
劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを往く者 通常版 ANSB-2001

あらすじ
TVアニメ版「鋼の錬金術師」以後の話が描かれている。扉を通って1920年代のヨーロッパに来てしまったエドワード・エルリックは錬金術の使えないこの世界で何とか生きていた。同じく扉を通ってこちらの世界にやってきたホーエンハイムは行方不明。エドが暮らすドイツ・ミュンヘンではナチスが台頭、きな臭い空気が漂い始める。
一方、兄のエドにより生身の身体を取り戻した弟のアルフォンス・エルリックは、鎧に魂を閉じ込められていた4年間の記憶を失ってはいたが、兄の生存を信じて錬金術の修行に、また兄の姿を求めて東奔西走、旅を続けていた。
本編収録時間105分で、販売価格3990円ならアニメのDVDとしてはお手軽価格だろう。これより安いのは、ジブリアニメくらい。ただし通常版には特典映像が一切無い。少なくとも特報やTVCMくらいは付けてもバチは当らないと思う。
音声仕様がPCMというのも少し引っかかった。
昔はTVアニメかたっぱしから観ていたのですが、2000年以降は、週1・2本といった程度。(年々減り続けている)
それでもこの「鋼の錬金術師」は最初から終りまで、欠かさず観ていた数少ないタイトルの一つです。
アルが最初に出てきた時はエドかと思ったほどにそっくりの格好をしていた。鎧姿ではないのがちょっぴりさみしいと思っていたら、鎧姿もきちんと出してくれて、そういう所を見捨てないスタッフに感謝。

話の方はTVアニメが好きだった人には、充分に受け入れられる内容になっていました。私は今一歩と感じたのですが。やはり「鋼の錬金術師」を名乗るからには、エドにもっと錬成アクションをして欲しかった。なにせ錬金術が一切使えない世界なので、こればっかりはどうしようもないですね。
現代を舞台にエルリック兄弟に錬金術で暴れさせたら楽しいと思うんですけどね。(手と手を合わせて


ネタバレ
最後は結局、兄弟共に自分達の世界に戻れないというのが、さみしいラストだなと。父親は死んじゃうしね。ウィンリィとは(下手すると永遠の)別れになっちゃうしね。
続きやるつもりなんですかね?
評価(80点):



