王様の耳はロバの耳

乙女ゲームやBLゲーム、時々映画の感想を書いていきます。
ネタバレありです。閲覧注意。

ラディアンテイル5周目 無印&ファンファーレ ヴィリオ 感想

2023-12-31 13:07:14 | 乙女ゲーム
こんにちは、サニーです。


ラディアンテイルもいよいよ大詰め
ガチガチ攻略制限の大団円ルート

ヴィリオ
感想を書いていきます。










⚠ネタバレ有り⚠










【無印感想】


これぞ王道!

他キャラだとそのキャラの問題しか解決されないけど(ザフォラは自力こので解決するけど)、
ヴィリオルートは大体解決して皆でコアアイテムの守護者になります。

ヴィリオルートは共通ルートから展開が異なっていて、各キャラの事情にヴィリオが首を突っ込みます。
ヴィリオは出自と使命のおかげで王室と深い関わりがあり、ジーニアを介して定期的に王様とコンタクトをとっていたから各キャラの問題をそのまま王様に報告→問題解決に向けての動きがスムーズに。
ぶっちゃけ主人公が絡まないほうがややこしくならんよな

その代わり(?)通常の共通ではいつの間にか行方不明になっているヴィリオに(当たり前だけど)今ルートでは主人公ががっつり関わって、
世界の危機に立ち向かうことになります。

といっても別に各都市が闇に包まれたとかそういう話ではなく、
そうなる前に手を打とうぜっていう前段階の話。

そもそもヴィリオの正体は世界に一体だけの
マスタードラゴン
その使命は
魔物を食べて体内で浄化
さらには
限界まで魔物を食らって王族に封印もしくは倒されること

魔物は人の負の感情から産まれる→人に取り憑き魔物化させる→魔物化した人は負の感情のまま暴れる→それを見た人々の恐怖や混乱からまた魔物が湧き出る→収拾がつかなくなり世界滅亡

この負のループを防ぐことが目的。

その使命の始まりは建国王・アーテイルの時代に魔物が溢れており、アーテイルの親友だったマスタードラゴン・ラグレスが魔物を限界まで喰らい、アーテイルと4大精霊に封印されたという歴史から。

人間の治安維持隊も魔物を倒せるけど、魔物の核となる負の感情を消すことまではできないからゆくゆくは復活するそう。

とはいえ、負の感情は誰でも持っているから魔物の発生は永遠になくなることはなく、マスタードラゴンの使命も時間稼ぎでしかないそう。


早い話がヴィリオの使命は世界の生贄になること。
「自分にしかできないから…」と運命を受け入れ、Circusの旅の合間(共通のマップ選択中)にも魔物食いをしています。

Circusに参加したのも
「自分が守る世界を隅々までこの目で見たいから」


明るくて好奇心旺盛で天真爛漫なヴィリオだけど、生まれながらの使命を遂行することにストイックです。

主人公はヴィリオの使命の酷さに自分は何もしてられない歯がゆさ、使命ゆえに恋心を伝えられない・受け取ってもらえない悲しさから
魔物に闇落ちします

魔物絶対殺すマンで元人間にも容赦ないヴィリオはどうするのか、攻略対象に殺される鬱エンドを迎えるのかワクワクハラハラ見守っていたら


主人公にキスをして自分の番にします。

他種族がドラゴンと相思相愛だと番になることができ、そのドラゴンの力と寿命が分け与えられて半ドラゴン化するそう。
闇落ちした主人公も実はヴィリオと両思いだったから愛のパワーで完全に魔物化する寸前にドラゴン化することが出来たという。

oh!ご都合主義!
嫌いじゃないぜ!

ヴィリオの力を分けてもらったのはいいけど使命までは肩代わりできないから、力を半分失った分余裕がなくなったヴィリオの破滅まで残り僅か。
主人公はドラゴンの島に眠る秘宝・マスタードラゴンの核を使えばなんとかなるかもと聞き、試練の洞窟にコリヴスと入り4大精霊の試練を乗り越えます。
まあ試練っていってもほぼほぼゆるい問答だったけど
1番試練ぽかったの火の大精霊のときくらい。

試練後は建国王・アーテイルに力を継承されコリヴスは大人になり、最深部でラグレスと対話し秘宝を受取ります。
コリヴス大人立ち絵、目のハイライトないしどう見ても闇落ち顔なんだが。
衣装替えの立ち絵もなんか魔王感満載だし。
大人の事情で実はシナリオ大幅改変されてたとかない?知らんけど

あと、そんなご都合主義凄い秘宝があるなら最初からそれを使って魔物どうにかしようって話にはならなかったのかいドラゴン首長さんよ。
主人公じゃないと試練ハードモードかもしれないけどいけなくはないよね?知らんけど。

主人公は秘宝をゲットしてヴィリオを救おうとエスカルチアに戻るけど、ここから分岐

好感度低いと
間に合わずヴィリオが闇落ち。
どうにもならず結局ヴィリオを皆で封印。
主人公はヴィリオ(ついでにラリーダ)を失った世界で悠久の時を生きるノーマルエンドに。

