防災グッズをいざ揃えようと思っても何を買えばいいかわからず、面倒なので懐中電灯や非常食、非常用トイレなどがセットになった持ち出し袋(リュック)を購入し、「これでとりあえずひと安心」という経験をされたかたは多いと思います。
しかし、住まいする地域や家族などによって用意するものも変わってくることがあります。
記事の中には、
>>東日本大震災後に首都直下地震などの被害想定の見直しが行われ、家屋の被害状況によっては避難所への移動よりも「自宅で避難生活を送ること(自宅避難)」が推奨されるようになってきました。
とあります。
東日本大震災のような海溝型地震の場合、津波による対策は最重要な課題ですが、直下型地震に比べて家屋の倒壊は比較的少なく、地震発生後、避難所に避難することなく自宅で過ごすことを想定していくことが推奨されています。もちろん、ライフラインが途絶えていることを仮定して、今までも用意していた防災グッズは一通りそろえる必要はありますが、加えて家で過ごすことも仮定した用品を追加して用意しておくことが必要です。
例えば、東日本大震災直後、量販店やインターネット通販ではカセットコンロの品切れが相次ぎました。電気や都市ガスを使わずに簡単に火を使えるカセットコンロは、避難生活時に大いに役立ちます。最近では燃料であるカセットボンベも比較的安く手に入るようになりましたので、「ローリングストック方式」を利用して普段からカセットコンロを使用する習慣をつけておくのも、家庭における防災のひとつといえるかもしれません。
事務局 農澤
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