お知らせ / 近畿府県合同防災訓練

　平成２０年度近畿府県合同防災訓練 ～Total Relief In kinki～ が、下記の通り行われます。

　自衛隊や消防による実際の訓練の模様が見れたり、地震体験や防災クイズコーナーなど、楽しくてためになる企画が盛りだくさんとなっております。

　みなさまのご参加を、心よりお待ち致しております。

　行事名称：平成２０年度近畿府県合同防災訓練

　日　　　時：平成２０年９月１日（月）　１０：００～１５：００

　場　　　所：ちきりアイランド（大阪府岸和田市岸之浦町）、浜工業公園（大阪府岸和田市地蔵浜町）

　実施内容：●救出・救助訓練等（ちきりアイランド/１３：００～１４：１０）

　　　　　　　　①陸上訓練

　　　　　　　　　応急架橋、広域応援部隊投入（海上訓練共通）、大規模列車事故救出、

　　　　　　　　　道路啓開、応急救護所設置・運営、埋没車両・埋没建物等からの救出、

　　　　　　　　　大型石油タンク火災消火（海上訓練共通）など

　　　　　　　　②海上訓練

　　　　　　　　　海上捜索・孤立者救出、港湾啓開、洋上救護所設置、漂流者救出、

　　　　　　　　　座礁フェリーからの救出、コンビナート排出油防除、フェリー火災消火など

　　　　　　　●避難所開設・運営訓練、体験コーナー（浜工業公園/１０：００～１５：００）

　　　　　　　　　自衛隊・住民による応急避難所開設、住民避難および避難所生活体験

　　　　　　　　　防災関係機関および企業による各種啓発展示コーナー

　　　　　　　　　地震体験車や煙中体験などの各種体験コーナー

　　　　　　　　　防災クイズ・スタンプラリー・大声コンテストなどのイベントコーナー

以上

事務局　農澤

ご存じでしたか？（６７） / 火災でしか繁殖しない虫！？

　世の中には珍しい虫がたくさんいますが、火災で燃えた樹木の中でしか繁殖しない虫がいるってご存じでしたか？

　ナガヒラタタマムシ属≪Melanophila≫ の甲虫の幼虫は、火災で燃え落ちた樹木の中だけで生育する。このため、メス成虫は５０kmもの遠方から森林火災を探知して産卵のために飛来する。 そして調査の結果、この虫の触角が、臭覚刺激によって燃えた樹木の煙に含まれる物質を感知していることを発見した。　
タマムシ（M. acuminata）の生体から切り離したばかりの触角を、電子触覚グラフィックと検出器を装着したクロマトグラフィーに接続し、 松材（Pinus sylvestris）を燃やして得られた揮発成分を注入した。その結果、２－メトキシフェノール（グアヤコール）の誘導体に強い生理活性反応が認められた。 フェノール化合物の化学構造は燃えた樹種で異なるが、この虫はグアヤコール誘導体に敏感で、十億分のいくつかの濃度単位（ppb）でこれを探知できる。 さらには、揮発物質のパターンによって樹種も特定できることもわかった。触角のこの感度は、直径３０cmの松の樹皮が高さ２m、深さ１cmまで燃え、 弱風下で１時間に７gのグアヤコールを放出した場合、１km以上離れた場所で探知できると評価された。【HP「社団法人農林水産技術情報協会」より】

　この虫の生態にはまだまだ不明な点も多く、研究が続けられているようですが、この記事の著者たちは、この研究は将来的に店舗や公共の建造物の火災探知、 早期発見の困難な森林火災の警報システム等の開発に寄与できる可能性を示唆しています。

　５０kmも先の火災の煙を嗅ぎつけるなんて人間にとってはとても無茶な話のように感じますが、この虫にとって、それが子孫を残すために生まれながらに備えられた能力なのだと考えるととても興味深く感じますね。しかもこれが研究に活かされ、森林火災の警報システムの開発に寄与できるかもしれないとなると、この虫の生態にも非常に興味が湧いてきます。

　だからといって、この研究を進めるためにワザと森に火を点ける…などという方はいないと思いますが、そんなことは絶対にやめましょう。捕まった後に警察で事情を話しても、情状酌量の余地はないと思われます。

事務局　農澤

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ご存じでしたか？（６６） / 貴金属を身につけていると雷が落ちやすいって本当？？

　最近、局地的な集中豪雨『ゲリラ豪雨』による被害が多発しています。このような集中豪雨や夕立が多いこの季節には、雨量と共に落雷にも注意が必要です。
　さて、昔から「金属を身につけていると落ちやすい」という話をよく耳にしますが、これは本当なのでしょうか？

　実は、金属を身につけているからと言って落雷に遭う確率が上がるということは一切ないそうです。

　人体の電気が通るのは主に人体内部であり、表面に少量の金属があっても通りやすさに影響はありません。物体の伝導率おりも高さのほうが重要であるため、体から金属類をはずすことに気を払うのではなく、一刻も早く安全な場所に避難することが重要です。
　さらに、金属製品を身につけている場合は、落雷時に人体より電気の流れやすい金属周辺の皮膚に軽度のやけどは負うが、雷の電流の多くが金属に流れる分、人体を流れる電流が減り、生存確率が上がることもあります。【HP「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より】

　被害に遭うどころか、金属をつけている方が安全なこともあるのですね。前述のように雷は高いところから落ちますので、傘を差したり、高い木の下に避難したりすることのほうが返って危険だそうです。
　ちなみに、金属で囲まれた自動車や電車の中も危険な様に思いますが、もし落雷を受けたとしても、雷は金属の部分を通り抜けて行くため、中にいる方が安全なのだそうです。但し、電装機器等に影響を与え、ハンドルが利かなくなったりする恐れもあるため、雷が通り過ぎるまでは、車の運転は控えたほうが良いとされています。