好感度が高いと
ヴィリオが闇落ちする前に本心を聞くことができ、魔物化してもコアアイテムの守護者になった仲間たちの力、初代王の力を継いだコリヴスの力(スチルがあるけど立ち絵と違って勇者っぽい)、最愛の主人公の想いに触れて正気に戻り、魔物を引き剥がすことに成功します。
魔物はどうなったかというと、「ヴィリオだけが全てを背負うのはおかしい!」という主人公の発案で
もともとは全世界の人たちの負の感情が素なんだから有るべきところへ還れ!と人々の心のなかに戻っていきます。

うーん、これも結局根本的な解決にはならないというかプラマイゼロに戻っただけというか。

今後の方針としてはなるべく負の感情を持っても笑顔で蹴散らす的な感じだったし。(多分)


いいんだよ主人公とヴィリオがラブラブできるハッピーエンドならなんでも

ラストは王都のCircus公演に、各々の都市で活躍している仲間たちや縁深い人たちを招待、締めにヴィリオと主人公の
サプライズ結婚式を開催

仲間たちや観客の祝福に包まれながらフィナーレ
ご都合主義や消化不良はあれど、皆が幸せになる大団円。
好きだよ私は

まぁ敵役達は破滅してたけど。
仕方ないね。
バルトはもうしょうがない。存在が根っからのぶれないヒールだし。動機もやってることも自己中そのもの。己の欲のまま動き魔物に漬け込まれ破滅する愚かな悪役。ヒールオブヒール。
ただ、悪役としての本分を全うして活躍を見せたバルトと違ってアーヴィン。
君は可哀想
バルトみたいに悪役らしい見栄えある見せ場もスチルもなく、
共通最後のフェルス公演後に魔物に取り憑かれて訳わからないこと(イーオンルートだとわかる)をわめきながらヴィリオに倒されてあっさり退場
か、可哀想…
イーオンルートではあんなに厄介な敵役だったのに…
人気投票でもなかなかの順位なのに…
やってることは非道だけどバルトと違って同情できる過去もあるし、目的もバルトほど壮大でもない。
イーオンルートではイーオンを利用するけどなんだかんだで友情に厚い面もある、なかなかいい奴なのに。

悪役は悪役なんだけど完全悪のバルトと違ってインタリオリングを手にしてないときは(表向きは)なんも悪いことしてないし、どのルートでも必ずザフォラに倒されるバルトと違って他ルートだと空気か名前だけ登場で主人公サイドにも悪とは認識されない。けど後ろ暗いことも平気でやる腕も立つ立ち回りも強か。危険物インタリオリングを手中に収めんと虎視眈々と狙っている。
うーん、扱いづらいなぁ
大団円ルートで積極的に絡ませる必要性もないし、かといって放置しておくのも危険な予感がするし。
主人公たちに「魔物に取り憑かれた人間の末路」のお手本にして早々に退場させるのが無難かな。
ヴィリオと主人公のハッピーウェディングのための礎となってくれ


【FD感想】

ラディアンテイル
主要キャラたちのタイトルコールが聞けて感無量。

ストーリーは
・ドラゴンの花嫁となった主人公の魔力制御
・ヴィリオ平定のために力を使い果たしたコアアイテム・ルケットクラウンに次ぐ王家のコアアイテム精製
この2つを目的に主人公とヴィリオはかつての仲間たちに協力を求めます。
その過程で、実は魔力暴走の一因に主人公が人外になったことで家族や仲間たちより遥かに長生きをすることになった寂しさを抱えていたことが判明。
ヴィリオの支えや仲間の助言、そして新たなコアアイテム精製儀式のための初代メンバーCircus公演を経て、主人公はヴィリオとの人生にあらためて幸せを見出します。
初代メンバーCircus公演の演目は、主人公を主人公にした今までのCircusの軌跡(ヴィリオルート)をベースにしたもの。
タイトルは
ラディアンテイル(光り輝く物語)

主要メンバーが声を揃えてタイトルコールしたときは気持ちがぐわっとなってジーンときた🥹(語彙力)

公演の最後にコリヴスが新たなコアアイテム精製を宣言、
その場にいた皆の大切な人たちへの想いや絆をもとに作られた新たなコアアイテムは
ラディアンブーケ

主人公がヴィリオからもらったアクセサリーが変化して出来たものだから、新たなコアアイテムの所有者は主人公に!

国宝を一国民が所有することに主人公もCircusメンバーも驚いたけど、なんやかんやで主人公のものに。

難色を示していた常識人ザフォラも
「主人公が持っているのが似合う。他のやつが持っているのを想像してみろ。ザフォラが所有者なら今日からフラワーザフォラだ」
などとイーオンに言われて主人公の所有を全押しします。

このルート、イーオンがザフォラに対してちょいちょいイジってくるんだよなぁ…ウケるw


というわけで、ラディアンテイルはひとまず終了。
タイトル通りのキラキラした明るい素敵なお話でした。
ちょいちょいツッコミどころもあるご都合主義だけど、ハピエン厨なのでよっぽど破綻してなきやご都合主義はどんと来い!
イーオンルートてめぇはだめだ

2023年の締めくくりにふさわしいハッピーエンドをありがとう!

ジーニアも残ってるけどまた気が向いたらやる!





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