虚偽の通報で消防署員を出動させたとして、群馬県警高崎署は19日、偽計業務妨害の疑いで同県高崎市内の無職少年(19)を逮捕した。同署によると、少年は容疑を認め、「警察が好きで、現場に来るパトカーを見たかった。直接110番すると捕まるおそれがあるので119番した」と話している。
同署の調べでは、少年は19日午後3時ごろ、同市小八木町の公衆電話から119番通報し、「小八木町の会社付近で、40歳くらいの男が包丁を振り回している。けが人が5人出ている」とうそをつき、消防署員計14人を出動させ、業務を妨害した疑いが持たれている。
同署によると、同署の警察車両18台と署員約40人も出動。現場付近で以前の虚偽通報事件の現場にも居合わせた少年を署員が発見し、事情を聴いたところ犯行を認めた。同署管内では最近1~2カ月で同様の虚偽通報が数件確認されており、関連を調べている。(MSN産経ニュース/2009.8.20 12:12)
ご存じでしたか(60)でもお伝えしたとおり、虚偽の通報は犯罪であり、法律により罰せられます。
この19歳の少年、「パトカーを見たかった」ことが動機だそうです。まあ同じ男子として、パトカーや消防車などに興味を持つのは分からないではないですが…嘘まで付いて出動させるのはやはりやり過ぎですね。
ちなみに、どうしてもパトカーを見てみたいという方には、「視閲式」がお薦めです。これは各都道府県警察本部が毎年年初に行っているパレードで、パトカーや白バイをはじめ、普段なかなかお目にかかれないような緊急車両も見ることができるそうです。
同じく消防車を見たいという方には、「消防出初式」という催しが、警察の視閲式と同じく毎年年初に各地(各消防署単位)で行われています。
事務局 農澤