夏椿のてっぺんで
恋の季節でございます。
ウグイスの歌が上達して
ほかの鳥たちの
さえずりもドラミングも朗らかに。
そんななか、
一番いい声で歌っているのがホオジロ。
木のてっぺんで
胸を張り
空を仰いで
大きな口を開けて
歌っている。
花桃のてっぺんで
小さな体から
溢れんばかりの声を響かせて
それはもう
全身全霊で歌う。
よく通るいい声で
高らかに。
歌のレパートリーは
10曲以上もあるとかで
いかつい顔なのに微笑ましい。
なんじゃお主
……虚無僧。
バードバスにやって来るのはメス。
ペアでいるところは
まだ見たことがないけれど、
高らかに歌う彼の歌は届いているはず。
春の空に響く
ホオジロの歌声を聞いていると
青空を
軽やかに踊りながら渡っていく音符が
見えるようです。
マリーミー! マリーミー!! マリ~ミ~~!!!
花桃もまだ見頃ですが、
ソメイヨシノに先駆けて山桜が満開です。
2階のベランダから撮っていて
巣箱の方が少し下。
ヤマガラとシジュウカラ用。
ホオジロは、巣箱は使わないですよね。
使ってくれたらいいのに。
ところで
バードバスがここ数日、
キジバトのペアに占拠されています。
ずーーーっといる。
マジで、ずーーーーーーっと。
あんなに大きな鳥が
2羽で陣取っているので
常連のメジロ、エナガ、シジュウカラ、
ヤマガラが近寄れない模様。
ヒヨちゃんすら寄ってこない。
ジョウビタキ姫と
ツグミは
キジバトの隙をついて浴びていた。
キジバト夫婦…
子育てが終わるまで居座るつもりだろうか。
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