編集の仕事はおもしろかったのですが、
収入はさほど多くはありませんでした。
そこで、子ども頃好きだった算数の教室でも開こうかな~と、
安易に考えていたところに、
息子のいじめの問題が起こりました。
いじめられた側ではなく、いじめた側として学校に呼び出され、
息子共々いろいろと注意をうけました。
でも、自分の中では、息子はそんなことをする子ではないと思ったし、
相手の子も、他にかかわっていた子どもたちもよく知っている子たちだったので、
本当にそんなことがあったのかどうか釈然としない思いがありました。
昔だったら、地域の大人が子どもたちの様子を見ていてくれて、
悪いことは叱ってくれたでしょうし、
困ったときに「OOくんはそんな子じゃないよな」と弁護してくれたのかもしれません。
しかし、当時まわりにそんな大人はいませんでした。
そこで、「自分がそんな大人になろう。
昔いた地域のおじさんやおばさんのような存在になろう」と思い立ち
「かっぱらぱ編集室」という子どもの居場所づくり活動を始めました。
かっぱらぱ編集室ホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kappara/
初めは我が子と友だちの子ども4人からスタートした居場所づくりでしたが、
子どもたちの口コミであっという間に20人になりました。
そんな中、親の中には子どもが「来たい」と言っても
「なんの資格もない人に子どもを預けられない」と言う人もいて、
それなら何か資格を…と心理学の勉強を始めました。
それが今から15年前のことです。(つづく)