映画「罪の声」を鑑賞。
実際にあった劇場型犯罪のグリコ・森永事件(作中では、ギンガ・萬堂事件)をモチーフにしたフィクションだけれど、真相はこうだったんじゃないのと思いたくなるくらい妙なリアリティが。😧
時効を迎え、迷宮入りしたものを、事件後35年経って急に関係者の足取りが次々に明らかになっていくという少々無理のある展開ではあるものの、タイトルにあるとおり、強迫電話の声の主である3人の子どものその後の人生を中心に描かれていて、そのうちの一人である星野源演じる曽根俊也が、平凡ながらも妻子と幸せに暮らしていたところに、突然自分の声の入ったカセットテープを見つけたことで、苦悩が始まる。😣
犯人グループの一員だったのが、叔父であったか父親であったかで、俊也とほかの2人の運命が変わったともいえるが、ほかの2人の子のその後の結末は、あまりにも悲しくてやりきれなかった。😢
宇野祥平さんの風体は、あまりにもリアルすぎて😱。でも、ラストは、少し救われたかな。😔
また、謎解きに登場する関係者を演じる方々(塩見三省ら)をはじめ、俊也の母親役(梶芽衣子)など脇を固める役者の皆さんが、皆渋くて上手いベテラン俳優たちで固められていて、それだけで作品に重厚さを出している。☺️
途中、ひっかけ橋(戎橋)のシーンが何回か出てくるが、そこに写っているのは、ゴールテープを切るグリコの姿ではなく、ロケットが飛んでいるギンガのロゴだった😁
物語のきっかけとなった重要な証拠であるカセットテープと手帳を処分もせず漫然と押入れに残しておくなんて、俊也に見つけさせるため?😓なんて考えてしまうくらい不自然だったり、ツッコミどころもあるものの、全体的には良い作品でした。😌
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