歯医者に行かせるには、先日のように前歯を欠落させればいい
のと、同レベルで考えるのはおかしな話ですが、
地球温暖化を意識させるには、ここ最近の暑さはまさに適材。
…というわけで、「不都合な真実」を見てみました。
・アカデミー賞をはじめ、世界の主要29映画賞獲得!
・全米公開時にわずか77館上映でトップ10入りを果たし、600館へ拡大公開。
・全米ドキュメンタリー映画史上歴代3位の興行ヒットを樹立!
・アル・ゴアは06年「最も影響力のある指導者」(サイエンティフィック・アメリカン誌)に選ばれた。
地球の危機を訴えるアル・ゴア元アメリカ副大統領のスライド講演の模様を、
彼自身の独白を交えつつ構成した97分間の衝撃ノンフィクション!(Amazonより)
アル・ゴア氏は30年以上にわたる活動の中で、
世界各国での講演は1000回を越えたということです。
ゴア氏がアメリカ副大統領だった時、
失礼ながら私は彼がこういう活動家だったとはまったく知らなかった。
クリントンとゴアのコンビは、まさにリベラルな民主党のイメージでしたが、
ゴア氏は単なる大統領の補佐役だと思っていた。
(よその国の、何にも知らないやつが言っているんです。許してやってください)
この映画で、彼を見直し、
例の開票し直し大統領選で、
もし彼が大統領になっていたらと考えずにはいられませんでした。
温室効果ガスCO2は、
このまま人類の勝手な排出を放っておけば、どんどん分厚く地球を取り巻き、
宇宙から入ってきた赤外線をため込む一方になってしまう。
今日の新聞に、北極の氷が史上最小になったという記事が載っていました。
3年前の同時期に比べて、日本列島4個分の氷がなくなっているという。
地球上のバランスが崩れることは、海水面の上昇、
洪水や干ばつを引き起こすだけでなく、
海水の流れを変えて、逆に氷河期を起こすこともあり得る。
つまり、ただ、暑いねだけでは済まされない。
人類が生き残れるかどうか、ということとイコールなんだねー。
特に日本なんて、食糧の自給率が40%を割れているんですよ。
輸入に頼っている国が洪水や干ばつや冷害になったら、もう簡単にアウトじゃん。
これがほとんど身近に感じられないところに、罪がありますよね。
明日からといわず、今から、
国なんか当てにしないで個人のレベルでCO2を減らす努力をしなくては、
いつかねー、そのうちねーではきっと手遅れになるだろうなと、その時は確かに思う。
ただ、樹庵も含め、気持ちが持続しない人があまりにも多くて。
人間ってと括ってしまうと失礼かもしれないので、私は、
地球規模のことは確かに気になるけど、
自分のしている小さなことが、どれほどのものよって思ってしまうこともあります。
毎日こまめにコンセント抜いたり、エアコンの温度を上げたりしても、
一方では国をあげてCO2を生産しているところだってあるわけで、
そんなちっぽけな個人が何をしても…と思う。
でも、そういう国はあっても、
それでも、ひとりひとりが何かをすることは、
何もしないよりはずっとマシかもしれないし、そうあって欲しい。
この気持ちを持続させるには、きっと何かの仕組みが必要なんだ。
ゴア氏が
「省エネの電気製品を買いましょう」、「できたらクルマはハイブリッドにしましょう」
と呼びかけていた。
省エネ、これはちょっとしたキーワード。
確かに省エネすると、地球にやさしいだけでなく自分のサイフにもやさしい。
(初期投資は少し高いけど)
もっと個人のレベルに落とした、楽しい省エネが必要なんじゃないでしょうか。
例えば、自分の省エネが数字でわかれば励みになるし、
それがもしもサイフにやさしくて、いつか戻ってくるとしたら、こりゃがんばるかも。
省エネを何かで計ることが出来て、ポイントとか現金になったら嬉しいよね。
そこの仕組みを考える必要があるけど、ポイントや現金は、企業が出すわけです。
もしそうなれば、もらえないかもしれない年金を収める意欲より、
同じ金額省エネしちゃう意欲の方があるね。
今のデポジット制とかリサイクルより、もっともっと魅力的な何かないだろうか。
地球のために…ってやるよりも、
これやったら今月はいくらたまるぞって思ってやる方が、
おろかわいい人間は絶対にやるよ…って思うのは私だけ?
今週もアクセス、ありがとうございました。1週間が経つのって早いですね。
では、また来週。