ついに最終回、#9ですが2時間なので実際には#10とも言える回でしたね。
プレミアワイドのスタジオでの直接対決まではハラハラし通しだったので、週をまたぐよりも続けて最後まで見通せたのは良かったです。
若葉が自分を刺した後に、慶介を取りあえず逮捕…これは本当なら任意での事情聴取という形をとるものでは?
大地が、小河原家のパソコンのロックをいともあっさり解除出来たのにも、ちょっと突っ込みそうになりましたね。
百々瀬の、心を病んで待ったと思われる息子の事も…チェインストーリーをちぇくしても、現在大学生だとしか分からないし。
奥様の事は真実が明らかになり、最後には微笑みを交わす素敵な夫婦の姿も見られたけれども、息子さんは?
このあたりは消化不良な感じでした。
善人なのか悪人なのか、つかみどころのない人物のように思えた百々瀬。
メディア側の人間としての主張は正論ではあるでしょうし、奥様を大切に思っていたからこそ、病に侵されてからの日々は弱みを見せられない性格や立場だけに苦しい思いもあったでしょう。
奥様の入院している病院で、再びのファイナルカットを突き付けてきた慶介に「君はやらない。君の目的は真犯人を捕まえる、ただそれだけだ。世間を炎上させて誰かを社会的に葬る、そういう人々の正義感と言う名の悪意、何より嫌いなはずだ」の言葉を聞くと、慶介が息子と重なると言っていた言葉は決して嘘ではなかったとも確信しました。
報道に携わる人間としては、やり過ぎな面や思い上がりも皆無ではないでしょうが、まだしっかりとしたモラルやポリシーや良心を失ってはいないのですよね。
秘密の暴露と言う決定的な証拠を露呈しながらも。まだ事実を認めない祥太に対して放った「中村さんを罵倒し始めた時、確信しました。あなたが真犯人だと」の最後の一矢は、そのモラルを象徴している言葉だと思います。
この瞬間の百々瀬塁は、立場は関係なく事実を追い求める人そのものだったように見えました。
番組上で、かつての自分の行きすぎた報道姿勢を率直に振り返り、自分自身の真摯な言葉で謝罪した百々瀬の言葉…最近では、謝ったら負けと言う考えから、謝罪しない、またはしたとしても全く真実味のない表面上だけの謝罪だったり、サイトやツイッター上のみでの謝罪だったりが目につくだけに、ごまかしのきかない(はずの)生放送の場で過ちを認めたその言葉は、しっかりと慶介の心に届いたはずですよね。
事実が明らかになっても、大切な人を失った悲しみはこれからも抱き続けるであろう慶介ですが、あのラストシーンを見ると、その慶介を支えていくのは雪子なのでしょうか?
2人が語っていたように、お互いに親の仕事場に来ていて出会っていたら…普通の学生らしくお付き合いをして、大人になって本格的な交際になって、そして…考えていると、一つの罪が引き起こした悲劇や苦悩の大きさや重さを改めて実感しました。
若葉や小河原家の両親にしても、ちゃんと息子、兄が罪を認めてちゃんと償っていたら、12年の月日が家族としての苦悩を少しは軽くしていてくれたかもしれないのに、これから償いの日々を送らなければならないのは辛いですね。
当の祥太は、矯正教育と治療が必要なのでしょうね。ここまで来るともう病癖なのでしょうから。そう、それもこれからと思うと長い道のりですが。
警察幹部や小河原の両親への断罪がないと言うコメントもありますが、警察組織なんてあんなものでしょうし、家族はこれからずっと重荷を背負って行かなければならないし、一度は隠ぺいまでした事で世間からは一遍の同情もないでしょうから、十分ではないけれども報いはしっかりと受けなければならないでしょうね。
2時間があっという間の最終回でした。思いのほかエグさのない結末で、何となく一安心しています。
ヒールそうで、どこかそうでない百々瀬塁と言うキャラクター、やはり藤木直人氏だからこそ生きた人物だと思います。
見事なキャスティングでしたね!3か月間ありがとうございました。
プレミアワイドのスタジオでの直接対決まではハラハラし通しだったので、週をまたぐよりも続けて最後まで見通せたのは良かったです。
若葉が自分を刺した後に、慶介を取りあえず逮捕…これは本当なら任意での事情聴取という形をとるものでは?
