写真は、東京消防庁の救急車。
そしてこれが、大阪市消防局の救急車。
よく見ると、東京消防庁の救急車には赤いラインが入っているのに対し、大阪市消防局の救急車にはラインが入っていません。
救急車の色は道路運送車両法に基づき『白色』のみと定められているのですが、ラインの色やデザインに特に決まりはなく、各消防本部に委ねられているのだそうです。とはいっても、日本全国ほとんどの市区町村の救急車が赤色のライン(または青色のライン)が入っているのに対し、ラインが入らない救急車はなんと大阪市消防局だけ、なのだそうです。
これには明確な理由はないらしく、救急車が日本に入ってきた当時の色をそのまま忠実に守っているという説や、関西弁で赤は「あかん(ダメ)」つまり「助からない」という意味を連想するため、縁起が悪いことからラインを入れていないなどという説があります。
もしも「あかん」説が本当だとしたら、なんとも言い難い浪速のセンス…という感覚になりますが、おなじ関西人としてこのセンスを「憎めないなぁ」と思うのは私だけでしょうか?
事務局 農澤