碁席秀策へようこそ!

徹夜で打てる新宿の碁会所「秀策」の
出来事や大会などをお伝えします。
プロ・県代表クラスもよく来ている碁会所です。

第255回水曜会(12月5日)

2012-12-07 00:12:19 | 水曜会
こんばんは。 最新の水曜会情報です。







三位 森岡宏 藤沢秀一

森岡さんが久しぶりのご出場。 苦手のタイソン氏を倒して入賞。
準決勝はこれまた相性の悪い白光さんで日が悪かった。

藤沢秀一君は前回優勝者の井上さんを倒して金星!。
準決勝では楊橋さんが相手でこれも勝てば大金星でしたが、
一回戦で全てを出し切ってしまった。





優勝 楊橋 準優勝 白光弘昌




という結果になりました!




決勝は奇しくも中国対決に。内容は楊橋さんの快勝!
楊さんもここ最近の水曜会ではやや停滞気味だったので優勝の価値がありました。


準優勝の白光さんは 決勝はあまり見せ場を作れませんでしたが
久しぶりの出場なのでブランク気味だったのでは。
昔のようにこれからもどんどん出場して
水曜会を盛り上げてください^^。



次回もお楽しみに~。

第254回水曜会11月28日

2012-12-06 01:55:37 | 水曜会
こんばんは 第254回目の水曜会の更新です。今回から楊橋さん復帰です。





三位 沼尻明良 藤沢秀一


沼尻さんと藤沢秀一君堂々の入賞!






優勝 井上正安 準優勝 楊橋





という結果になりました!

井上さんが楊さんを倒して優勝です。
特に一回戦で初参加の韓国の強豪、金明烈さんに勝ったのも大きかったです。

一方、準優勝の楊橋さんはここ最近では不振。
とはいえケンカップなどで若手プロに勝ち越しているという話も聞くので、
今日の一局、井上さんの出来が素晴らしかったと思います。



第255回も早めに更新致します。

白の作戦と黒の有力な対策その3

2012-12-04 00:58:59 | 新布石等
こんばんは。今回で最後となります。




1図実戦進行

黒14まで互角の進行と思います。
ただ、好みによって判断が分かれるかもしれません。




実戦進行2

白2と消しました。 黒は3・5と反発しました。白は6と包丁を入れて15まで味付け。

18と強くハネました。黒もさらばと19。




実戦進行3

途中黒7は疑問手かもしれません。白からの利きが多くなりました。
白14と一気に攻勢に。



実戦進行4
黒1が敗着。白6が強手で黒がシビれました。


実戦進行5

7と打つしかなく、白10まで黒がツブレ形。以下略白中押し勝ち。



参考図A 形勢不明

実戦進行5の黒1では参考図Aの1と打つべきでした。
中央の黒への利きを睨みながら白は2と動き出します。
これは難解で黒にも好機がありました。 



参考図B 黒成功

結論では実戦進行3の黒7では 2と打つべきでした。

これなら利き筋が少ないので右辺の力関係は互角。
下辺の地も大きいので黒有望でした。






ここまで見ていただいてありがとうございました。


白の作戦と黒の有力な対策その2

2012-12-02 22:50:46 | 新布石等
こんばんは。 前回の続きです。










1図

一路控えめに黒1も考えます。この方が地になりやすいかもしれません。
今すぐ打ちませんが黒3のツケが狙いです。



2図 白が主導権を掌握

白1のスベリがあるのに黒4とサガるのは打ち過ぎです。
9まで逆に黒石が攻め立てられています。。。




3図有力な石運び。

黒2とハネて様子を見るのも有力。
本図は 2と3の交換が利かしで黒の注文です。



4図黒歓迎
白3の切りには黒6まで。この戦いは黒としても歓迎。



5図
白は手を抜くと思います。
黒8までよくわからない戦いに。



5図続 不明。

白2とハネ出します。
以下17まで優劣が付けにくいです。
私はなんとなく白持ちなのですが・・・
どちらもあまり自信がないのでわかりません。


6図

黒1と当ててからツケも考えられます。
今度は白4とツキアタリ。
白10まで黒が甘そうです。
黒3で下辺の3Mにツメてからツケを狙うなら黒もやれそうです。




今回はここまでです。 次回で最後となります。


白の作戦と黒の有力な対策。

2012-12-01 12:08:24 | 新布石等

みなさんこんにちは。

「新布石・新手法」のカテゴリーの更新が遅れて申し訳ありませんでした。 


 やっとの更新です。今回はやや長めなので 分割で連載します。



1図

2・4の布石は白の立場で有力な戦略です。進行が想定しやすいので
うまく白の勝ちパターンに持って行くという意識を感じます。

白の作戦はゆっくりした展開を望んでいるので、
黒は白の意図と逆の進行を狙います。

白6では他にも色々ありますが、この場合は高ガカリが多く見られる形なので
この型を徹底研究する事にします。



2図 中国流対策

白の意図は中国流対策です。 6のシマリが黒の模様をけん制にもなっているので
これは白の注文です。なので黒は1図のように黒5とかかるのが自然と思います。



3図 上ツケが有力。

黒1の上ツケが面白いです。 白2のハネなら黒5~9。途中で黒は二段バネもありますが
難しくなるので7のノビがオススメ。

白は焼きもちを焼いて10と殴りこむかもしれませんが、
11までこの戦いは白が好ましくないです。



4図 

なので白は2とツケてきます。黒は7までと打ちます。



5図 黒活発

白1の切りには 黒2とサガリます。3と押さえた時に4と飛ぶのが手筋で5と取れば
以下黒11まで黒優勢。




6図


黒4の時に白5とカケてくれば6のアテを決めた後に出て切る。
以下黒16まで黒良し。



7図

他にも白3のノビの抵抗も考えられます。
白はこの方がマシですが、14まで黒が打ちやすいです。





8図

5~7図では白が好ましくありませんでした。
なので白1と滑ります。

黒は手を抜いて2と連打。ここで白3と切るのは良くないです。

以下黒10まで捨てられて 白1が無駄な手になっています。




9図 新型

白3が狙いの一着でした。

黒は4~8と処理する。
下辺の黒模様がこのくらいの幅なら有力な手法です。

以下黒14まで全体的に互角の進行。

 (黒太田初段 白中国棋士、heibeil氏)







今回はここまでです。

次回もありますので閲覧よろしくお願い致します。












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