厚生労働科学研究(主任研究者:丸川征四郎氏)によれば、平成20年12月現在、一般市民が利用できるAEDの数は、日本全国で149,318台に上るそうです。都道府県別にみると、第一位が東京都で21,249台、第二位が大阪府で9,598台、第三位が愛知県で8,958台、以下神奈川県(8,247台)、埼玉県(7,468台)と続きます。
そして、人口10万人あたりに対する一般市民が利用できるAEDの数を比較すると、第一位が山梨県で176.1台、第二位が東京都で169.0台、第三位が福井県で161.6台、次いで三重県(159.0台)、島根県(151.1)台と続きます。このように人口に対する普及数でみると、都市部以外でも着実に普及が進んでいることがよくわかります。
AEDの設置については地方自治体で急速に制度化が進んでおり、一定以上の大きさの建物やある程度の人数の出入りがある建物には、条例で設置が義務付けられる市区町村も増えてきているようです。
人の多い場所によく出入りする方は、どの場所にAEDが設置してあるかを覚えておき、いざという時にすぐに動けるようにしておきましょう。
事務局 農澤