みなさんこんばんは今回は趣旨を変えて、
N氏についてのエッセイを好き勝手に書かせてもらいます。(本人許可済み)
内容が内容なので(全体的にキツイ表現になっています)
この手の話が苦手な方は閲覧をオススメしません。
歌舞伎町碁界の真剣師もとい、目碁師N六段を私は見た。
(注:目碁とは10目単位の差でお金が動く碁です例:0~10目一番11~20目二番)
いわゆる懸賞碁打ちである まずNさんの棋風についてお話をしなければならない
一言で言うと異端の部類に入る碁打ちだと思う
まずNさんと初めて盤に向った相手は驚くだろう 力が半端ではないのだ
暴力が碁を打っているような感じで、愚形のアキ三角・陣笠・ヘボコスミ
一線を這って無理矢理石を逃げたり、取りにいくなど打つ相手は戦いに絡まれると
一族郎党引き連れて逃げなくてはならない
下手がNさんと打てば下手はボロボロになってしまう、
ではNさんより上手はどうだろうか ハンデは有りで
布石は上手がうまく立ち回る 中盤には形勢は白が有利―――になるのだが
ここからNさんは無理矢理石を切れ切れにして上手がドロドロの戦いに引きずり込まれる
Nさんは私が言うのも失礼なのだが、布石はあまり上手ではない、
どんどん甘くなってしまうのだ、しかし 凝り形で屋上屋を架すその厚すぎる碁が
戦いになると、どんな無理手も成立してしまう、例えるなら亀の甲の隣にポン抜きを作る碁
結果――― 戦いになると上手の石がボロボロになる
それも元東京都代表が・・・。 これは驚くべき事で、
「こんな下手がいるのか・・・」と上手でも驚く事しきりだ
もちろん Nさんもその棋風から読み違いで逆にツブされてしまうケースも少なくはない
こういう碁は本来 勝ち続けなければならない真剣師としては問題だ
しかしこの碁に魅せられた人達も多い(下手、上手限らずファンも多い?)
Nさんの対局が始まると観戦者がいつも多くなる
その無法な碁に爆笑したり、感心して見たりと
そういう意味合いでは 本来のゼニを取る碁という意味で向いていると思う。
私は、Nさんの碁の理屈というか考え方に衝撃を受けている、
その一例として まずNさんは布石から普通の人が考えない事を考えているのだ
特に大勝負の時ほどあえて考えるらしい。
Nさんの碁を観戦してできた形なのだが、こういう形ができた図1
この場合みなさんなら間違いなく図2、このように生きるだろう
図2
しかしNさんは・・・、
図3 このように生きる
理由は簡単である 相手からのコウダテが1コウ減るからである
しかし実質ハッキリ一目損 碁は最終的に地の多い方が勝つゲーム・・のはずなのだが、
この人の場合そういう概念はないと言っていいだろう
本来、このような2目の地をあえて、一目の地で生きるという異常な状況は
大コウが既に起きてしまってる時に相手がコウダテで図1のような形で利かした時に
あえて図3のようにコウダテを作らせないように生きる・・・
というならよくある話なのだが・・・ もちろんNさんの場合、序盤・中盤関係なしなのだ
笑ってしまった人もいるだろうか しかしこれがあまり馬鹿にできないのである
このような似た形が一局の碁に三つもできた事がある
しかしこの3コウダテを減らす事によって
後に大コウができた時にNさんの1コウ勝ちで無傷で大石を召し取ってしまった・・・
このように序盤からコウダテを考えながら打ったり ひどい話では
Nさんは序盤から無理矢理戦いにして自分からツブレる、その後コウができると相手は
勝てない、なぜなら 死んだ石が無限にコウダテになってしまうから・・・
(不発でそのまま負ける事もあり)
他にも下手などはかなり酷い目に遭わされた人もいたようで、
Nさんが11手不利のヨセコウを 最終的にNさんがぶち抜いて解消してしまうなど
この人とコウをしても大抵は先程述べたような展開になるので、上手がコウを避けたり
仮になってもすぐに全て謝ってしまうという人もいた
時には自爆ばかりするという暴挙のあまり
最後にはNさんの盤面の石が全滅に近い形で終わるという事もあり
目碁ではNさんが大金を払う羽目になった事もあったのである・・・(実はよくある事です)
(終)
ここまで読んでいただいてどうもです。
秀策にはNさん以外にTさん、宿の寅など、書きたい事は尽きません
拙い文でお恥ずかしい限りですがまだ続きます
