日付が変わりました。なんとか無事生還。
信じられないことに、ブレイジングブロンズの2NDを聴いています。。。
超問題作にして、超レア作品、その完全版。
ありえない奇跡、夢のまた夢。でも現実。。。
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Blazing Bronze/Shishū (死集) [Death Collection]
詩集「仮死』(八櫃長彦作)、『CD』、『フライヤー』いずれも超貴重アイテム。
装丁の完成度の高さはまた改めて個別に日記書きます。
とにかく。
切り裂かれた今のうちに、初期印象を。。。
効果音と音楽の組み合わせ。
と書くと、サウンドノベルのようだけど
効果音と音楽は分たれていて
また音楽のほうは効果音をそのまま辿るのではなく
二卵性双生児のように、違う趣を魅せる。
絵と美術館、そんな関係に似て。
最初、映画のサウンドトラックのように味わってましたが
「妖少女」あたりからけっこうじっとりとしみてきます。
いくつかの効果音は思わず後ろを確認してしまう系。
ただ、音の面白さのほうに先に意識が捕まるからか
先に先にと聴き急いでしまいます。
ああ、それにしても。
音音はやはりどこまでも澄んで
部屋の中が、異空間の粒子に組変っていくのが見えます。
気がつくと純粋に「音」の密度の中に
埋没している。回り込む音、忍び寄る音、
遠く・近く、
差し出された舞台を一心に見つめる。
■闇の中の観客席より■
「2.夜光」Tubular Bellsに通じる繊細な暗黒音。
美しく、でも不穏にはじまるイントロ。
「4.主題 」繰り返しパターンの中にゆっくり塗りこめられていく、
リズムがこわい曲。
「6.呪詛」好きです。琴サウンドと不思議な打楽器系の効果音。
和テイストの暗黒系室内音楽。
「8.白月紫雲」こういう音、無条件で好きです。
どこか懐かしい夢の中で聴いた曲のような・・・
「10.苦喜」は趣が変って、ミニマムな音(というのでしょうか)
が楽しい。
「14.黒魔」、「18.産養」の出だしとか、幻惑されます。
無国籍な異国の民族音楽のようでいて
そこから一気にいままで見たことのない音風景が広がる。
絵幕をひくように。
18は、男が弾くピアノ、吊るされた少女が二重写しになるけれど、
指先から紡がれる音は悲しいほど美しく空間に刺さります。
「12.心紋」、「16.言霊」は電子音の樹海のよう。
彷徨うにふさわしいとてつもなく美しい寂寥感。
「20.恐物」怖い、けれど
音の生み出す軌跡に引き込まれる。
「22.幻影」はとても映画的な音、重厚に垂れ込める。
少しだけ聴かせていただいた時、何度もリピートした「24.焼印」。
ピヤノが歌うようです。そして音の檻の中に閉じこめられていく。
とりあえず、今日はここまで。
続きは更新します。
魂、が、少し抜けているので。。。
今でも十分新しい、それだけは確実。
陰影礼賛的な、「和」の味わいをもちながら
音はきっと日本以上に海外で受け入れられそう。
同じ意味で、きっと京都でも人気がでそう。
追記:2巡目。。。頭がほどよく麻痺してきたのか
最初に聴いた時より・・・こわい。
うーん、これはヤバイっすね;;
追記:
「26.鬧羊花酒」ダークで邪悪なパワーを感じる音。
実際のヒトラーの声と演説一部の声を使用とのことですが
現代アートと親和性のある音構築、大好きです!
現代アート系で、暗闇で音を聞く作品がありますが
ぴったり!!
