私が覚えているあなたの曲で、一番古いのは
白いさんご礁(ズー・ニー・ヴー1969)でしょうか。
ビートルズはあまり知らない世代なのですが、
その後の日本のグループサウンズは、よく覚えています。
でも、
キャーキャー言って失神するお姉さん達は信じられなかった。
(まあ、田舎にいたしね)
また逢う日まで(尾崎紀世彦、1971)
さらば涙と言おう(森田健作、1971)
昨日、今日、明日(井上順、1971) の頃は、
入学した女子校にギャップを感じていた頃ですね。
なんたって女子しかいないのは、
バランス感覚が崩れます。
ジョニーへの伝言(ペドロ&カプリシャス1973)、
みずいろの手紙(あべ静江、1973)
五番街のマリーへ(ペドロ&カプリシャス1973)のあたりは、
世の中を斜に見ることがかっこいいと思っていました。
友達とつるんで歩くのもなんだかねーと思って、
けっこうひとりでいましたね。
時の過ぎ行くままに(沢田研二、1975)
北の宿から(都はるみ、1975)の頃はねー、
彼氏のセーターを編みながら聞いていたんだよ~、ふられたけど。
でも、ペッパー警部(ピンクレディ、1976)から始まるピンクレディーは、
もう歌謡曲の話題なんか気恥ずかしいというか、
なんだか世代交代した感じでした。
それから10年間、歌謡曲は耳に入っても
そのまま抜けてしまうようになっていました。
歌謡曲なんてね、って思っていたんですね。
再びあなたの曲が耳に入ったのは
熱き心に(小林旭、1985)
時代おくれ(河島英五、1986)です。
おーっまだ頑張ってるじゃんって、思いました。
失礼ですね。
あなたはまだ、あれから20年以上もがんばってくださったのにね。
阿久悠さま、長い間お疲れ様でした。
青春のあちこちに、あなたの曲がありました。