時計仕掛けのアポカリプス 考察 感想

こんにちは、サニーです。

評判の良さに惹かれて買った

「時計仕掛けのアポカリプス」

完走しましたー🤭🤭🤭💕

いやー、

評判通りの面白さ❗

発売当初はイラストが好みじゃないのもあってスルーしてたけど、無問題❗

慣れて気にならなくなった👍

ただこのゲーム、ループ物の話なんだけど世界観が難解🤔🤔🤔

ツイッターで考察をあげつつ頭の中を整理しながら進めていました。

終わった今も正直わからないことだらけ🤪🤪🤪

という訳でこのブログでは

私なりの考察や解釈を間違ってるかもだけどがっつり書いてまとめてみようと思います❗

この独自解釈を読んで「ここはこうでは？」「これは違う！」などの考えを言っていただけるの大歓迎です❗色んな意見聞いて最適解を見つけたい❗

⚠️この先はネタバレオンリーです⚠️

推理小説のネタバレ感想とか考察読むようなものなので、

未プレイの人はここでUターンお願いします❗

また、初っぱなから真相に触れること書くので、

途中プレイの人もここでUターンお願いします❗

【考察・解釈】

１、時アポのループについて

手書きで色々雑だけど、図にするとこんな感じかなと。

クアトルートは最後の選択肢に箱を使うか使わないかがあって、使うと再びループすることになる。

ルデルルートやリアンルートもゲームでは書かれてないけど、ハピエン後に箱を使ってループに戻っている可能性もあるなと、ジルルートを見て思った。

つまり、クアトハピエンはともかくルデルハピエンとリアンハピエンはその時点では未来は確定していなくて、それぞれの後日談は未来が確定した後の話なのかなと。

各キャラとエンドを迎えた後ループした場合、ラチアが覚えていないのは

1,何百回のループのせいで記憶が薄れた。

2,ループ中ラチアがバッドエンドで死んだとき、ユナカやもう１人のラチア(天使ちゃん)に所有権が移ってループに戻った、またはガネットがリセットした(特にジルルートの場合)。

かな🤔

2はかなり怪しい推測だけど…

2、ギムレーについて

街の歴史をざっとまとめると

地上で大災害が発生し、人が住めなくなる

↓

初代指導者が箱を使い人々を地下に避難させる

↓

有力者が各自役割を持ち、人々をまとめる

(指導者のクロイツ家、人々の生存権を管理するヘルトリング家など)

