朝6時。起床後まもなく、脱水予防の為のポカリ風味の保水液を渡され、紙パック×2飲む。ここから絶水。
8時には手術着に着替え、前日に渡されていた血栓予防の為の弾性ストッキングを履く。
この弾性ストッキング、事前に調べてて「どんなもんじゃろな~?」と思ってた。実物見た事無かったし。
ストッキングという名だが、実際履いたらメディ○ュットのような着圧ハイソックスでした。
それから、病院によってはT字帯を下着代わりに着用する所もあるそうだが、S大病院は自前のパンツでOKでした。
で、手術室に行く際の手荷物として「代えのパンツ、500mlペットの水&ストロー、腹帯、ブレストケアブラ、歯ブラシ、ティッシュ」などをひとまとめにして準備。
それを持って看護師さんと一緒に手術室まで歩いて移動です。
8時半にはダンナも到着。手術室に行くエレベーター前までのお見送り。
「んじゃ行ってくんね。待ち時間長いけど頑張ってね~、わりぃね!」「おぅ。頑張れ~!」とライトな会話(笑)
手術室に到着。手荷物を看護師さんに預け横になります。
背中に硬膜外麻酔のラインを入れる。横向きになり背中に針をブスリ・・・
「ちょっと痛みと変な感覚でしょうが頑張って下さいね~」
うは、確かに奇妙な感覚。背中の皮と骨の間を長い虫が上に向かって這っていくような。ちょっと痛いし
いででで、と思ったので、対抗すべく腹筋に力を入れてみた。背中を押し返すイメージでね。
すると、あらま。少しラク。ふんっ!と乗り切ります。
背中から細い管入れて首の下からビョンって出るんですよ~。奇妙(笑)
それから腕に注射&酸素マスクにて麻酔。覚えていられるのは3秒まで。・・・で、落ちました。
麻酔から目覚めて最初に聞こえて来たのはダンナの声。
「リンパ大丈夫だったってよ~」
・・・あぁ、センチネル結果でリンパ郭清は回避できたのか。良かった。・・・ぼんやり頭の中で理解する。
で、恐れていた吐き気が全く無い!!
・・・のは良かったのだが、その代わりに「とにかく寒い!!!!」
寒くて寒くて、震えが止まらんのです。
ベッドごとガックンガックン揺れて震える私を見て、ダンナは
「エクソシストみたいだなー。動画に撮っておきたいなー」と思ったそうです(笑)
うん、それは私も見たかったわ。
手術室から出てきて「無事に終わりましたよ」と医師から言われたダンナ。
目の前にはエクソシストな私。
「・・・・・・無事?・・・なんだぁ。これでねぇ」とも思ったらしい。
とにかく寒くて震えたけど、吐き気一切無しとは。麻酔科医すご腕です。
乳房切除に1時間半くらい?再建に12時間超。朝8時半に手術室に入り、出て来たのは夜10時だったそうです。
約14時間の長丁場、ひたすら待ち続けたダンナは、これにて帰宅。
手術してくれた医師&看護師さん達。大人数のチームで臨んでくれました。有難うございます。
ここからICU・・・というか術後管理室ですね。にて、まずは24時間は細かくチェック。
再建箇所の壊死の可能性が一番高いのは、術後24時間。
ここを乗り切らないといけないのです。
まだ飲水はできません。
両脚に弾性ストッキング。その上からエアーポンプを履かされ自動でマッサージされてます。
腹帯は、いつの間にか装着されている。
ブレストケアブラは・・着けてない。でっかいガーゼが当ててある。
下半身はゴワゴワしてる。いつの間にかの紙オムツ装着済。
仰向けのまま動けない為、後で確認したところ
・背中の硬膜外麻酔の管→そのまま痛み止め
・股間に導尿カテーテルの管
・左手首に点滴針&管
・再建した右胸にドレーンの管2本
・切り取って縫った腹にドレーン管2本
合計7本の管でお祭り状態だった模様。
とにかく眠くてひたすら眠り続ける私。数時間ごとかな?看護師さんが胸の血流チェック。
患部を見て色を確認。ドップラーという装置で血流音を聞いて確認。
夜中なのか昼なのか?ぼんやり夢うつつの中、昏々と眠り続けて手術当日を終えたのでした。
乳がんもなくなり、下腹の出っ張りもなくなり、ラッキーだった!と思えるまでに。
術後もまた参考にさせていただきたいと思います!
常にやや斜め目線ではありますが、本音で書いてます(笑)
しんどい時も、しょんぼりする時も、色々あるかと思いますが、息抜きにどうぞお立ち寄り下さい。
「峠の茶屋。店主は毒舌の婆さん」
そんな感じでやってます(^_-)-☆
手術応援してまーーーーすっ!!ファイッッ!