オジサマ専科 Vol.2 Memories母の手帳の設定を超改変してあります。なのでネタバレも含まれております。BOYSLOVEテイストにしてお届けなので、実際の商品とは一切何も関係ありません。もぐ菜は古川透CV:中田譲治しゃん推しなのでよろ。それと古川透氏は黒髪サラサラ和装で物静かな優しいアーカード様をイメージしてねんVv
gentleman's&boy(17)
藤宮が洗面所で顔を洗い、古川の元に戻って来た。藤宮は座布団に座りながら、古川に抱き着く。
古川はガラスコップを手に持ち、烏龍茶を飲んで居た。藤宮は古川が持って居る、ガラスコップに口をつけた。
藤宮はあっという間にガラスコップに、なみなみと注(そそ)がれた烏龍茶を飲み干した。飲み終えると藤宮は古川の胸に身体を任せてうとうとし始めた。
藤宮が飲み干したガラスコップを御膳に置く。瓶の中には、まだ少し残っていたので烏龍茶を飲もうと古川は思った。
古川は瓶を手に持ちガラスコップに烏龍茶を注(そそ)ぎ瓶を御膳に置く。藤宮は古川をまどろみながら見つめた。
烏龍茶を飲み終えた古川は藤宮を抱きしめた。
「小腹も空いたはずだ。」
「眠い寝たい。」
「君はほんと、泣き疲れるとよく眠る子だな。」
「寝ても良い??」
「ゆっくりおやすみ。後、一時間半ぐらいでさっきの場所に戻る。」
そう古川は言うと藤宮の耳元に唇(くち)づけた。藤宮は擽(くすぐ)ったそうに少し身をよじった。
「ねぇ、透さん。」
「あぁ。」
「僕、透さんのお家に住みたい。」
「私の家にか??」
「ダメ??」
「駄目と言う事はない。」
「ほんと、嬉しいです。わぁい。マンションは賃貸(ちんたい)で貸そうと思います。独(ひと)りだっと淋しいんです。お母さんが居た時は、お帰りなさいって言ってくれたけど、家に帰っても誰も居ないのは悲しい。」
「悠紀が帰宅した後に、私は帰宅するはずだっが。」
藤宮は頬をプゥっと膨らませ古川の胸元を軽くトントンと叩く。
「違う、そー言う意味じゃないもん。透さんの鈍感!! 透さんの傍(そば)にもっともっと居たいって意味です。うんもう、ずっとずっと二人で仲良く暮らそうて事なのにさ。」
「プロポーズか───────」
藤宮は上目(うわめ)使いで古川を見つめ頬をほんのりと赤く染めながらコクりと頷(うなず)く。
「悠紀。」
古川に名前を呼ばれ、藤宮は顔を上げると唇(くち)づけられた。角度を変えより深く唇(くち)づける、古川の手が藤宮の背中から下に伸ばされた。
藤宮は体勢を崩れ落ちない様に、必死で古川にしがみつく。古川の両腕の中では自由が利かない。
「やぁ、ダメェ…‥ ひゃぅ、あっん、透さんのエッチ。」
くすりと笑い古川は藤宮から口元を離し言う。
「これから、宜しくの挨拶だ。」
「こんなエッチな挨拶するなんて。透さん。」
藤宮も負けじに古川に唇(くち)づけた。
古川は唇(くち)づけながら藤宮を両腕で深く抱きしめた。
プロポーズをして満足した返事を聴き藤宮は安心したらしく、古川の腕の中で規則正しい寝息が聞こえる。
今まではこの隅田川から見る街並みを独(ひと)りで見続けて居た。これからは、二人でこの景色を見続けるだろう。古川も眠気をもよおし眠る。
私は彼女との幻影とお別れする時が、訪れた様だ。彼女は自分の幻影で私を殻の中に閉じ込めた事を、心残りだったのだろう。いや、違うのかも知れない。 私が彼女の幻影を解放せずに、引き留めて居たのかも知れない。
さようなら、彩子さん。 私は──────── 貴女(あなた)を────────
さようなら、 貴方(あなた)、悠紀を宜しくね。
剛さんと松さんには、ごめんなさいと。
元気でね、透、悠紀。
最後に優しい微笑(びしょう)を浮かべ高山彩子は古川と息子である藤宮に、手を大きく振り何処(どこ)かに去って逝(い)った。
