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何気ない日常を独り言の様につらつらと…
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日本のマチュピチュ・・・『竹田城』

2012年10月02日 | ブログ
先日、一泊二日で湯村温泉まで行って来ました☆

道中、以前からどうしても行ってみたかった『竹田城』に寄り道。

ここは、全国屈指の山城遺構で「日本のマチュピチュ」とも呼ばれている城跡なのです。
この周辺の地区は、秋から冬にかけてのよく晴れた早朝に朝霧が発生し、それが但馬地方の風物詩となっているのですが、
その時、竹田城跡が雲海に包まれると天空に浮かんで見える事でも有名な場所なのです。


ここで、竹田城うんちくを少々・・・(笑)

兵庫県朝来市和田山町の標高353.7メートルの山頂に位置する竹田城跡は、
嘉吉3年(1443年)に但馬の守護大名:山名宗全が基礎を築いたとされ、太田垣氏が7代にわたって城主となりました。
しかし、天正8年(1580年)、織田信長の命による秀吉の但馬征伐に落城。
最後の城主:赤松広秀が豪壮な石積みの城郭を整備したと言われます。

縄張りの規模は、南北400メートル、東西100メートルにも及び、完存する石垣遺構としては全国屈指のもので、
平成18年に「日本100名城」に選定されました。

以上、パンフレットから抜粋!!(笑)



行った日は、前日から大型台風が接近してきてた時で・・・。
途中の駐車場から歩いてる時には、周りの木々に遮られてたのですが、
山頂まで行くと遮る物もなく、ものすごい風雨でしたが、
その姿は壮大で、息を飲む程でした。


駐車場から城跡までの途中、見上げると石垣が・・・。





ここからの景色では、まだあまり想像は出来ませんが・・・。

            



まずは・・・山頂から見る竹田の町並み。
中央を流れる円山川からの立ち上る朝霧が、この地方独特の景色を作ります。





北千畳から天守を望む。

            



天守から南千畳を望む。



            





これは模型なのですが・・・真ん中に天守。
右側が北千畳で、左側が南千畳。
山頂にこの模型そのままの形で、竹田城跡があるのです。

             






とにかく、ものすごい風雨で飛ばされそうな傘を必死に持ちながら、カメラを濡らさない様にするのが必死で、
思った以上に、納得いく写真が撮れてなかったのが、ものすごく残念です・・・(T-T)

竹田城全体や、雲海に浮かぶ竹田城を見る場合は、国道312号を挟んだ向かい側の朝来山の中腹にある、
「立雲峡」からが一番の絶景ポイント!!

本当は今回も、雲海は無くとも、立雲峡から見た竹田城を見てみたかったのですが・・・
天候やその他もろもろの事情で叶わなかったので、また絶対に行ってみたい場所になりました。




で・・・雲海に浮かぶ竹田城の素晴らしさを知って頂きたくて、色々探してみました。
そしたら兵庫県朝来市のH.Pで商用でなければ、
自由に画像を使ってもいい!!と太っ腹な事が書いてあるのを見つけまして・・・。
遠慮無く、使わせて頂く事にします!!!(笑)




じゃあ~~~~~~~~んっ!!!

雲海に浮かぶ竹田城!!!!!
ねっ!ねっ!!!
すごいでしょ?????

この写真だけでも、ホントに言葉が出ないくらいの感動を覚えたと同時に、
実際に自分の目で見たいと強く願いました。





        





☆ 余談 ☆

現在公開中で、高倉健さん主演の『あなたへ』の中でも竹田城の雲海の様子が見られます。
この映画の小説版を森沢明夫さんが書かれているのですが、映画版とは少し異なる場面もあったりしますが、
映画・小説共に、気持ちがあったかくなるお話でした。








小説『ライアの祈り』

2012年10月02日 | ブログ
先日、大好きな作家:森沢明夫さんの最新作『ライアの祈り』を読みました。


森沢さんの書かれている『津軽百年食堂』、『青森ドロップキッカーズ』に続く、青森三部作のラスト!!
最後の最後でこう来たか!!って位に、想像の遥か上を行く壮大な物語で、
縄文時代の凛とした空気と、現代のほんわかした空気の中で、
人と人との繋がりとか、家族の存在、”絆”の意味をたくさん感じて、たくさん考えさせられた物語でした。


森沢さんの書かれるお話は、どれを読んでも、物語の世界に引き込まれてて、
その場面、その瞬間の空気を自分自身でも感じられるのです。

それと・・・青森三部作を除いては、全部異なる話なのですが、必ず何かで繋がってるのです。
その”繋がり”に気付けば、ますます楽しくなってく。



本当に言葉が丁寧で、すごくあったかい文章を書かれる作家さんなので、
1人でも多くの人に読んで貰いたいな・・・なんて思います。