事務局　農澤

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ご存じでしたか？（６５） / 震災時、家屋は南側から崩壊する？？

　２月にはインドネシア、５月には中国四川省、そして６月には日本で岩手宮城内陸地震が起こるなど、世界的に大規模な地震が発生し被害が相次いでいます。
　

　一般的に、大規模な地震が起きた場合、家屋の崩壊は南側から始まるといわれています。　　　　　　　　

　これは、南側に窓を設置している家屋が多く、他の方角に比べて耐震強度が低いためだと考えられています。つまり、地震が起きた時にはまず避難をすることが先決ですが、避難する場所(方角)によっては屋外であっても危険であるということが言えるのです。
避難した後でも、安全が確認できるまでは家の特に南側には近づかないことや、避難物資を物置などに保管している家庭では、崩れる可能性がより少ない南側以外の方向に置く方が良いとされています。

　日当りの良い南側に窓が多いのは当然のことですが、地震が起こると思わぬ被害を蒙ることになりかねないのが事実です。今から家を改築して南側の窓を減らす・・・ことは大変ですが、この知識を頭に入れておくだけでもいざという時に役に立つかもしれませんね。

事務局　農澤

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ご存じでしたか？（６４） / かまどベンチ

　「かまどベンチ」というものを聞いたことはありますか？

　別名「ベンチ型災害用かまど」とも呼ばれ、公園などに設置されているベンチが災害時には「かまど」に早変わりするという優れものなのです。

（イメージ画像①：信建工業㈱ＨＰより）

 （イメージ画像②：信建工業㈱ＨＰより）

　普段はベンチとして使用しますが（画像①）、災害時には天板である木材を外してかまどとして、そして外した木材を薪として使用できます（画像②）。
　災害時に、地域の避難所として指定されていることの多い公園で、より避難所としての役割を果たすべく、徐々に全国でも普及し始めているそうです。
　この他にも、ふたを外すと下水道に直接つながっていて、トイレに早変わりする「マンホールトイレ」というものもあり、マンホールを再整備した公園などに設置されています。

　地震や風水害が多発している昨今、このような設備が整うということは本当に頼もしい限りですね。

事務局　農澤

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緊急地震速報装置斡旋のお知らせ

【組合員の皆様】
　季夏の候、組合員の皆様におかれましては、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
　このたび当組合において、共同購買事業の一環として、デジタルなまず販売株式会社、及び株式会社アレクソンの協力の下、緊急地震速報装置の斡旋を行うことになりました。皆様には後日、詳細な資料をお送りする予定をしております。商品についてのお問い合わせは、当組合事務局までお願い致します。
　また、ご希望の方にはメーカーより直接商品の説明に伺いますので、こちらもお気軽に事務局までご相談ください。　

　①「緊急地震速報受信装置　デジタルなまず」　／　デジタルなまず販売株式会社
　　　気象庁からの緊急地震速報を専用のサーバーで受取り、インターネット回線を通じて地震速報を受信します。震度１の地震から受信することができるので、ビル等の大規模物件から工場等まで幅広いお客様にご提案頂ける商品です。（※商品代の他に、毎月のサーバー利用料等が必要）
　

　リンク：デジタルなまず販売株式会社⇒　http://www.digitalnamazu.co.jp/namazu_top.html
　

　②「緊急地震速報アダプター ＥＥＷ１００」　／　株式会社アレクソン
　　　ラジオ放送局による「緊急地震速報」の放送を瞬時に受信します。サーバー利用料やインターネット回線料などのインフラ費用の負担がなく初期投資だけで済むので、特に小規模の事業所等にご提案しやすい商品です。
　

　リンク：株式会社アレクソン⇒　http://www.alexon.co.jp/

以上
事務局　農澤

ご存じでしたか？（６３） / ８．１水害

　１９９３年（平成５年）の今日、鹿児島県姶良郡を中心とした地域で１時間あたり１０４㎜という記録的集中豪雨が起こり、家屋２４４戸が浸水、死者２３名を出す大被害となりました。
各所で土石流が発生し、九州自動車道、国道10号をはじめ多くの道路が通行止め、また桜島サービスエリアの建物が土石流の直撃を受け、日豊本線の線路の盛り土が崩壊するなど、交通機関も甚大な被害を受け、長期間にわたって不通となりました。
この年は、6月から7月にかけて、梅雨前線の影響により鹿児島県を含む九州南部各地で総降水量が1000mmを越え、土石流や浸水の被害が多数発生していました。7月9日に九州南部地方は梅雨明けの発表が出されましたが、1週間も経たずに再び梅雨前線が南下し、戻り梅雨が続き、長期間の降雨により地盤が緩んでいたところに集中豪雨が重なった形となり、被害が大きくなったと見られています。【HP「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より】

　この集中豪雨は「８．１水害」または、同じく鹿児島で五日後にも起きた水害と合わせて「平成５年８月豪雨」と言われています。　

　先月２８日には、神戸にて豪雨により鉄砲水が発生し、川に流された児童を含む４人が犠牲になりました。梅雨が空けたとはいえ、この季節は夕立や台風など集中的な豪雨には充分な注意が必要ですし、安全な場所と思っていても、土砂崩れや鉄砲水などの予期せぬ形で被害に巻き込まれる可能性があります。この時季の雨は、短時間で止むことが多いですので、強い雨が降ってきたら無理をせずに外出を控え、外にいるときは「大丈夫」と過信することなく、安全に雨を凌げる場所に避難するようにしましょう。

事務局　農澤

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