それではまた~
N氏についてのエッセイを好き勝手に書かせてもらいます。(本人許可済み)
内容が内容なので(全体的にキツイ表現になっています)
この手の話が苦手な方は閲覧をオススメしません。
歌舞伎町碁界の真剣師もとい、目碁師N六段を私は見た。
(注:目碁とは10目単位の差でお金が動く碁です例:0~10目一番11~20目二番)
いわゆる懸賞碁打ちである まずNさんの棋風についてお話をしなければならない
一言で言うと異端の部類に入る碁打ちだと思う
まずNさんと初めて盤に向った相手は驚くだろう 力が半端ではないのだ
暴力が碁を打っているような感じで、愚形のアキ三角・陣笠・ヘボコスミ
一線を這って無理矢理石を逃げたり、取りにいくなど打つ相手は戦いに絡まれると
一族郎党引き連れて逃げなくてはならない
下手がNさんと打てば下手はボロボロになってしまう、
ではNさんより上手はどうだろうか ハンデは有りで
布石は上手がうまく立ち回る 中盤には形勢は白が有利―――になるのだが
ここからNさんは無理矢理石を切れ切れにして上手がドロドロの戦いに引きずり込まれる
Nさんは私が言うのも失礼なのだが、布石はあまり上手ではない、
どんどん甘くなってしまうのだ、しかし 凝り形で屋上屋を架すその厚すぎる碁が
戦いになると、どんな無理手も成立してしまう、例えるなら亀の甲の隣にポン抜きを作る碁
結果――― 戦いになると上手の石がボロボロになる
それも元東京都代表が・・・。 これは驚くべき事で、
「こんな下手がいるのか・・・」と上手でも驚く事しきりだ
もちろん Nさんもその棋風から読み違いで逆にツブされてしまうケースも少なくはない
こういう碁は本来 勝ち続けなければならない真剣師としては問題だ
しかしこの碁に魅せられた人達も多い(下手、上手限らずファンも多い?)
Nさんの対局が始まると観戦者がいつも多くなる
その無法な碁に爆笑したり、感心して見たりと
そういう意味合いでは 本来のゼニを取る碁という意味で向いていると思う。
私は、Nさんの碁の理屈というか考え方に衝撃を受けている、
その一例として まずNさんは布石から普通の人が考えない事を考えているのだ
特に大勝負の時ほどあえて考えるらしい。
Nさんの碁を観戦してできた形なのだが、こういう形ができた図1
この場合みなさんなら間違いなく図2、このように生きるだろう
図2
しかしNさんは・・・、
図3 このように生きる
理由は簡単である 相手からのコウダテが1コウ減るからである
しかし実質ハッキリ一目損 碁は最終的に地の多い方が勝つゲーム・・のはずなのだが、
この人の場合そういう概念はないと言っていいだろう
本来、このような2目の地をあえて、一目の地で生きるという異常な状況は
大コウが既に起きてしまってる時に相手がコウダテで図1のような形で利かした時に
あえて図3のようにコウダテを作らせないように生きる・・・
というならよくある話なのだが・・・ もちろんNさんの場合、序盤・中盤関係なしなのだ
笑ってしまった人もいるだろうか しかしこれがあまり馬鹿にできないのである
このような似た形が一局の碁に三つもできた事がある
しかしこの3コウダテを減らす事によって
後に大コウができた時にNさんの1コウ勝ちで無傷で大石を召し取ってしまった・・・
このように序盤からコウダテを考えながら打ったり ひどい話では
Nさんは序盤から無理矢理戦いにして自分からツブレる、その後コウができると相手は
勝てない、なぜなら 死んだ石が無限にコウダテになってしまうから・・・
(不発でそのまま負ける事もあり)
他にも下手などはかなり酷い目に遭わされた人もいたようで、
Nさんが11手不利のヨセコウを 最終的にNさんがぶち抜いて解消してしまうなど
この人とコウをしても大抵は先程述べたような展開になるので、上手がコウを避けたり
仮になってもすぐに全て謝ってしまうという人もいた
時には自爆ばかりするという暴挙のあまり
最後にはNさんの盤面の石が全滅に近い形で終わるという事もあり
目碁ではNさんが大金を払う羽目になった事もあったのである・・・(実はよくある事です)
(終)
ここまで読んでいただいてどうもです。
秀策にはNさん以外にTさん、宿の寅など、書きたい事は尽きません
拙い文でお恥ずかしい限りですがまだ続きます
それではまた~