碁席秀策へようこそ!

徹夜で打てる新宿の碁会所「秀策」の
出来事や大会などをお伝えします。
プロ・県代表クラスもよく来ている碁会所です。

白の作戦と黒の対策 (特別編)

2012-12-14 23:07:32 | 新布石等

こんばんは。

完結したテーマでしたが 書きたい事ができました。




つい先日、トップ棋士同士の対局で前回研究した形が現れました。



黒 高尾紳路九段 白 小県真樹九段


高尾先生は秀策ブログをご存知でまさかのサプライズ?!と妄想


冗談は置いておくとして・・・


白が20と手を抜いた時の図を作っていませんでした(難しくて考えるのをやめる)




高尾先生の感想にあったのですが このように打てば黒も打てるみたいです。

 

今回もありがとうございました。(よく考えると転載してるだけでした・・・)


白の作戦と黒の有力な対策その3

2012-12-04 00:58:59 | 新布石等
こんばんは。今回で最後となります。




1図実戦進行

黒14まで互角の進行と思います。
ただ、好みによって判断が分かれるかもしれません。




実戦進行2

白2と消しました。 黒は3・5と反発しました。白は6と包丁を入れて15まで味付け。

18と強くハネました。黒もさらばと19。




実戦進行3

途中黒7は疑問手かもしれません。白からの利きが多くなりました。
白14と一気に攻勢に。



実戦進行4
黒1が敗着。白6が強手で黒がシビれました。


実戦進行5

7と打つしかなく、白10まで黒がツブレ形。以下略白中押し勝ち。



参考図A 形勢不明

実戦進行5の黒1では参考図Aの1と打つべきでした。
中央の黒への利きを睨みながら白は2と動き出します。
これは難解で黒にも好機がありました。 



参考図B 黒成功

結論では実戦進行3の黒7では 2と打つべきでした。

これなら利き筋が少ないので右辺の力関係は互角。
下辺の地も大きいので黒有望でした。






ここまで見ていただいてありがとうございました。


白の作戦と黒の有力な対策その2

2012-12-02 22:50:46 | 新布石等
こんばんは。 前回の続きです。










1図

一路控えめに黒1も考えます。この方が地になりやすいかもしれません。
今すぐ打ちませんが黒3のツケが狙いです。



2図 白が主導権を掌握

白1のスベリがあるのに黒4とサガるのは打ち過ぎです。
9まで逆に黒石が攻め立てられています。。。




3図有力な石運び。

黒2とハネて様子を見るのも有力。
本図は 2と3の交換が利かしで黒の注文です。



4図黒歓迎
白3の切りには黒6まで。この戦いは黒としても歓迎。



5図
白は手を抜くと思います。
黒8までよくわからない戦いに。



5図続 不明。

白2とハネ出します。
以下17まで優劣が付けにくいです。
私はなんとなく白持ちなのですが・・・
どちらもあまり自信がないのでわかりません。


6図

黒1と当ててからツケも考えられます。
今度は白4とツキアタリ。
白10まで黒が甘そうです。
黒3で下辺の3Mにツメてからツケを狙うなら黒もやれそうです。




今回はここまでです。 次回で最後となります。


白の作戦と黒の有力な対策。

2012-12-01 12:08:24 | 新布石等

みなさんこんにちは。

「新布石・新手法」のカテゴリーの更新が遅れて申し訳ありませんでした。 


 やっとの更新です。今回はやや長めなので 分割で連載します。



1図

2・4の布石は白の立場で有力な戦略です。進行が想定しやすいので
うまく白の勝ちパターンに持って行くという意識を感じます。

白の作戦はゆっくりした展開を望んでいるので、
黒は白の意図と逆の進行を狙います。

白6では他にも色々ありますが、この場合は高ガカリが多く見られる形なので
この型を徹底研究する事にします。



2図 中国流対策

白の意図は中国流対策です。 6のシマリが黒の模様をけん制にもなっているので
これは白の注文です。なので黒は1図のように黒5とかかるのが自然と思います。



3図 上ツケが有力。

黒1の上ツケが面白いです。 白2のハネなら黒5~9。途中で黒は二段バネもありますが
難しくなるので7のノビがオススメ。

白は焼きもちを焼いて10と殴りこむかもしれませんが、
11までこの戦いは白が好ましくないです。



4図 

なので白は2とツケてきます。黒は7までと打ちます。



5図 黒活発

白1の切りには 黒2とサガリます。3と押さえた時に4と飛ぶのが手筋で5と取れば
以下黒11まで黒優勢。




6図


黒4の時に白5とカケてくれば6のアテを決めた後に出て切る。
以下黒16まで黒良し。



7図

他にも白3のノビの抵抗も考えられます。
白はこの方がマシですが、14まで黒が打ちやすいです。





8図

5~7図では白が好ましくありませんでした。
なので白1と滑ります。

黒は手を抜いて2と連打。ここで白3と切るのは良くないです。

以下黒10まで捨てられて 白1が無駄な手になっています。




9図 新型

白3が狙いの一着でした。

黒は4~8と処理する。
下辺の黒模様がこのくらいの幅なら有力な手法です。

以下黒14まで全体的に互角の進行。

 (黒太田初段 白中国棋士、heibeil氏)







今回はここまでです。

次回もありますので閲覧よろしくお願い致します。











黒の布石②

2012-04-08 01:10:13 | 新布石等
こんばんは前回の続きです。



1図

右下の白の厚みが気になる時の手段です。
黒1と厳しく挟む。白2を誘って黒3の二間ビラキが好点。

白の勢力圏で1は無謀のようですが、
はさんだ石は3の二間ビラキを打つための
調子を求めた手で、後は捨ててもいいという考え方です。




2図
普通は黒3とケイマで競っていきたいのですが
 白4と打たれて右下の厚みが働きそう。



3図 
白は右上のような決め方をしてくれるかもしれません。 
その場合は黒11までです。 右下の白はもう厚みではありません。




4図

単に4とはさむかもしれません。
黒は5とハネて3の顔を立てます。

(終わり)



  ありがとうございました




囲碁・将棋 ブログランキングへ