退院1ヶ月の外来診療にて、乳輪と乳首をどうするか?
と医師から言われた私。
どうするか?…と言うのは、まず
・作るか作らないか
という所から。
人によっては「胸の膨らみが出来た時点で満足。また手術して痛い思いはしたくない。なので作りません」
という方もいらっしゃるそうです。
医師の問いに私は
「先生、膨らみ作って乳首作らないんじゃ、せっかく合格したのに、ダルマに片目しか入れてないみたい(笑)」
「せっかくなんで作って下さい!」と返答。
次に術式のお話。
こちらの病院ではメディカルタトゥー(医療用の刺青)で、乳輪と乳首を立体的に描く方法を選ぶ患者さんが多いそうな。
ぱっと見じゃ、それが描かれていると分からない。すごいクオリティの高さ。
メディカルタトゥーの利点は、体への負担が少ない事。(局部麻酔で30~1時間で施術は終わる)
マイナスな点は、自費診療で保険がきかない事。
一回の施術では色素が定着しないので、数回の施術がいる事。
年月が経過すると、色が薄れてくるので数年後に再度施術が必要になる可能性もある事。
といった所でしょうか。
で ブログお読みの方は、ご存知の通り、私は自家組織で乳房再建した訳なんですが
そんな私がこだわる事。
「せっかくだし、全て自前の組織で作りたいな~!」
なもんで「先生、乳首も自前の組織がいい」と発言。
そんな私向けの術式が
・内股のくすんだ色の皮膚を移植して乳輪に。
・健側の乳首を半分切って、患側に移植。
という方法。
内股の局部に近い所は、色素沈着で黒ずんでいる場合が多い。→乳輪の色に似ている箇所を切り取り移植。
これ、最初に思いついた医師はすごいな!よく気がついたなーと感心(笑)確かに色合い的には、ピッタリ。
健側の乳首を切るってのが、この術式を避ける人が多い理由らしいっす。そりゃね、なんでまた健康な箇所切るんだってなりますわなー。
…私、すでに健康な腹をバッサリ切っとるがな(゜-゜)
うん、じゃあいいや、気にしない。自前でまかなえるならお願いします。
え?健側の乳首が小さくなっちゃうって?
そうですなぁ、可愛らしくなるかもですなぁ。
それはそれで良いかなっと。
あ、ちなみに元々、乳首がとても小さい方は、この術式は適応外になる事もあるみたいです。
入院は1泊2日って言ってたっけなぁ。次の外来の時にちゃんと聞かないと。
こちらの病院では、この「自家組織で乳輪&乳首再建」する患者は、とーっても少ないらしく
一年で1人か2人。
…って、マジか?!そんなに少ないのー?!
あぁ、乳房再建に続き、乳輪&乳首再建でも、少数派な珍しい患者って事ですね(--;)
病院によって術式の偏りとかあるんかな?
たまたま、このS大病院が、痛いの超苦手な患者が多いとか?
まぁいい。マイノリティ上等だわ。
手術は乳房再建から6ヶ月経てば可能なのだが、3月手術だった私は最短9月に手術可能と言われた。
「いやいや、残暑で暑いのにシャワー浴びれないとか嫌だし。」
おまけに形成の主治医である女医さん、産休に入ってしまう。
「もう1人の男の先生、Y先生も上手だから大丈夫よ。」とおっしゃる。
うん、お腹と乳房のいい血管見つけて喜んでたY先生ね。すご腕なのは分かってる。
けど、仕上げも同じ主治医にやってもらいたいな。
再建した乳房が、その先生の作品と考えればですよ、乳輪&乳首は最後に書き入れるサインというか、最終仕上げ!みたいな物じゃなかろうか?
…こういう考え方、変かなぁ?
もう変でもいいけどさ。そういう思いもあり、主治医の産休明けを待つ事にした。
手術予定は年明けの1月。な~んと私の誕生日に手術予定です。
「おっ!先生、私の誕生日に手術なんて、プレゼントとが乳首なんて最高!」と言うと
「あら、せっかくの誕生日なのに入院でいいの?旦那さんとご馳走食べたりとか、いいの?」と言われる。
ご馳走って(笑)別にいらんいらん。
ある意味、new乳首と共に、新たな私の誕生日として、忘れられない日となるんですねぇ。
まだまだ手術まで日数あるので、現実味がありません。
この記事書いてる最中に、テレビのニュースで市川海老蔵の奥さん、小林麻央さんが乳がんって言ってる。
病期も、治療方法も、個人差があるがん治療。
センセーショナルに言われ過ぎるのは、本意じゃないだろうなぁ。
お子さん小さいし、そっとしてあげればいいのに。
もう大丈夫!となった時には、笑顔でテレビに出てくれると思うけどな。