DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

ブログについて考える★「同じ」と「違う」

2007-07-03 | ブログについて考える
「同じ」は人を、「わたし」と「あなた」をつなぐ。

あ、やっぱり?
いっしょいっしょ!
うん、うん
ええ、すごくわかります!
おんなじだぁ!!!

たとえば「年齢」、たとえば「ライフステージ」。
ある年代に共通の、とても大切な記録としての話題。
学生、社会人、結婚、子育て期、子離れ期、子どもが巣立ってから・・・
それぞれにたくさんのアレンジの分岐点をかかえながら。

また、その背景にある
生まれた・育った・生きている「時代」。
60年代、70年代、80年代、90年代、2000年、昭和/平成。

そうして広げていくと、
職業も。
住いも。
趣味、好きな食べ物、好きなドラマ、
いやもっと身近に、今偶然みてるドラマ、今飲んでる珈琲、今見てる空の色
いや「今」という時間そのものも含めて
出会いがつないでいくいくつもの縁。

「わたし」を構成する様々な要素が
「あなた」を構成する様々な要素との接点となって
立ち止まらせ、声をかけてみようかな、と
入り口をのぞく気持ちを後押しする。

風鈴の音に振り返ると、自分の家のものと同じ・・・。
「わぁ!」と思ったり、「あれ?」と思ったり、にっこりしたり・・・
そんな感覚にも似て。

私がブログをはじめた最初の頃って、
同年代の趣味仲間を探そう、くらいの軽いノリだったような。
そうそう、そういえばgooの『テーマサロン』(ってなくなったのかな?)
で『Rock好き40代集まれ』的な記事を書いたのでした。
そして。
その時来てくれたあるブロガーとの縁が、
このブログをすごく広げてくれたな、と。

すごくすごくよかったのは、きっと
彼女が「同じ」だけでなく、「違う」もはっきりぶつけてくれる
ブロガーだったこと。

同じミュージシャンが好き。それが最初の接点。
なのに、見てる部分が違う。
一番好きなのは同じ、でも2番目は違う。
そうかぁ、違うのか・・・
あれ?でも「違う」って案外楽しい!


あぁそうか!
いやいや、それはないって・・・
う、それはちょっと・・・
え~~~、信じられない!
おおー、それはすごい!

「違う」は人を、「わたし」と「あなた」を広げる。

違う年齢、違う年代、違う趣味、違う考え方・・・・・・・

広がると、「わたし」は豊かになる。大きくなる。

「同じ」ばかりだとつまらない。
「違う」ばかりだとしんどい。
「同じ」と「違う」を楽しみながら。
「同じ」の中の「違う」、「違う」の中の「同じ」に心魅かれながら。

時に
「同じ」だけを求める人、
「違う」を拒絶する人にも出会いながら。
そして、それもまた、「同じ」と「違う」のバリエーションとして
学びながら、自分の糧や自戒、反省としながら・・・

「私の中のあなた」「あなたの中の私」が
「私」と「あなた」の間に新しい何かを生みだすのだと思う。
「私」しか語らない人、「あなた」に迎合してしまう人、
ちょっともったいない気がします。
個々が個々の「私とあなた」を語ることに意味を感じる。
そんな風に、すべての行為に「進化する遺伝子」を組み込んだ神さまに
ちょっと感動しながら・・・。

記事とコメントとレス。

だから私は、ブログを続けてこれたのだなと
3年目を前に感じます。
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Ren)
2007-07-05 17:17:30
何度も読み直して考えました。
自分にとっては「違う」を許せる相手でも、やっぱりどこかしら自分と根っこの部分がつながってる?
出所が同じというか…多分、価値観とか感性のどこか「ここ!」っていうポイントが「同じ」と感じることが出来る人とは話もはずむし、「違う」部分も楽しめるのではと思いました。
まさに『「違う」ばかりだとしんどい』ですね。
でも、あまりに「同じ」だと「つまらない」以上にこれまたしんどい。

自分はブログを始めてから(移転前を含め)ちょうど1年半、なるもにあさんの半分です。
何のために書いてるのかなと最近また色々考えて、ちょっと休もうか、それとも思い切ってやめようか迷っています。
ただ、せっかくブログを通して知り合えたみなさんとのご縁は切りたくないという気持ちが強くあるので、それが今もとりあえず書き続けている一番の理由です。
やっぱり「そうそう、それ!」「あ、そんなのもあったのかぁ!」の感覚を味わう喜びが捨てられないのかな?
返信する
Ren様 (なるもにあ)
2007-07-06 03:18:22
「同じ」と「違う」を感じる基本はやっぱり「自分」で、
「同じだから、好き」と同時に「好きだから同じでいたい」
同様に「違うからキライ」「キライだから別でいたい」が
相互もしくは単体で作用しあうような部分もあるかな、と。
で、根っこに「相手を思う気持ち」があればけっこう「同じ」も「違う」も
受け入れられるものだとも思ったり(その逆もあるのでしょうが

個人的には、「いいな♪」と思う人の「違う」を
できれば自分のものにして「同じ」に変えていきたい願望なんかも
あります。

>何のために書いてるのかなと最近また色々考えて、ちょっと休もうか、それとも思い切ってやめようか迷っています。

私もしょっちゅう考えますよぉー。基本は自分のためなんだけど、
やはり発信という形をとると、独り言ではない分、
意識する事柄は自然と増えますよね。
それがしんどくなったり重くなったり本末転倒に感じられたり。
自分の「素直な気持ち」や「自然な気持ち」「思ったままを書く」ことを
書くことも大切だけど、そのマイナス面もあるし・・・。