gentleman&boy(18)
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藤宮が洗面所で顔を洗い、古川の元に戻って来た。藤宮は座布団に座りながら、古川に抱き着く。
古川はガラスコップを手に持ち、烏龍茶を飲んで居た。藤宮は古川が持って居る、ガラスコップに口をつけた。
藤宮はあっという間にガラスコップに、なみなみと注(そそ)がれた烏龍茶を飲み干した。飲み終えると藤宮は古川の胸に身体を任せてうとうとし始めた。
藤宮が飲み干したガラスコップを御膳に置く。瓶の中には、まだ少し残っていたので烏龍茶を飲もうと古川は思った。
古川は瓶を手に持ちガラスコップに烏龍茶を注(そそ)ぎ瓶を御膳に置く。藤宮は古川をまどろみながら見つめた。
烏龍茶を飲み終えた古川は藤宮を抱きしめた。
「小腹も空いたはずだ。」
「眠い寝たい。」
「君はほんと、泣き疲れるとよく眠る子だな。」
「寝ても良い??」
「ゆっくりおやすみ。後、一時間半ぐらいでさっきの場所に戻る。」
そう古川は言うと藤宮の耳元に唇(くち)づけた。藤宮は擽(くすぐ)ったそうに少し身をよじった。
「ねぇ、透さん。」
「あぁ。」
「僕、透さんのお家に住みたい。」
「私の家にか??」
「ダメ??」
「駄目と言う事はない。」
「ほんと、嬉しいです。わぁい。マンションは賃貸(ちんたい)で貸そうと思います。独(ひと)りだっと淋しいんです。お母さんが居た時は、お帰りなさいって言ってくれたけど、家に帰っても誰も居ないのは悲しい。」
「悠紀が帰宅した後に、私は帰宅するはずだっが。」
藤宮は頬をプゥっと膨らませ古川の胸元を軽くトントンと叩く。
「違う、そー言う意味じゃないもん。透さんの鈍感!! 透さんの傍(そば)にもっともっと居たいって意味です。うんもう、ずっとずっと二人で仲良く暮らそうて事なのにさ。」
「プロポーズか───────」
藤宮は上目(うわめ)使いで古川を見つめ頬をほんのりと赤く染めながらコクりと頷(うなず)く。
「悠紀。」
古川に名前を呼ばれ、藤宮は顔を上げると唇(くち)づけられた。角度を変えより深く唇(くち)づける、古川の手が藤宮の背中から下に伸ばされた。
藤宮は体勢を崩れ落ちない様に、必死で古川にしがみつく。古川の両腕の中では自由が利かない。
「やぁ、ダメェ…‥ ひゃぅ、あっん、透さんのエッチ。」
くすりと笑い古川は藤宮から口元を離し言う。
「これから、宜しくの挨拶だ。」
「こんなエッチな挨拶するなんて。透さん。」
藤宮も負けじに古川に唇(くち)づけた。
古川は唇(くち)づけながら藤宮を両腕で深く抱きしめた。
プロポーズをして満足した返事を聴き藤宮は安心したらしく、古川の腕の中で規則正しい寝息が聞こえる。
今まではこの隅田川から見る街並みを独(ひと)りで見続けて居た。これからは、二人でこの景色を見続けるだろう。古川も眠気をもよおし眠る。
私は彼女との幻影とお別れする時が、訪れた様だ。彼女は自分の幻影で私を殻の中に閉じ込めた事を、心残りだったのだろう。いや、違うのかも知れない。 私が彼女の幻影を解放せずに、引き留めて居たのかも知れない。
さようなら、彩子さん。 私は──────── 貴女(あなた)を────────
さようなら、 貴方(あなた)、悠紀を宜しくね。
剛さんと松さんには、ごめんなさいと。
元気でね、透、悠紀。
最後に優しい微笑(びしょう)を浮かべ高山彩子は古川と息子である藤宮に、手を大きく振り何処(どこ)かに去って逝(い)った。
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