今朝の、朝日新聞の科学面に載っていた記事です。
話題の主は、
アメリカは、ロードアイランド州プロビデンスにある
養護リハビリセンターで飼われている
2歳の雄猫オスカー君。
ブラウン大のデビッド・ドーザ准教授が
米医学誌のコラムで取り上げたことで、
世界中で報じられました。
オスカーは病院の3階をすみかにしており、
入院患者がいる病室を自由に出入りして暮らしている。
日によっては突然、患者のベッドの上に上がり込み、
鼻やのどを鳴らした後、そのまま丸くなって居着いてしまうことがある。
するとその患者は必ず数時間後に亡くなるという。
オスカーはこの方法で、これまで25人以上の患者の最期を「予言」。
地元のホスピス団体から表彰され、記念碑もあるという。(朝日新聞)
オスカーは天使か?死神か?などといった論争も呼んでいるということです。
ドーザ准教授は、
「予言のおかげで、最期に立ち会える家族も多い。
オスカーはあたたかく見守られています」としている。(朝日新聞)
あーそーかー、
ここは養護リハビリセンターだから、患者さんたちは家族と離れているんだもんね。
オスカーが教えてくれなかったら、
運が悪ければ人知れず死んじゃうとか、
医者と看護婦だけに看取られて、死ぬことだってあるだろうね。
ワシはまだまだ元気じゃ、というおじいちゃんがいたとして、
ある日、部屋にオスカーが静かにやってきて、
大あくびをした後にベッドに上がり込んで寝てしまったら…
そのおじいちゃんにとっては、オスカーは死神だけど…ね。
だけど、もう意識がうつろになった
おじいちゃんやおばあちゃんの、ベッドに上がり込んで、
いっしょにまどろんでくれるオスカーは、
夢の中で、その人の最期の話し相手になっているのかもしれない。
そうしたらオスカーは天使だよ。
「死期を予言するのではなく、病院スタッフの動きの違いを見分けているのでは」とか
「猫にはまだ知られていない第六感のようなものがあるのでは」
といったコメントも専門家から寄せられてる。(朝日新聞)
オスカー君、
新聞の君の写真を見ると
(著作権の関係で写真は載せられませんが)、
私にはその辺の猫君と変わらないのですが、
君の目は心なしか遠くを見つめているように見えます。