競馬に置き換えれば竜王戦はジャパンカップ・有馬記念という感じでしょうか。
今年も年末の賞金最高のタイトル戦、渡辺戦もとい・・竜王戦がいよいよ明日開催(笑)
有馬記念同様、竜王戦は個人的にお祭り気分です。名人戦は時期的にもダービーと重なるので
やはり一番注目されて威厳がある棋士を決める対局なので、緊張します。
賞金4000万超。負けても1500万と言われる棋戦だけに
自分がもらうわけではないですが、どうしても心は踊ってしまいます。
開催日程は以下のとおり
第1局 10月15、16日(土、日) 「天龍寺」
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
TEL 075-881-1235
立会:井上慶太九段
解説:阿部隆八段
記録係:中脇隆志初段
第1局現地イベント情報
第2局 10月27、28日(木、金)
「箱根ホテル小涌園」
神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1297
TEL 0460-82-4111
立会:森内俊之九段
解説:鈴木大介八段
記録係:川崎直人三段
第3局 11月7、8日(月、火) 「ほほえみの宿 滝の湯」
山形県天童市鎌田本町1-1-30
TEL 023-654-2211
立会:佐藤康光九段
解説:広瀬章人八段
記録係:岡部怜央三段
第4局 11月21・22日(月、火) 「指宿白水館」
鹿児島県指宿市東方12126-12
TEL 0993-22-3131
立会:田中寅彦九段
解説:飯塚祐紀七段
記録係:冨田誠也三段
第5局 12月1、2日(木、金) 「HAKODATE 海峡の風」
北海道函館市湯川町1-18-15
TEL 0138-59-1126
立会:屋敷伸之九段
解説:阿久津主税八段
記録係:梶浦宏孝四段
第6局 12月7、8日(水・木) 「常磐ホテル」
山梨県甲府市湯村2-5-21
TEL 055-254-3111
立会:中村修九段
解説:
記録係:荒田敏史三段
第7局 12月21、22日(水、木) 「温泉御宿 龍言」
新潟県南魚沼市坂戸山際79
TEL 025-772-3470
立会:
解説:
記録係:三浦孝介三段
竜王戦中継サイト
http://live.shogi.or.jp/ryuou/
【谷川浩司会長のコメント】
七番勝負直前の変更となり、関係者や将棋ファンの皆様にご迷惑をお掛けし申し訳ありません。
対局者のお二人には名棋譜を作り上げることを期待しています。
【丸山忠久九段のコメント】
日本将棋連盟の決定には個人的には賛成しかねますが、竜王戦は将棋の最高棋戦ですので
全力を尽くします。
今年の竜王戦の第一局は天龍寺。かつてはハワイ決戦もあったほどで、
大事な第一局は実に趣深い、竜王戦らしい場所ですね。竜王戦の「龍」だけに。
三浦九段が休養という形になり、変わって挑戦者決定戦で三浦九段に負けた丸山九段が登場。
実は丸山九段は竜王戦は特別意識が高いせいでしょうか、順位戦以上に高い結果を残している棋士の1人です。
竜王戦は1~6組あるのですが、かれこれ18年に渡って最高上位の1組を死守しております。
1999年から2016年の現在まで18期連続死守と歴代4位で、連続1位で現在もっとも長いのは
丸山九段のみです。1位は羽生さんの24期連続ですが
2組に降級したこともあるので、その記録は24で止まったままです。
また名人経験も2期経験。現在B級1組でA級から陥落してしまいましたが、名人時代から
色褪せない実力を保ち続けています。森内九段同様、持ち時間の長い名人・順位戦特化型の
棋士だと思われます。
また、竜王タイトル戦は実は今回が3度目で全て渡辺竜王が相手です。
竜王タイトル戦で3回同じ組み合わせなのは、羽生-佐藤康以来のことです。
過去2回の竜王タイトル戦は渡辺竜王が全て一方的な内容(全て4-1)で完勝。
今回は丸山九段が過去のリベンジを果たすかの戦いになりそうです。
かつて名人まで上り詰めたこともある実力者です。
