田吾作相談員

田吾作相談員の仕事と趣味の世界
social work,ケアマネジメント,MTB,ツーリング,シネマ

2020乗鞍

2020年06月23日 | MTB
2020年初夏

コロナ禍で開幕がおくれた乗鞍スカイライン

6/19~無事オープンも剣が峰登山は自粛中

初めての乗鞍、MTBで行ってきました

4:30 自宅初
乗鞍まで3時間半のドライブ

8:00現地着

ゲート前の駐車場がいまいちわからず、ほうのきスキー場からスタート

スキー場スタートを激しく後悔…ゲートまで40分



9:00過ぎゲートイン
この時間でゲート前駐車場はほぼ満車



序盤は、槍や穂高が見える晴天







2000mを越えると一気にガス模様













この辺りで「キツイ、まだか」と心が折れそうに…天気も良くないし



ついにゴール、なんやかんやでゲートから3時間







松本側はピーカンです















帰路を急いだのでハイクはお預け

ダウンヒルは一気に曇天模様
凍死するかと思った

今年はSDA王滝も中止
2020俺夏、早くも終了?

ジェノグラムから考える事例検討会

2020年06月12日 | ソーシャルワーク
自宅の洗面所から見える庭先に、いつも雀が鳴いている姿を見た。
十数年以上引き籠った生活の中で、変わらぬ風景を見ているうちに、50を過ぎた男は歯を磨きながら思った。
「雀も懸命に生きている」
生命の強さと輝きの裏に、自らの人生の虚しさと暗闇に打ちひしがれた男は、ネット社会で自死をつぶやいた。
男に手を差し伸べたのは、400km離れた20代の女だった。実母から虐げられ、学校を中退した彼女が見つけた居場所は、彼との同棲生活だった。
男は、彼女を庇護する役割を担うことで、価値を見失った生命を紡ぎ、女は、彼を保護することで、与えられなかった母性愛と自らの役割を見出した。
互いに孤独では成しえなかった「役割」の取得を、互いの「存在」で生きる糧にした。
社会的に見れば、地域から隔絶した生活保護世帯である。働かず、外出せず、昼夜時代遅れのゲームに没頭する二人の生活。社会的に肯定された生活とは呼べないが、そんな彼らを受け入れなかったのも、この社会である。親子ほど離れた二人の生活は、絶妙なバランスを維持している。

対人支援とは麻薬だとつくづく思う。こんなに中毒性の強い職種も珍しい。「ありがとう」「あなたのおかげで助かった」「あなたがいてくれて良かった」。これは援助者の中枢神経を麻痺させ、自分が如何に素晴らしい人格者であるかと幻覚で惑わせる。あなたが望む支援、果たしてそれは彼らが望む支援ですか?

2020.6.12梅雨の夜に
ジェノグラムから考える事例検討会