↓

地上の汚染や、魔法の火の影響で扉の開閉時に爆発が起きるようになってしまった等で地上に行くことが禁止される

↓

ハイドラ病が蔓延し、天使ちゃんによってヘルトリング家に治療薬(後に薬本来の効能が失われ予防薬として残る)が伝わる

↓

地上へ出ようとした人たちが無理に扉を開けようとした結果、ギムレー上層が破壊され住めなくなる

↓

主人公たちの時代へ

街関連の秘密はルデル、リアン、クアトルートでほぼ解明されて、ユナカや真相で補足される。

3、魔法の火について

ギムレーの生活に絶対必要だけど、ハイドラ病の根源でもある魔法の火は

普通に原子力とか放射能関連かと思った。

最初は

文明の暴走により地上は核の炎につつまれ、生き残った人々は地下で文明の名残である魔法の火(放射能)を使い長年生活してきた

って予想してたけど、多分当たらずも遠からず。ジルの発言で電気云々ってのがあったし、長い歴史の中でそれなりの発達はしていた時期があった模様。

本編では

地上が荒廃した理由は明文化されず、魔法の火はガネットによりもたらされる。時がたちハイドラ病が蔓延し、一部の権力者は魔法の火の危険性に気付くも一般市民には隠匿

という流れ。

魔法の火の正体は特に書かれていないけど、十中八九

放射能と被爆をモチーフにしてそう。

ライターさんの思想とか政治的な信条は知らんけど、

身体や命に影響を及ぼす危険なものだけど、権力者は手放す気にはなれず、一般市民も危険性は知らずとも生活に欠かせないエネルギー源として使わざるを得ない。

こんな感じが現実を生きる私たちを暗喩しているような気がしないでもない。

4、天使さんについて

ユナカ・真相エンドで活躍した、ほぼ別人な辛辣なもう１人のラチアちゃん。

ジルルートの主人公ちゃんですねわかります。

内容的にも真相ラストの分岐でENDを迎えてからジル後日談開くことからもからも確定だね。

でもって、なんならプレイヤーが最初の共通～ジルルートまで操ってきた主人公ちゃん説もありそう。

少なくともクアトループEND→ジル170年前END→ユナカで天使さんとして登場の流れはありそう。ユナカ・真相の天使ちゃんの言動にクアトルートの影響が色濃く見える。ナイフ捌きとか。

天使ちゃんの行動で１番謎だったのが、

「170年前に戻った後自分の両親の研究をもとにハイドラ病の治療薬を完成させ、ヘルトリング家に作り方を伝えた」

ってやつ。

どうやって両親の研究知った？？？

ジルルートで両親の資料とか見つけてないし持ってないよね？？？？？

ユナカ真相でも天使ちゃん、両親の秘密の研究室の存在について教えてくれるけれど、他ルートでそんなもん一切出てきてないよね？？？

考えられるのは、

ジルルートに入る前に無限ループしまくってたラチアがどっかのタイミングで研究室や資料を見つけたことがあって、ジルルートに入り170年前に戻ってからそのときの記憶を思い出した

ってとこかな🤔

ただ、箱を使うと物理的な持ち物はリセットされるから当然資料は手元にないだろうし、ラチアの記憶力がいくらよくても専門的な資料の中身をそっくりそのまま覚えてるのは難しいのでは🤔

うーん、謎

あとびっくりしたのが、

170年かけて地上とギムレーの花畑をつなぐトンネルを貫通させていたこと😇

なにそれ力業すぎん？？？

真相で「扉開けるのリスク高すぎるからこのトンネル使って👍」ってなったとき、

ラチア両親やリトさんのこととかクアトさんの葛藤とか各ルートのすったもんだとかギムレーの大人達の立場とか色んなことが吹っ飛んで宇宙猫になった😇😇😇

もっと早く言お？

でもこれでルデル後日談に納得がいった。

真相見るまでは、ルデルルートだと扉のこととか解明されてないし後日談で「街の人の半分は地下に残った」とか書いてあったからパイプオルガン使わずに開けたのか？🤔ってなってたけど

秘密のトンネル見つけてれば解決するね👍👍👍

5、箱の代償について

真相終盤で急にガネットに

「箱の使用者は未来確定後に箱の中からも外からも弾かれ存在が曖昧になる。それを防ぐためにはガネットと同化しなければいけない」

などとトンデモ真実ぶっこまれます😇😇😇

しかしラチアは２人に分裂しているから、

取り込まれるのはどちらか片方だけで、取り込まれなかったほうも誰かと強い縁で結ばれていれば大丈夫と。

つまり、ジル以外の各ルートで恋人エンドが未来として確定したら天使ちゃんはガネットに取り込まれてしまっていたと😇

ルデルやリアンルートでは天使ちゃん出てこないけど、共通から天使ちゃんはいるしそういうことよね。

6、その他の謎

ギムレーの住人ってずっと地下で暮らしてるけど、ビタミンD欠乏とかくる病とか大丈夫？って気になるんだけど、地下に入る前に遺伝子いじられたりしてるかしら🤔何も書いてないし知らんけど。