タイトル戦3日前に急に出場することになったハンデは渡辺竜王も同様のことです。
ワクワクするタイトル戦を期待します。
丸山九段のエピソードといえば、「激辛流」「もぐもぐ」「無音流」ではないでしょうか。
激辛流は、ほぼ勝ちが見えていても、徹底的に相手の勝ちをひとつ残らず摘む・受けかえす厳しさ
無音流は、見かけは普段筋トレで鍛え上げたマッスルな体格と対照的に駒音をほとんど立てずに静かに駒を指すスタイル。
モグモグは、藤井九段との順位戦で投了間近の深夜にコンビニで購入してきたパンをモグモグ
食べながら、相手が投了した、ちょっとニンマリする事件、そして普段の丸山九段は
一般成人男性の2・3倍は食べる大食漢で有名です。
そりゃ普段から筋トレに勤しんでいるから、それだけ食って当たり前なのですが、
いつもニコニコ・静かに駒を動かしておきながら、筋トレに勤しみムキムキマンで将棋も強い。
面白いですよね。好きな棋士のひとりです。
対する渡辺竜王はもはや言うまでもありません。あの羽生さんでも取得できていない
唯一の永世竜王であり、連盟が指定する最高棋戦で最高の成果を上げている棋界を代表するトップ棋士です。
竜王といえば渡辺。渡辺といえば竜王。わずか30年足らずの竜王の歴史で3分の1が渡辺竜王なわけです。本当に恐れ入ります。
また渡辺竜王といえば他の棋戦では今ひとつと言われてますが、現在竜王以外に棋王のタイトルも
保持しており、あと2つで永世を獲得できるところまできております。
急増コンビの竜王戦でありますが、心より最高の結果と内容を期待しております。
また、棋界最高位に君臨し続ける羽生三冠に対しもっとも高い勝率(5割強・20戦以上前提)
を保持している唯一の棋士です。
さらに佐藤天彦名人さえも棋王戦で完勝するほどの強さです。
羽生さんのようなオールラウンダー型ではなく、タイトル戦特化型、超研究家で棋戦を絞って
モノにする超合理主義者にしてもっとも成果を上げている棋士といえます。
タイトル戦・特に竜王戦においてこの男の右に出るものはいません。
今年も年末の賞金最高のタイトル戦、渡辺戦もとい・・竜王戦がいよいよ明日開催(笑)
有馬記念同様、竜王戦は個人的にお祭り気分です。名人戦は時期的にもダービーと重なるので
やはり一番注目されて威厳がある棋士を決める対局なので、緊張します。
賞金4000万超。負けても1500万と言われる棋戦だけに
自分がもらうわけではないですが、どうしても心は踊ってしまいます。
開催日程は以下のとおり
第1局 10月15、16日(土、日) 「天龍寺」
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
TEL 075-881-1235
立会:井上慶太九段
解説:阿部隆八段
記録係:中脇隆志初段
第1局現地イベント情報
第2局 10月27、28日(木、金)
「箱根ホテル小涌園」
神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1297
TEL 0460-82-4111
立会:森内俊之九段
解説:鈴木大介八段
記録係:川崎直人三段
第3局 11月7、8日(月、火) 「ほほえみの宿 滝の湯」
山形県天童市鎌田本町1-1-30
TEL 023-654-2211
立会:佐藤康光九段
解説:広瀬章人八段
記録係:岡部怜央三段
第4局 11月21・22日(月、火) 「指宿白水館」
鹿児島県指宿市東方12126-12
TEL 0993-22-3131
立会:田中寅彦九段
解説:飯塚祐紀七段
記録係:冨田誠也三段
第5局 12月1、2日(木、金) 「HAKODATE 海峡の風」
北海道函館市湯川町1-18-15
TEL 0138-59-1126
立会:屋敷伸之九段
解説:阿久津主税八段
記録係:梶浦宏孝四段
第6局 12月7、8日(水・木) 「常磐ホテル」
山梨県甲府市湯村2-5-21
TEL 055-254-3111
立会:中村修九段
解説:
記録係:荒田敏史三段