大地が、小河原家のパソコンのロックをいともあっさり解除出来たのにも、ちょっと突っ込みそうになりましたね。
百々瀬の、心を病んで待ったと思われる息子の事も…チェインストーリーをちぇくしても、現在大学生だとしか分からないし。
奥様の事は真実が明らかになり、最後には微笑みを交わす素敵な夫婦の姿も見られたけれども、息子さんは?
このあたりは消化不良な感じでした。
善人なのか悪人なのか、つかみどころのない人物のように思えた百々瀬。
メディア側の人間としての主張は正論ではあるでしょうし、奥様を大切に思っていたからこそ、病に侵されてからの日々は弱みを見せられない性格や立場だけに苦しい思いもあったでしょう。
奥様の入院している病院で、再びのファイナルカットを突き付けてきた慶介に「君はやらない。君の目的は真犯人を捕まえる、ただそれだけだ。世間を炎上させて誰かを社会的に葬る、そういう人々の正義感と言う名の悪意、何より嫌いなはずだ」の言葉を聞くと、慶介が息子と重なると言っていた言葉は決して嘘ではなかったとも確信しました。
報道に携わる人間としては、やり過ぎな面や思い上がりも皆無ではないでしょうが、まだしっかりとしたモラルやポリシーや良心を失ってはいないのですよね。
秘密の暴露と言う決定的な証拠を露呈しながらも。まだ事実を認めない祥太に対して放った「中村さんを罵倒し始めた時、確信しました。あなたが真犯人だと」の最後の一矢は、そのモラルを象徴している言葉だと思います。
この瞬間の百々瀬塁は、立場は関係なく事実を追い求める人そのものだったように見えました。
番組上で、かつての自分の行きすぎた報道姿勢を率直に振り返り、自分自身の真摯な言葉で謝罪した百々瀬の言葉…最近では、謝ったら負けと言う考えから、謝罪しない、またはしたとしても全く真実味のない表面上だけの謝罪だったり、サイトやツイッター上のみでの謝罪だったりが目につくだけに、ごまかしのきかない(はずの)生放送の場で過ちを認めたその言葉は、しっかりと慶介の心に届いたはずですよね。
事実が明らかになっても、大切な人を失った悲しみはこれからも抱き続けるであろう慶介ですが、あのラストシーンを見ると、その慶介を支えていくのは雪子なのでしょうか?
2人が語っていたように、お互いに親の仕事場に来ていて出会っていたら…普通の学生らしくお付き合いをして、大人になって本格的な交際になって、そして…考えていると、一つの罪が引き起こした悲劇や苦悩の大きさや重さを改めて実感しました。
若葉や小河原家の両親にしても、ちゃんと息子、兄が罪を認めてちゃんと償っていたら、12年の月日が家族としての苦悩を少しは軽くしていてくれたかもしれないのに、これから償いの日々を送らなければならないのは辛いですね。
当の祥太は、矯正教育と治療が必要なのでしょうね。ここまで来るともう病癖なのでしょうから。そう、それもこれからと思うと長い道のりですが。
警察幹部や小河原の両親への断罪がないと言うコメントもありますが、警察組織なんてあんなものでしょうし、家族はこれからずっと重荷を背負って行かなければならないし、一度は隠ぺいまでした事で世間からは一遍の同情もないでしょうから、十分ではないけれども報いはしっかりと受けなければならないでしょうね。
2時間があっという間の最終回でした。思いのほかエグさのない結末で、何となく一安心しています。
ヒールそうで、どこかそうでない百々瀬塁と言うキャラクター、やはり藤木直人氏だからこそ生きた人物だと思います。
見事なキャスティングでしたね!3か月間ありがとうございました。