だんなっちょんのブログ

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甲斐性無しの二児の父

7月5日日記 イオンもいつかは・・。

2012-07-06 01:24:31 | 生活漫談
イオンの躍進は凄まじい。
今や地方都市は「イオン天国」とまで言われている。
自分が住む街も、出身地も「買い物といえば取敢えずイオン」という
レベルまで住民意識は浸透している気がする。

「商店街潰し」とまで言われるイオンではあるが、個人的には
これも時代の流れであり仕方ないかなと思う。
表向きの部分だけで推し量ってしまうが
イオンは今の消費者ニーズに即した商売をやっていると思う。
業界裏事情で幾らかの汚点があったとしても、それをかき消す
ぐらいサービスは行き届いているといって良い。

広い駐車場にいつ行っても綺麗なトイレ、
子供のことを考えての遊戯施設にお年寄りを考えて所々に椅子を設置
接客も悪くない、自分が必要とするものや店は
だいたいイオンに行けば揃っているし、食料品も自社ブランド
「トップバリュー」を筆頭にサービス悪いと感じたことはあまり無い。
行けば楽しめる、行けば何でもお手頃の値段で買える。
個人的には満足度の高いショッピングモールだと思う。

自分が生まれ育った街を思い出す。
子供の頃商店街に行って楽しい思いをした試しがない。
地域差はあるかもしれないが、客を威圧する態度に
ボッタクリじゃないのか?と思うほど高い品々。
店頭に並んでいる靴を触って眺めるだけでも、
疑うような目で遠くから見ているおっさん店員。
百貨店に足を運んだ母親が「客を値踏みするような態度で腹がたつ」
「汚らしい商品を並べているくせに高い」と言っていたのも大げさではないだろう。
自分の家族は一貫して商店街を否定して買い物には
大型ショッピングセンターのダイエーに足を運んでいた。
時代が変わってダイエーがあった場所はイオンになってしまったが
(地域住民の愛着を考慮してイオン内にはダイエー自体は存在する)
それでも母親の評価は変わらない。「イオンはダイエーより接客がいい
し、やすくてサービス精神旺盛」という。

「郊外型ショッピングモールの躍進により商店街がシャッターになって寂しくなった・・」「商店街に復興を!」
という報道をたまに耳にするが、俺は自業自得の面もあると思う。
少なくとも自分が生まれ育った地域の商店街は接客態度も悪ければ
サービス精神も薄い地域だったと思う。

このあいだその商店街を車で走った際見てみたが
案の定ではあるが、軒並みシャッター街になってしまった。
客はちゃんと見ているし、駅前という地理的優位性や地域住民との
癒着ビジネスにアグラをかき、サービスを怠ったゆえの結果だと思う。
一生懸命やってきた人もいるだろうが、個人的には
そうじゃない部分のほうを見てきたので正直「自業自得だろ」としか
思えない。

ただし小売業界を牽引するイオンも今後どうなるかは分からない。
正直店舗を異常に拡大しすぎて、ちょっとしたことで大変な
負債を抱える可能性も秘めている。
もっともそれを回避する術は考えているのかもしれないが
「栄枯盛衰」というように、駅前商店街が消えたように
何らかの切っ掛けでいつかイオンも終焉を迎える時は来るであろう。

情報社会の今の時代、消費者ニーズやトレンドは
とてつもないスピードで変化していく。
現段階ではイオンが潰れる気配は全く感じないが、
もしイオンが終焉を迎える時の我々のライフスタイルは
どう様変わりしているのかが気になる。

極端な話車が滅べばイオンはあっという間に消し飛ぶわけだし
インターネットショッピングによるデリバリーサービスが充実・普及
しまくれば買い物を拒む人も出てくるだろうし
何が流行って何が廃れるかは未知の領域である。

イオンに限らず、このご時世で急成長を遂げている企業の行く末を
じっくりと見ていきたいと思う。