で、ブログって、やはりコメント交流(というか第三者に読まれることへの意識)
が、一番大きな特徴のメディアだとも思っています。
常に、さまざまな言葉が発せられ、そこでその「声」を受け取って、
それぞれが自分の声で語る。記事発信の価値観連鎖が、ブログの醍醐味かな、と。

といいつつ、こんな雑多ブログなので(汗;)、私がコメント参加していいのか
どうか悩むパターンも多い。特に、ブクマやコメントで比較的近い価値観ばかりが
共鳴してる(ように見える)と、ちょっとした表現のズレでも、
相手を傷つけそうで参加しづらかったり。
逆に、カテ含めてけっこう多角的な価値観でできてるブログは
参加しやすい部分があります。

このブログもできれば1トーンにしたくない、と思って頑張ってきたのですが・・・
でも、なかなかバランスは難しいです;(日々、力不足を痛感しています。
このあたり、じっぱ様が明快に書かれている、
「書き手」と「読み手」の立場と理解の話につながっていくわけですが。

Ren様とはじっぱ様のブログでの、ちょっと数奇な出会い方でしたが
(私が失いかけてたブログ友達と勘違いするという;;)
やはりお互いに「じっぱ様ワールドが好き」という接点が
非常に大きいと思っています♪
根っこが同じってまさにこういうことかな、と。

自分的には、いろいろいるブロガーの中の「こんな1人」的な存在として
たくさんの「同じ」と「違う」を交換できれば嬉しいと思っていますので
これからも呆れず(無理だ?;)よろしくお願いいたします。

あら、やたら長くなってしまいました。(大汗;
こういう活性化もまた私にとってのコメント効能なのですが、
受け手としてはどうなのでしょう?(オイオイ
 
長文レスにおつきあいくださって、ありがとうございました!
返信する
根っこ (じっぱ)
2007-07-07 20:19:05
「根っこ」が、やって来ました。

で、こういう記事が「同じ」かなと。

違いは…いろいろ、ということで。



ちなみに、そろそろ復活予定なのですが、うちのブログ、見れるようになりましたか?



しかし、携帯からのアクセスって、案外面倒です。
返信する
じっぱ様 (なるもにあ)
2007-07-08 00:02:30
いらさいませ。(お辞儀

じっぱ様とは『永遠の文化祭前日』仲間かな、と
勝手に思っております、いろんな意味で。
(でもって、きっとRen様も・・・)
問題は、それが誰の夢なのか、という・・・w

いやいや、このブログ空間自体、
夢邪鬼の作った異次元なのかも?なんて・・・

ブログは相変わらずでございます。シク
今、ダンナがOSのグレードアップ計画中なので
大丈夫になったら真っ先にごあいさつに伺いたく。
返信する
Unknown (Ren)
2007-07-08 17:38:54
祭りの当日より前日(まで)が好き…そこに向かってエネルギーがたまっていく感じや、ひと時同じ夢を共有できる高揚感と充実感、期待感…いざ始まってしまうとあとは下るしかないというあせり、そして終わった後に来る絶望的な孤独感。
…私の場合はこんな感じなので、じっぱさんやなるもにあさんとはちょっと違う感覚なのかなぁ???どうなんだろう…。

>誰の夢
「胡蝶の夢」を検索していてじっぱさんの所にたどり着き、さらになるもにあさんの記事を拝見した次第です。
縁の始まりのキーワードは「夢」ですね。なるもにあさんのブログタイトルにもふさわしい!
しかも、それを検索するきっかけは例の少年との会話でしたから…不思議なつながり。リアルとブログならではの縁がからみあって。

>いろいろいるブロガーの「こんな1人」的存在
One of them ってことですよね?
最近、それが人間関係のベストな状態なのではと思い始めています。上手に距離をとるってそういうことかなぁと。その距離は相手によって異なるわけですが。
誰かのOnly one になるって望んでも不可能、重たすぎる。
返信する
Ren様 (なるもにあ)
2007-07-08 22:12:30
>そこに向かってエネルギーがたまっていく感じや、ひと時同じ夢を共有できる高揚感と充実感、期待感…
まさに!
そして結論をだすことそのものより考え続けることを選ぶ、
そこに迷いや悩みがあっても、目をつぶることなく、考え続ける。

自分の意見をもつことと、自分以外の価値観を拒絶することは違う
と思うのですが、多くのブログを回っていると、
自分の価値観だけで決めつけたりする傾向が多いように感じます。
悩むことを潔しとしない傾向。相手を知ろう・理解しようとしない姿勢。
それを強さだと勘違いしている気もする。

私は逆に、正しさはそのものではなく、それを追求するINGな行為のなかに
あると思うのです。
そういう意味で、試行錯誤を恐れない、というか大切にするブロガーが好きです。
1つの堅固な価値観より、柔軟な価値が多角的に集まって束になるほうが実は強いと思うので。
そして自分もそうありたい。
それが『永遠の文化祭前日』仲間かな、と。

じっぱ様のブログは「“自分”を疑うことの大切さ」を教えてくれる。
絶対なんてものが相対でしかないことや、人間関係の錯覚や・・・
でもそうしたことを考え続けるじっぱ様は確かにそこに存在する。
その多角的な網のような世界に着地できるRen様もまた
同じ志向の持ち主だと感じます。

>誰かのOnly one になるって望んでも不可能、重たすぎる。

その時その時のOnly one でいいのかな、と。
「自分」という存在もまたOne of meみたいな感覚だからかも。
そのあたり、実はまだまだ下手で、踏み込みがちだからこそ、
自分の課題にしておきたいのでした。

でね?
こういう記事やレスにこういうコメントをくださることそのものが、まさに考え続けるRen様の魅力なのだとも思うのです。
じっぱ様のおっしゃる
>こういう記事が「同じ」かなと。
ということかなと。
返信する

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