第7局 12月21、22日(水、木) 「温泉御宿 龍言」
新潟県南魚沼市坂戸山際79
TEL 025-772-3470
立会:
解説:
記録係:三浦孝介三段
竜王戦中継サイト
http://live.shogi.or.jp/ryuou/
【谷川浩司会長のコメント】
七番勝負直前の変更となり、関係者や将棋ファンの皆様にご迷惑をお掛けし申し訳ありません。
対局者のお二人には名棋譜を作り上げることを期待しています。
【丸山忠久九段のコメント】
日本将棋連盟の決定には個人的には賛成しかねますが、竜王戦は将棋の最高棋戦ですので
全力を尽くします。
今年の竜王戦の第一局は天龍寺。かつてはハワイ決戦もあったほどで、
大事な第一局は実に趣深い、竜王戦らしい場所ですね。竜王戦の「龍」だけに。
三浦九段が休養という形になり、変わって挑戦者決定戦で三浦九段に負けた丸山九段が登場。
実は丸山九段は竜王戦は特別意識が高いせいでしょうか、順位戦以上に高い結果を残している棋士の1人です。
竜王戦は1~6組あるのですが、かれこれ18年に渡って最高上位の1組を死守しております。
1999年から2016年の現在まで18期連続死守と歴代4位で、連続1位で現在もっとも長いのは
丸山九段のみです。1位は羽生さんの24期連続ですが
2組に降級したこともあるので、その記録は24で止まったままです。
また名人経験も2期経験。現在B級1組でA級から陥落してしまいましたが、名人時代から
色褪せない実力を保ち続けています。森内九段同様、持ち時間の長い名人・順位戦特化型の
棋士だと思われます。
また、竜王タイトル戦は実は今回が3度目で全て渡辺竜王が相手です。
竜王タイトル戦で3回同じ組み合わせなのは、羽生-佐藤康以来のことです。
過去2回の竜王タイトル戦は渡辺竜王が全て一方的な内容(全て4-1)で完勝。
今回は丸山九段が過去のリベンジを果たすかの戦いになりそうです。
かつて名人まで上り詰めたこともある実力者です。
タイトル戦3日前に急に出場することになったハンデは渡辺竜王も同様のことです。
ワクワクするタイトル戦を期待します。
丸山九段のエピソードといえば、「激辛流」「もぐもぐ」「無音流」ではないでしょうか。
激辛流は、ほぼ勝ちが見えていても、徹底的に相手の勝ちをひとつ残らず摘む・受けかえす厳しさ
無音流は、見かけは普段筋トレで鍛え上げたマッスルな体格と対照的に駒音をほとんど立てずに静かに駒を指すスタイル。
モグモグは、藤井九段との順位戦で投了間近の深夜にコンビニで購入してきたパンをモグモグ
食べながら、相手が投了した、ちょっとニンマリする事件、そして普段の丸山九段は
一般成人男性の2・3倍は食べる大食漢で有名です。
そりゃ普段から筋トレに勤しんでいるから、それだけ食って当たり前なのですが、
いつもニコニコ・静かに駒を動かしておきながら、筋トレに勤しみムキムキマンで将棋も強い。
面白いですよね。好きな棋士のひとりです。
対する渡辺竜王はもはや言うまでもありません。あの羽生さんでも取得できていない
唯一の永世竜王であり、連盟が指定する最高棋戦で最高の成果を上げている棋界を代表するトップ棋士です。
竜王といえば渡辺。渡辺といえば竜王。わずか30年足らずの竜王の歴史で3分の1が渡辺竜王なわけです。本当に恐れ入ります。
また渡辺竜王といえば他の棋戦では今ひとつと言われてますが、現在竜王以外に棋王のタイトルも
保持しており、あと2つで永世を獲得できるところまできております。
急増コンビの竜王戦でありますが、心より最高の結果と内容を期待しております。
また、棋界最高位に君臨し続ける羽生三冠に対しもっとも高い勝率(5割強・20戦以上前提)
を保持している唯一の棋士です。
さらに佐藤天彦名人さえも棋王戦で完勝するほどの強さです。
羽生さんのようなオールラウンダー型ではなく、タイトル戦特化型、超研究家で棋戦を絞って
モノにする超合理主義者にしてもっとも成果を上げている棋士といえます。
タイトル戦・特に竜王戦においてこの男の右に出るものはいません。