三河武士がゆく

日本史や地域のお話し。
特に幕末や戦史をメインにしています。

新型肺炎への対応と戦時中の日本

2020年02月27日 21時59分44秒 | 歴史
情報や兵站を軽視して、敵を侮り実情に合わない作戦を実行すれば、
当然思惑通りには行かない。
兵力の逐次投入をしても、思わぬ敵に撃破され、
やがて兵や物資の補給は困難となる。
大きな犠牲を強いられるのは、最前線の人たちである。
事の重大さに気付いたときには、もはや体勢を立て直すことができない。
政府や軍の首脳部のていたらくは、よく知られるところである。

水際で食い止める策は無く、
設備や法も整わない付焼刃で対応しようとしたが、見込みが甘く、効果はない。
敵は橋頭堡を築いて、侵攻を始める。
現有力で逐次対応をするものの、一向に好転せず。
犠牲になるのは、力が無く、何も知らされていない人たち。
敵は、水面下で活発に動いており、気付かれぬように各地へ侵攻を始めている。
事の重大さに気付いて、食い止めようとしても・・・
このまま、
判断に迷い、決断が鈍り、行動力に欠けていては、手遅れになるのは必定。

昔と違うのは、私たちが多くの情報を持っているという点だ。
情報が錯綜して、間違ったものや、悪意のあるものもある。
そのなかから、正しい情報を選んで、最善の努力、自己防衛をするしかないのだろう。