以前にもこのブログでお伝えしましたが、大阪でも全国的にも、発生した火災の中で「放火」や「放火の疑い」がその原因のトップになっています。
大阪市消防局が平成12年度に行った放火火災要因分析調査の結果によると、このような放火火災は、不満・イライラの発散や、火による興奮、快感という身勝手な動機によるものが大部分を占めていると考えられています。
放火行為者の多くは、自信欠乏型で内向的性格の者が多く、放火が凶悪な犯罪であるという認識を持たず、計画性もなく衝動的に実行されるといわれています。
そのため放火の対象は、「火をつけやすい場所であればどこでもよい」というふうに、不特定の場所となります。【HP「大阪市消防局」より】
「放火なんて防ぎようがない」と思われる方もおおいと思いますが、先にも述べたように、放火犯の動機は感情的(突発的)なものが多いため、ちょっとした工夫で放火犯に付け入る隙を与えず、放火の可能性を減らすことは可能です。
放火防止のチェックポイント
①家の周りに燃えやすいものを置かない・・・夜間に身勝手に「燃やす家」を探している放火犯に、火をつけるキッカケを与えない。(新聞や雑誌をまとめたものを外に置いたり、夜間の洗濯干しなどを極力避ける)
②ごみは、収集日時などを守って出す・・・家の前に置いておいたゴミに放火される事例が多数あります。ゴミ出しは、なるべく収集時間の直前に行いましょう。
③家の周りをできるだけ明るくする・・・放火犯は人目に付きにくいところに現れます。
④門扉、物置、空室、倉庫などには必ず鍵をかける・・・放火犯に家の敷地内に進入する隙を与えない。
⑤自動車などのボディカバーはできるだけ防炎素材のものを使う・・・特に自宅と離れたところに車庫がある方は注意が必要です。
下記HPで放火に対する対策が紹介されていますので、是非ご一読ください。
大阪市消防局 ⇒ http://www.city.osaka.jp/shobo/04bouka/bouka_2_1.html
何よりも、地域の方と協力をして火を出させない工夫や不審者情報、また、火災のニュースなどに気を配ることが大切です。
「我が家に限って放火されることはないだろう・・・」といった油断は禁物。家族の命を守るために、簡単にできることからやっていきたいものです。
事務局 農澤
大阪消防設備協同組合のトップページはこちら⇒ http://www.syoukumi.jp/