くだけで一生を終える人も少なくない。
不吉ですね。

就職氷河期世代は負の始まりの世代。
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