社会生活を営んでいる者にとって、がん告知を受けた後「誰に」「どこまで」本当の事を伝えるか?というのが、ちょっとした悩みになり得る。
私は自営。実は前の病院での手術日まで決まっていたので、ギリまでお客さんの予約を入れてしまっていた。
手前勝手で病院変更したので、今後の検査や手術の予定がまったく分からない状況。
中途半端に予定を組んで、後になってお断りするのも嫌だったので「えいやっ!」と年明けから休業とした。
こうするまでに「前々からの予約客へのお断りとお詫び」「既存の顧客への休業のお知らせ」と行程があった。
予約客へのキャンセルに関しては、もう絶対に理由聞かれるしヘタな嘘はつけない。
付き合い10年以上で、私が見て「この人なら本当の事言っても平気かな」と思った人で、理由をしつこく聞いてきた人のみに真実を告げた。
既存客へはお手紙で対応。理由は書かず。以前ヘルニアで休業していた事もあり、おそらく「また腰の具合が悪くなっちゃったのかな」と思われると予想。それで良し。
色々な人がいるんですよ。しみじみ思う。気になるけど、敢えて理由を聞かないでいてくれる人もいる。ただ「復帰待ってます」と言ってくれる人。
思慮深い優しさにグッときます。
「大丈夫かな?」と思って言った人でも、これがまぁ反応が様々で・・・。
世間の感覚は「がん」ってのは、まだまだ=死 なんだなぁと実感。
病名告げた途端(以下、お客さんの言動&私の心の声で)
「え?!復帰なんて出来るの??」・・・・・・「復帰する気で頑張りますけどね。」
「?!私の体どうすればいいの?!」・・・・・・「はぁ。お役に立てずスミマセン。全く面目ないです」
「大丈夫なの???」・・・・・「うーん。今までガンになった事ないから分からないけど、大丈夫だと思いますよ」
「しばらく右手使えないなら、左手使えばいいんじゃない?」・・・「もぅ。好きに言ってて下さい」
私があまりにも普通の態度のせいなのか、逆に「笑いごとじゃないし!」と若干、逆ギレ気味になる人も。
なんか今すぐにでも死んじゃう!的な、深刻な顔されたり、まぁお客さんなんで当たり前っちゃ当たり前なんですが、私が休業中の間のご自身の体の心配を真っ先に私に言う人etc・・・
心配半分、興味半分って風の人もいたりね。まぁホント色々ですわ。
で・・・私は捻くれ者であまのじゃくなんです。
・・・・・「なんかカチンときた」 そう。周囲の反応で私のダークサイドがががっ
勿論、心配の声は有難く受け止め、励みにする所存です。
が、口にこそ出さないけど「死」とか「必要以上の恐怖心」とか「社会復帰って難しいんじゃ?」的な空気。
・・・・すっげーーーーーーームカつきます もう、頭にきちゃう
声を大にして言いたい。「現代医学をナメんなよっっっ」
ガンの治療、及び乳房再建の技術は、日々進歩している。医師の皆さんの日々の努力を無にするような言動、私は大嫌いなのです。
・・・お客さんも、そこまで深い意味とか、勿論、悪意があって言われた事じゃないのは、分かっているんですよ。
憎むべきは「がんに対する世間のイメージ」て言ったところでしょうか?
生憎?!私は社会復帰する気満々です。時間かかるかもだし、今回は敢えて自分から、たっぷり時間かける気でいます。
それで顧客いなくなったら、その時考えればいい。ただ、諦める気はサラサラ無いんで。
これがお勤めの会社員の人とか、お子さんいる主婦の人とか。きっと考える所だろうなぁ。
「会社の上司には言わないと」「ママ友の中でも、誰に言うか?みんなに黙っておくか?」etc
あ、ちなみに私の場合、両親には伝えてません。あと友人にもほぼ伝えてない。全て済んでからでいっかなと。
お客さんがポストに入れてくれてたスタバのプリカード
便箋にさらっと「復帰したら一番に施術お願いします」と書いてあった。むむ、プレッシャーぼちぼち頑張りますわー(;^ω^)
S大病院は中にスタバがあるんですよね。待ち時間長くても助かる!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます