未亡人の独り言

夫が突然、糖尿病に。そして、膵臓癌へ…
2009年6月22日永眠。未亡人になりました。

ゆれる想い

2007-09-27 23:39:30 | 膵臓癌闘病記
末期癌と告知されてから、前向きに準備してますが、目に涙をためて話すこともあります。
病室で日記つけてるんだけど、きっと私にも見せない本心が書いてあるんだろうと思うと、それこそ胸がつまります。

病気も先生が治る可能性があるって言ったから、治療受けるんだよね。
私が「治療しなかった場合一年半なら受けないって言ったじゃない」と言ったら「オレは、ただの延命治療なら受けないって言ったんだ」
って言ってたし、治ると思ってる、あるいは思いたいのかな?
今の準備は「万が一」に備えてる部分はあると思う。ただ、いつどうなるかわからないから、元気なうちにできることをやろうっていう姿勢かな。
私も、この準備は無駄じゃないし、後向きな行動じゃないよって言ってます。
「どうせいつかは息子は捜さなきゃいけないし、生きてるうちにお墓買うなんて誰でもするし、治療始めて良くなったら、それこそ万万歳で一生懸命準備したことを笑えばいいじゃん(^O^)」って話しました!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聞き違い?

2007-09-27 23:27:51 | 膵臓癌闘病記
9月17日
入院してから初めて体重が増えるなど、体調良好!

主人が、年金もらえないだの、いかにも定年前に死ぬような発言ばかりするから、どうもオカシイと思っていたら、先生が言った余命を勘違いしてたみたいで、一年から半年と思っていたみたい。
私が違うと言ったら「治療しなくて、そんなにあったらもっと生きる可能性あるじゃん!」って驚いてた!

でも、ちゃんと自分が死んだあと必要な手続きのために今、何をすべきか一生懸命考えている。
私は、こうなる前から遺言状を書くようにお願いしてきましたが、元気なうちは書く気にならず、糖尿病で入院した時に催促したら「死にそうになったらね」と言われました。
今回の入院直後にも催促はしてたけど、便箋は主人に頼まれても用意してなかったの。
そしたら売店で買ったって。
それに、葬儀屋をしているの友達に、もう電話したらしく、病院に来てもらい相談することになりました。

「自分で、何でも決められてある意味幸せだね」と言ったら、納得してました。

黄疸が治ったら、一時退院して、息子捜索とお墓の購入、家族写真と葬儀用の写真撮影など、色々計画してます。

黄疸も、さらに良くなってるみたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ありがた迷惑な前向きさ

2007-09-27 23:18:45 | 膵臓癌闘病記
余命宣告の翌日、主人からきたメール。
↓↓
また詳しく話すけど、お前は今の会社を退職して、俺の扶養に入れば俺が死亡したら年金もらえるのかな、もらえるなら扶養になった方がいいのかな、理由としては、面倒を見るため、子供は国民保険に入れば・どうせ最後はみんな国民保険に入るのだから


主人は、私が仕事してるから遺族年金はもらえないと言い張る。そのついで(?)にジックリ面倒みてもらおうって意味?


私が調べた限りでは、年収が850万円以下(だったかな)なら受け取れるはず!

お墓といい、仕事のことといい、プレッシャーで…
前回の入院の時も、先々を考えて離婚したいと思ったけど、またよみがえるあの気持ち(>_<)


つくづく私は身勝手な女です(T_T)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

変わった!

2007-09-27 23:14:20 | 膵臓癌闘病記
9月14日
チューブ取れてスッキリし、黄疸もかなり引いてきて、このまま治るのか?!
と思うほど元気になってきました。
そしたら前向きに死を受け入れる気になったのか、昼間メールがあり、お墓のパンフを自宅に郵送依頼したと言うの!ビックリした!あんなにメソメソしてたのに…
しかも、私も主人もお墓いらない派だったのに、気持ちが変わったこともビックリ!
さらに!
病院向かう途中またメールがあり「今日来れるか?今、先生に今後のことについて話を聞きたいと言った」って言うではないか!
明らかに変わった!
でも、病院着いたら目をウルウルさせていたから、どうしたのかと聞いたら「おれ、ダメなんだよな。先生と話すと涙出ちゃう」って言うから「まだ何にも言われてないのに?」って笑い飛ばしてあげました。
でも「先生、余命言わないってのは、一年だ、半年だってほどじゃないのかな?」って聞くから「あんまり軽く考えないほうがいいよ」と、サラッと覚悟させました。
面会時間は8時まですが、先生忙しくて、やっと呼ばれたのは8時半すぎでした。
主人は、先生に病期ステージと余命を知りたいと予めリクエストしていたの。
先生とうとう言いました!
本人は最高レベルは5と思っていたらしく、質問したけど4Bが最悪と知り、軽く(いや、だいぶ?)ショック受けた様子。
でも、泣かずに余命を聞きたいと食い下がり、人によるとか、一概に言えないとか誤魔化そうとするから、私が「先生は、お医者様だから治療するのがお仕事で、それはわかるんですけど…」って言いながら初めて泣いてしまった私…(T_T)
私は治療しないっていう選択もあるでしょ?って言いたかったんだけどね。
で、主人は自分はあと一年半で定年だって迫ったの!
そしたら、人によるとか、一概に言えないとか更に前置きした上で、仮に治療しなかった場合一年半から一年と教えてくれました。

私は抗癌剤の効果と副作用について質問しました。
先生いわく、効果よりダメージが大きければ、それは治療とは言わないし、自分たちは抗癌剤も意味ないと思えば勧めないと言ってくれました。
私なら受けませんと先生に言ったけど、主人は抗癌剤やると思うよ。

抗癌剤の効果があり、腫瘍が2センチ以下に小さくなれば切除できる可能性もあるって言われたし…
私は小さくなる前に転移するか、本人の体力がもたないと思ってますが、当事者からすれば希望の光でしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子供も大変

2007-09-27 23:05:22 | 膵臓癌闘病記
以前にも登場しましたが、私には二人の子供がいます。
私は子供にいつもありのままを話します。
これは私のポリシーですね。
子供たちのパパと別れる時も正直に話しました。その前に別の男性と結婚していたことも話してあります。(←子供なし)
娘に「あなたの人生も大変ね」と言ったら「今頃気付いたの?!」って言われちゃいました(^O^)
「本当のお父さんには捨てられ、今度のお父さんは死んじゃって…」と言ったら「まだ死んでないけどね」と、ツッコミされました!

息子にも「本当のお父さんには捨てられ…」と同じことを娘がいない時に言ったら、全く同じツッコミされて爆笑しちゃいました!

どんな時でも明るい親子です。
まぁ、子供は実感ないかもしれませんね(・・;)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スッキリ!!

2007-09-27 22:57:07 | 膵臓癌闘病記
9月13日
チューブを外し、代わりにステントというバイパスする管を入れる手術を受けました。
夕方、仕事帰りに行ったら見た目もスッキリ!本人ニッコリ!
今までグターッと寝てるだけだったのが元気になってきました。

このまま癌も治ればいいのになぁ・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

腹部から出血?!

2007-09-27 22:48:57 | 膵臓癌闘病記
9月12日
友達と飲みながら、ここ数週間のドタバタをじっくり聞いてもらおうと思い、お見舞いはお休みするつもりでいたら、仕事終わって「さあ、飲むぞ!」というタイミングで「腹部から出血している可能性がある。輸血同意書にサインした」なんてドッキリするメールがあり、約束はドタキャンし病院へ!!
まぁ、本人からのメールだし、たいしたことないと思ったけど状況がつかめないし、何より飲んでる最中に「すぐ来てください!!」なんて言われたら困るし・・・
行ったら元気でビックリしましたが。
どうも便が黒く、腹部から出血してる可能性があるとのこと。
理由は鼻から出してるチューブが腹部でこすれたためだろうと。
翌日、出血箇所の確認とチューブはもう不要ということで外すことになりました(∀)

出血には驚きましたが顔色も良く、本人も体調いいとニッコリでした!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泣かないで!

2007-09-27 20:01:26 | 膵臓癌闘病記
9月11日

膵臓癌は癌の王さまと言われるくらい難しい病気だと教えてあげました。
「かかった人なんて聞いたことないもんな」
と言われたから「珍しいだろう!って自慢しちゃいな(^O^)」って言ってあげました(^^)v

行きつけの床屋さんの話になり「床屋のオヤジに病気のこと話さないとな。オレ、泣いちゃうな」と言うので「泣いても良くならないから、ご飯食べて体力つけてね!」って言ったらうなずいてました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

余命は?

2007-09-27 18:05:53 | 膵臓癌闘病記
9月10日
告知の翌朝もらったメールは、仕事を早期退職するか、図々しく定年まで居残るか迷っているという内容でした。
午後、病院へ行くと「おれ、切らなくて済むのは軽いのかと思ってたけど、よく考えたら違うんだよな」とまた言ってた。私はそこで、また「うん、そうだよ」と言いました。
「じゃあ手遅れってことなのかな」って言うから「そうかもね」って言った。私、残酷かもしれないけど、やっぱり本当のことを知った上で治療を受ける、受けないを判断してほしいんだよね。エゴでしょうか?



本屋で読んだ本には、切除不可な膵臓癌の場合一年後生存率15%と書いてありました。
主人は、すでに半年前から膵臓癌の症状はあったけど、糖尿病と思って回り道したから、私の予想は余命半年、またはそれ以下!

音信不通の主人と先妻の間にいる一人息子だって捜さなきゃ!
どれだけ時間があるのか、大事な大事な問題なのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本人への癌告知

2007-09-27 17:32:47 | 膵臓癌闘病記
9月9日(日)
予定通り本人に告知しました。すでに癌と思っていたからアッサリ受け入れました。
先生は、病期ステージは言わないつもりだと私に話していた通り、病名と治療方針だけを伝えました。先生から抗癌剤で治療すると言われた時「抗癌剤で治る可能性あるんですか?」と本人が聞きました。先生は「あります」と答えた。←私に言わせれば可能性はゼロではないってだけ。

さらに「切らないで薬でやるっていうのは、これは軽い方だと考えていいんですか?」と聞きました。このドクターいつもハッキリ言わないんだけど「癌の大きさや転移してるかどうか等で治療は変わりますが、今回の場合、切るより化学療法がいいと判断しました」って答えた。←さりげなく病期レベルについては、はぐらかす。

私は全部ウソと知ってるから、すごく嫌でした。

黄疸は少しずつだけど良くなってる。時間は更にかかるらしいけど、黄疸が治ったら癌の治療に入りましょうと言われました。
しかし、あとどれくらいかかるか質問しても「う~ん」と唸るだけ。
「二週間くらい?」と聞いたら「そうですねぇ…」とハッキリしませんでした。

病室に戻り私に「切らないっていうのは、それだけ進んでるってことだよな?」と急に聞いてきたから「そうだよ。普通まず切るんだから」と言ったから、初期の癌でないことは理解してくれた。
「余命知りたかったな」って言ってた。
先生の話聞く前に「治療ししても5年、しなかったら1年半って言うなら、しなくてもいいな」って言ってたの。
私が、ちゃんと聞くように言ったんだけど、先生が治る可能性があるって答えたから、余命を聞かなかったの。


(☆。☆)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする