"ドクターショッピング"ってご存知ですか？

今回は皆さんが医療に掛かるときにやってはいけないことの一つについてお話します。

"ドクターショッピング"という言葉を聴いたことがあるでしょうか？
ドクター、ショッピング・・・
この二つの言葉から考えるに、医師の買い物？？なんて思ってみたり、何のことか分かり難いかもしれませんね。

簡単な説明をすると、ある特定の症状に対して自分の思いが満たされるまで幾つもの医療機関を、さながらジプシーの如く受診して回ることです。（ちょっと飛躍し過ぎかな??）


よく似た行為で"セカンドオピニオンという"ものがあります。
これは、医療機関においては、一度出た診断や治療方針に対して、それが最も最良のものであるかを第三者の専門家にあらためて意見を訊くことによって、より上質な治療を選択するための手段として行うものです。



ウィキペディアによると・・

ドクターショッピングとは、

1.　患者が十分な医療を受け、最良の成果を得たにもかかわらず、より良い成果を求め、次々と医療機関を変える。
2.　患者に疾患の性質を理解する能力がなく、インフォームド・コンセントや検査・治療が十分に行われないまま、医療機関を変える。
3.　患者が薬物依存状態にあり、限度上限の薬物を入手すると、違う医療機関を受診する。
4.　診察・検査では、診断を下すことが難しい疾患のため、さまざまな診療科を受診する。
5.　診断結果が芳しくなく、患者自身にとって都合の良い診断を下す医師が現れるまで新たな医療機関を受診する。

など


セカンドオピニオンとは、

よりよい決断をするために、当事者以外の専門的な知識を持った第三者に求めた「意見」、または「意見を求める行為」の事。
医療の分野の場合、患者が検査や治療を受けるに当たって主治医以外の医師に求めた「意見」、または、「意見を求める行為」。主治医に「すべてを任せる」という従来の医師患者関係を脱して、複数の専門家の意見を聞くことで、より適した治療法を患者自身が選択していくべきと言う考え方に沿ったものである。


二つの違いは何かというと、"セカンドオピニオン"はより良い医療を受けるがための判断材料として他の専門家に意見を求めるのに対して、"ドクターショッピング"は自分の思うような意見を言ってくれる、もしくは自分の思うような治療をしてくれる医療機関を求め転院を繰り返すことです。
つまりは「判断材料を求める」か、「自分の思い通りにしたい」かです。

ドクターショッピングをする方は、適切な治療も受けられない（継続出来ない）ために、往々にして症状の完治もしくは眼に見えるような改善が得られません。
また保険医療機関であれば、転院する度にそれぞれで同様の検査等を行うために無駄な検査・診療費を支払うこととなり保険財政の圧迫をも犯してしまいます。

このように解説していくと、ドクターショッピングを行うことになんら良いことなんて無いことが良く分かると思います。
ですが、ドクターショッピングを行う方々は、幾らそれらを説明したところで止めようとはしません（止められません）。

それはなぜでしょう・・？
なぜなら、"ドクターショッピング"をしてしまわざるを得ない状況、つまりは強度の不安（治るだろうか？　もっと良い治療法があるんではないか？）や自己中心的思考（自分の思うような方法でやって欲しい。　自分が考えている病気だと言って欲しい。）等を持っていることそのものが一種の疾患であるからです。

そういった「不安」や「自己中心的思考」等はアレルギー過敏症の症状の一つでもあり、酸性体質の方に良く起こる症状でもあります。（アレルギーマーチの一つ）

ですから、もし自覚がある、または家族や知人がドクターショッピングをしているのならば、まずは当人の「ドクターショッピングをせざるを得ない」原因の治療をすることをお勧めします。
ジプシー生活に終止符を打ちませんか？




written by 兵庫県川西市(宝塚市/池田市/伊丹市/西宮市)などのアレルギー・過敏症治療 "たからづか自然療法院"　ＨＰへ
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