「28.断首」曲名とは裏腹に、
雪原や草原や、広い空間をわたっていく風を感じる。
静かでひんやりとした疾走感。
「30.狂動」この曲すごく好き。
BBの縦に立ち上がる万華鏡空間を垣間みます。
そして、暗黒音楽団の演奏は続く。
「32.吊るされたる人形」暗黒舞踏。これも好き。
深紅の蝋燭の炎が描き出す少女の黒い影。
「34.懐胎 」暗黒舞台。荘厳な音空間。
効果音と音楽がここで結ばれていく。
そして・・・・恐怖。
Blazing Bronze
Shishū (死集) [Death Collection] (2001)
permanent musicians
*Aoki Hiroshi (青木弘師, あおきひろし)/electric guitar, electric sitar, synthesizer, electric drums, piano, electric piano
*Tsukano Akiko (塚野晶湖, つかのあきこ)/piano, electric piano, synthesizer, sound processing
*X(エックス)/Bass, Key
*ε(イプシロン)/Key, Eff
*Rio/Dr, Per, Key
guest musicians
*Abe Takaaki (阿部崇暁, あべたかあき)/programming, trap
*Kobayashi Shōko (小林祥子, こばやししょうこ)/violin
*Matsukubo Iho (松久保維穂, まつくぼいほ)/voice
recorded between June 1 and July 28
released in 2001
1.誕生 - Tanjō
2.夜光 - Yakō
3.怨人 - Enjin
4.主題 - Shudai
5.妖少女 - Yōshōjo
6.呪詛 - Juso
7.輪唱 - Rinshō
8.白月紫雲 - Hakugetsu Shiun
9.出会い - Deai
10.苦喜 - Kuki
11.悦び - Yorokobi
12.心紋 - Shinmon
13.茶枳尼 - Dakini
14.墨魔 - Bokuma
15.下僕 - Geboku
16.言霊 - Kotodama
17.黒い時 - Kuroi Toki
18.産養 - Ubuyashinai
19.廻粥 - Megurigayu
20.恐物 - Kashikokimono
21.浄土 - Jōdo
22.幻影 - Genei
23.烈走 - Ressō
24.焼印 - Yakijirushi
25.弦打 - Tsuruuchi
26.鬧羊花酒 - Dōyōkashu
27.決意 - Ketsui
28.断首 - Danshu
29.粥杖 - Kayuzue
30.狂動 - Kyōdō
31.儀 - Gi
32.吊るされたる人形 - Tsurusaretaru Ningyō
33.生誕 - Seitan
34.懐胎 - Kaitai
信じられないことに、ブレイジングブロンズの2NDを聴いています。。。
超問題作にして、超レア作品、その完全版。
ありえない奇跡、夢のまた夢。でも現実。。。
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Blazing Bronze/Shishū (死集) [Death Collection]
詩集「仮死』(八櫃長彦作)、『CD』、『フライヤー』いずれも超貴重アイテム。
装丁の完成度の高さはまた改めて個別に日記書きます。
とにかく。
切り裂かれた今のうちに、初期印象を。。。
効果音と音楽の組み合わせ。
と書くと、サウンドノベルのようだけど
効果音と音楽は分たれていて
また音楽のほうは効果音をそのまま辿るのではなく
二卵性双生児のように、違う趣を魅せる。
絵と美術館、そんな関係に似て。
最初、映画のサウンドトラックのように味わってましたが
「妖少女」あたりからけっこうじっとりとしみてきます。
いくつかの効果音は思わず後ろを確認してしまう系。
ただ、音の面白さのほうに先に意識が捕まるからか
先に先にと聴き急いでしまいます。
ああ、それにしても。
音音はやはりどこまでも澄んで
部屋の中が、異空間の粒子に組変っていくのが見えます。
気がつくと純粋に「音」の密度の中に
埋没している。回り込む音、忍び寄る音、
遠く・近く、
差し出された舞台を一心に見つめる。
■闇の中の観客席より■
「2.夜光」Tubular Bellsに通じる繊細な暗黒音。
美しく、でも不穏にはじまるイントロ。
「4.主題 」繰り返しパターンの中にゆっくり塗りこめられていく、
リズムがこわい曲。
