もし、身近な人が、自分と同じ病気になったら?
自分ならどうするか? 何ができるか?
ぼんやりと考えた事もあったけど、それが現実になった。
先日、私が長年関わっている顧客からのメール
「先生(←仕事ではこう呼ばれている
)、私ガンになっちゃったー
」と。
びっくらこいて読み進めると
毎度しつこく勧めていた、乳がん検診に行ったら、検査に引っ掛かり
別日に針生検を受けたと。「針、痛かったよー(;_;)」と。
この時はここまでで、「検査結果出たら、またメールします」とあったけど
この時点で、この人の不安が手に取るようにわかる。
口数少ないけど、元来怖がりの人なんだよなぁ。
で、後日のメールで報告。「ガンって言われて、紹介状出された。仕事あるから続けられるかが不安」
うんうん。だよね。
仕事のことしか書いてなかったけど、言葉にできない色んな不安があるよね。
その数日後に会う機会があったので、その日までに私にできることって?
私のポリシーは「闘病に必要なのは、正しい情報。自分で納得いく選択」
ガセネタ、噂、科学的根拠のない情報は、ここでは排除。
と、余計なお世話かもと思いつつ、私がS大病院で貰った「乳がん用の冊子」をコピー。
あれから2年程経ってるけど、あまり治療方法に変化無いと思われたし、とても分かりやすいので。
病院によって、こういう資料は、くれたりくれなかったりするみたいですね。
あと、以前参加した
市民フォーラムの時貰った、「がんと仕事」についての冊子。
仕事への不安が大きいみたいだったので、これも役にたつかも。
あとは「聞かれた事で、私に分かること。確かなこと。は応える」
で、当日お会いした時に資料を渡した。
色々聞きたいようだったけど、まだ気持ちの整理が追いついていないみたい。
これから紹介先で確定診断までの検査、そこから治療計画&手術になるだろう。
慌てず、じっくり仕事の整理して。病気への準備しても大丈夫!
この日、この方のお母様にも会ったんだけど、その時に
「先生見てると、なんだか大丈夫!って気持ちになるわ」とおっしゃってた。
えぇえぇ、そう思って下さい。プラスに思って貰えたらと願って、自らの病気については、ざっくばらんに話してるんだもの。
ついつい病気が分かると、みんながやってしまう事あるある
「色々と検索しまくって、何故だかネガティブな事ばっかり拾ってしまう」
コレです(;´∀`)
くれぐれもそうしないように忠告。
だってね、今ですでに「先生、頭痛が時々するのって・・・これって脳に転移してたりしない?!
」
これですもの(-_-)
「考えすぎじゃー!それ、いつもの片頭痛でしょっ」と返す。
不安でいっぱいいっぱいなのです。ここはアホみたく明るく返してあげたい。
つかず離れず。絶妙な距離感を計りつつ
つっかえ棒程度でもいい。お役に立てたらいいなぁ。