考察・解釈は以上です❗

【感想】

話も面白くてテンポもいいからグイグイ引き込まれる❗

恋愛要素は薄めっちゃ薄めだけどそれなりに甘かった🥰💕

ただ文法とか言葉の使い方がところどころ微妙でちょっと気になったかも。

ルデル

爽やかお坊ちゃん幼なじみ。

ルデルファンごめんなさい。

１番印象に残ってない…

最初にやったからってのもあるけど、好みじゃないのもあってひっかかりがない😇

ルートの話は面白かったし、幼なじみなのもあってラチアが気に掛けるのも恋愛に発展していく様子も自然だし、ルデルも爽やかで頼りがいがあって素敵な男の子なんだけど、

なんだろうこのいい人なんだけどピンとこない感じ😇

リアン

ピアノマン。本作の推し。

優しい笑顔でしれっと嘘をつけるずるい大人。

だけどラチアにぐいぐい踏み込まれて素の弱い部分をさらけ出したり、知りたくなかったことを知って茫然自失になったり、情けないところも見せてきつつもグダグダにならずに大人の優しさや決断をずっと持ててるところが好き🥰💕

ルデルみたいな真っ直ぐさもなくクアトみたいな裏事情もなく、人間味溢れる１人の男っていうのがすごくいい💕

ちなみにこのルートのカルセドも好き💕

クアト

ツンデレとヤンデレのマリアージュ。

最初ただのツンキャラだったのがルートに入ったとたん闇部分を見せ、マイナススタートから始まったのが「あなたが罪を犯す前に私が殺してあげる」だの「殺してほしい」だのお互いに物騒なことを段々言うようになって執着が増していく感じとか、

ラチアを子供扱いして辛辣に扱う割には女性に対して奥手だったり甘いもの好きだったり可愛い面を持ってるとか、

ルートもキャラも乙女ゲーマーが好きになる仕上がり。

ジル

オープンスケベ不思議くん。

このルートは時アポ世界の核心に触れることをポンポン出してきて、ジルが一言喋る度にツイッターに考察書き込んでたから萌えも何もない😇

ジルもガネットも難解なこと言っててこ何度ラチアちゃんと一緒に「何言ってるかわかんない」って文句垂れたか。

ただ初見では「色々情報出してるようで肝心なことが何一つわからない」って感想だったけど、真相まで終えてブログに考察まとめを書いてるときに何度も見直した。

あと、可愛らしい笑顔と声で共通でも弟感出してラチアにべたべたひっついてたのに、ルート入ってから

「下心あるに決まってるじゃーん💕」って満面の笑みで宣うのウケたwwwww

ユナカ

一途な思春期男子

絶対こいつもタイムリープ繰り返してるだろって思ってたら大当たりで、物語以前にラチアのために何度も何度もやり直しをしていた。

本編中に攻略キャラ目線になれるのは新鮮だったし、クールな顔の裏で好きな女の子の態度に一喜一憂したり余裕なくしてるの可愛い💕💕

「ウチの子も年頃になったらこんな感じになるのかしら🤭」

って母親目線で見てしまった😇

真相エンド2(実質ガネットEND)で花畑に立つユナカは胸が締め付けられた🥺🥺🥺

ラチア

ギャップが激しくなる主人公。

最初は乙女ゲーマーに不人気そうなホワホワ天然女の子だったんだけど、箱を使うようになってからは冷静さと賢明さ、時に大胆にことを進める胆力を持つようになりストレスフリーな男前主人公に様変わり❗

特にリアンルートのラチアちゃんが１番好きだな🥰

ガネット

血も涙もない観測者。

ビジュアルイケメンだし攻略できないのかーって思ってたけど、色々人間離れしすぎてて無理😇

他にも、１番好きなサブキャラはカルセドだったりする。

裏表の激しい怖い敵キャラだけど、家族を思う気持ちは本物で、最後の最後に見せる父としての顔は最高✨

カルセドもオリビンも地上へ行くことは最後まで拒むけど、役割とか上層の事故の真相を知っていた以上に、地上が安全な楽園だったときに全ての自分の葛藤だとか重ねた罪が無駄になる恐怖に耐えきれなかったのかな…🥺

考察に神経使いすぎて感想軽めになっちゃったけど、今回はこれでおしまい❗

ちなみにもうちょっと欲を言うと、イラストが好みのものだったら最高だったな😇