「6.呪詛」好きです。琴サウンドと不思議な打楽器系の効果音。
和テイストの暗黒系室内音楽。
「8.白月紫雲」こういう音、無条件で好きです。
どこか懐かしい夢の中で聴いた曲のような・・・
「10.苦喜」は趣が変って、ミニマムな音(というのでしょうか)
が楽しい。
「14.黒魔」、「18.産養」の出だしとか、幻惑されます。
無国籍な異国の民族音楽のようでいて
そこから一気にいままで見たことのない音風景が広がる。
絵幕をひくように。
18は、男が弾くピアノ、吊るされた少女が二重写しになるけれど、
指先から紡がれる音は悲しいほど美しく空間に刺さります。
「12.心紋」、「16.言霊」は電子音の樹海のよう。
彷徨うにふさわしいとてつもなく美しい寂寥感。
「20.恐物」怖い、けれど
音の生み出す軌跡に引き込まれる。
「22.幻影」はとても映画的な音、重厚に垂れ込める。
少しだけ聴かせていただいた時、何度もリピートした「24.焼印」。
ピヤノが歌うようです。そして音の檻の中に閉じこめられていく。
とりあえず、今日はここまで。
続きは更新します。
魂、が、少し抜けているので。。。
今でも十分新しい、それだけは確実。
陰影礼賛的な、「和」の味わいをもちながら
音はきっと日本以上に海外で受け入れられそう。
同じ意味で、きっと京都でも人気がでそう。
追記:2巡目。。。頭がほどよく麻痺してきたのか
最初に聴いた時より・・・こわい。
うーん、これはヤバイっすね;;
追記:
「26.鬧羊花酒」ダークで邪悪なパワーを感じる音。
実際のヒトラーの声と演説一部の声を使用とのことですが
現代アートと親和性のある音構築、大好きです!
現代アート系で、暗闇で音を聞く作品がありますが
ぴったり!!
「28.断首」曲名とは裏腹に、
雪原や草原や、広い空間をわたっていく風を感じる。
静かでひんやりとした疾走感。
「30.狂動」この曲すごく好き。
BBの縦に立ち上がる万華鏡空間を垣間みます。
そして、暗黒音楽団の演奏は続く。
「32.吊るされたる人形」暗黒舞踏。これも好き。
深紅の蝋燭の炎が描き出す少女の黒い影。
「34.懐胎 」暗黒舞台。荘厳な音空間。
効果音と音楽がここで結ばれていく。
そして・・・・恐怖。
Blazing Bronze
Shishū (死集) [Death Collection] (2001)
permanent musicians
*Aoki Hiroshi (青木弘師, あおきひろし)/electric guitar, electric sitar, synthesizer, electric drums, piano, electric piano
*Tsukano Akiko (塚野晶湖, つかのあきこ)/piano, electric piano, synthesizer, sound processing
*X(エックス)/Bass, Key
*ε(イプシロン)/Key, Eff
*Rio/Dr, Per, Key
guest musicians
*Abe Takaaki (阿部崇暁, あべたかあき)/programming, trap
*Kobayashi Shōko (小林祥子, こばやししょうこ)/violin
*Matsukubo Iho (松久保維穂, まつくぼいほ)/voice
recorded between June 1 and July 28
released in 2001
1.誕生 - Tanjō
2.夜光 - Yakō
3.怨人 - Enjin
4.主題 - Shudai
5.妖少女 - Yōshōjo
6.呪詛 - Juso
7.輪唱 - Rinshō
8.白月紫雲 - Hakugetsu Shiun
9.出会い - Deai
10.苦喜 - Kuki
11.悦び - Yorokobi
12.心紋 - Shinmon
13.茶枳尼 - Dakini
14.墨魔 - Bokuma
15.下僕 - Geboku
16.言霊 - Kotodama
17.黒い時 - Kuroi Toki
18.産養 - Ubuyashinai
19.廻粥 - Megurigayu
20.恐物 - Kashikokimono
21.浄土 - Jōdo
22.幻影 - Genei
23.烈走 - Ressō
24.焼印 - Yakijirushi
25.弦打 - Tsuruuchi
26.鬧羊花酒 - Dōyōkashu
27.決意 - Ketsui
28.断首 - Danshu
29.粥杖 - Kayuzue
30.狂動 - Kyōdō
31.儀 - Gi
32.吊るされたる人形 - Tsurusaretaru Ningyō
33.生誕 - Seitan
34.懐胎 - Kaitai